
藤野 博 (フジノ ヒロシ)
教職大学院(大学院教育学研究科) 教育実践創成講座 | 教授 |
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その他の所属
所属学協会
教育・研究活動状況
教育・研究活動状況
自閉スペクトラム症の子どもの認知・言語・コミュニケーションスタイルと選好性
自閉スペクトラム症の児童・青年の余暇活動を通じたコミュニケーション支援
研究テーマ
研究活動情報
書籍等出版物
- これからの国語教育はどうあるべきか
2024年03月03日, 藤野 博, 東洋館出版社, 978-4-491-05383-7 - これからの特別支援教育はどうあるべきか
2023年12月27日, 藤野 博, 東洋館出版社, 978-4-491-05388-2 - 自閉症のある子どもへの言語・コミュニケーションの指導と支援
2023年06月09日, 明治図書 - 図解 言語聴覚療法技術ガイド 第2版
2022年11月07日, 深浦順一(編集主幹), Ⅱ 言語発達障害 1.言語発達障害の流れ 7)言語・コミュニケーション支援での主な技法 (6)ソーシャルスキル・トレーニング, 文光堂, 978-4-8306-4701-7, 言語聴覚療法における言語発達障害児者を対象としたソーシャルスキル・トレーニングの考え方と技法を概説した。 - 現代の臨床心理学2 臨床心理アセスメント
2022年09月27日, 松田 修・滝沢 龍(編), 第Ⅱ部 問題別のアセスメント 第3章 対人関係問題, 東京大学出版会, 978-4-13-015172-6, 対人関係の心理アセスメントに関して、発達障害と関連するものについて解説した。 - うまくいかなくてもへこたれない 子どもの「立ち直り力」が身につく本
2022年04月28日, PHP研究所, 978-4-569-85202-7, レジリエンス、すなわち困難な状況から立ち直る力を子どもが身につけ高めるために親が家庭でできる方法について具体的に解説・紹介した。レジリエンスの考え方について研究の知見に基づいて解説し、立ち直り力を育てる家庭の習慣、親の役割やサポートの仕方、周囲の人への上手な援助の求め方を教える方法などについて説明・紹介した。 - 言語コミュニケーションの多様性
2022年03月24日, 窪薗晴夫・朝日祥之(編), 自閉スペクトラム症の言語コミュニケーション, くろしお出版, 978-4-87424-894-2, 自閉スペクトラム症に焦点を当て、言語コミュニケーションの問題について主に語用論的な側面から概観し、認知特性との関連について検討した。 - 特別支援教育のための障害理解:未来に開かれた教育へ
2022年02月28日, 小林 玄、澤 隆史、奥住 秀之、濵田 豊彦、村山 拓、大鹿 綾、加瀬 進、大伴 潔、小林 巌、藤野 博, 自閉スペクトラム症(ASD),注意欠如・多動症(ADHD), 金子書房, 978-4-7608-2853-1, 教員免許状取得のための必修科目と教職課程コアカリキュラムを反映した基本的事項を中心とした内容が記述されている。その中で、自閉スぺクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)について解説した。 - これで書ける! サクサク作文サポート
2021年12月20日, 阿部利彦(監修), 第1章 作文を書くことのつまずきとその背景, 東洋館出版社, 978-4-491-03940-4, 作文が苦手な子どもの理論的背景と適切な指導方法を解説した。 - 小学校教育用語辞典
2021年05月01日, 細谷萌子・柏木智子(編集代表), 言語障害,言語障害教育, ミネルヴァ書房, 978-4-623-09079-2, 小学校教育に関わる項目を分野別に分け、内容に即して体系的に配列した辞典で、言語障害、および言語障害教育に関して解説した。 - 標準言語聴覚学 言語発達障害 第3版
2021年03月01日, 大伴潔・原惠子・石坂郁代・稲垣真澄・深浦順一・畔上恭彦・熊田広樹・田中裕美子・春原則子・下嶋哲也・藤野博・石川亜紀・水戸陽子・高見葉津・虫明千恵子・藤吉昭江・久保山茂樹・重森知奈・森脇愛子・平林ルミ・松井智子・井﨑基博, 第4章 指導と支援 6 自閉症スペクトラム障害, 医学書院(東京), 978-4-260-04342-7, 自閉症スペクトラム障害における言語発達障害の特徴、アセスメント、指導・支援法について解説した。 - 現代心理学辞典
2021年02月, 子安増生・丹野義彦・箱田裕司(監修), AAC,音韻意識,吃音,言語発達遅滞,心の理論の障害,コミュニケーション症,語用性言語障害,セントラルコヒーレンス,ソーシャルスキル・トレーニング,聴覚障害,聴覚情報処理障害,特異的言語発達障害, 有斐閣(東京), 978-4-641-00266-1, 心理学辞典の言語障害、聴覚障害、コミュニケーション障害に関する項目を執筆した。 - 話す・聞く・つながる コミュニケーション上手になろう! ①~⓸(全4巻)
2021年01月, 藤野 博, 旬報社(東京), コミュニケーションの概念、様相、文化差、ICTの活用、スキルアップの方法、などについて子ども(小学校高学年以上)向けに解説した。 - 家庭と保育園・幼稚園で知っておきたい 吃音・チック・トゥレット症候群
2020年09月, 藤野 博, ミネルヴァ書房(京都), 978-4-623-08892-8, 吃音・チック・トゥレット症候群について保護者、保育士、幼稚園教員向けに解説した。 - 公認心理師カリキュラム準拠 発達心理学
2020年07月, 田中康雄・岸本健・福島朋子・藤野博・中石康江・小野里美帆・川崎聡大・田爪宏二・小島康生・坂上裕子・眞榮城和美・佐久間路子・坂本清美・久津木文・仲真紀子・大島真里子・伊藤美咲, 5章 認知の発達, 医歯薬出版(東京), 978-4-263-26621-2, 人の認知の発達について発達心理学の知見を概説した。 - 教師のための教育学シリーズ⑤ 教育心理学
2020年03月, 糸井尚子,利根川明子,柏﨑秀子,林 創,近藤龍彰,中野貴博,坂本美紀,伊藤貴昭,仲真紀子,上淵 寿,篠ヶ谷 圭太,富田 英司,藤野 博,奥野 誠一, 発達の個人差と教育, 学文社(東京), 978-4-7620-2615-7, 心身の発達と学習に焦点を当て、人間理解、子ども理解への第一歩としての教育心理学を概説したテキストである。コアカリキュラムに準拠して編纂されている。そのうち、発達障害のある児童生徒に対する教育について解説した。 - ちょっとふしぎ 吃音・チック・トゥレット症候群のおともだち
2019年06月, 藤野 博, ミネルヴァ書房(京都), 978-4-623-08510-1, 吃音・チック・トゥレット症候群の子どもたちの理解と支援の方法について、主に小学生向けに解説を行った。 - 介護福祉士養成講座5 コミュニケーション技術
2019年03月, 飯干紀代子,井上善行,菅野敦,小池敏英,田村綾子,津田理恵子,中知華穂,野村晴美,藤野 博,山谷里希子, 発達障害のある人への支援, 中央法規(東京), 978-4-8058-5765-6, 介護福祉士に必要なコミュニケーション技術について、発達障害者の支援に関して概説した。 - 公認心理師技法ガイド:臨床の場で役立つ実践のすべて
2019年03月, 伊藤絵美,黒田美保,鈴木伸一,松田修(編), ソーシャルストーリーとコミック会話, 文光堂(東京), 978-4-8306-3626-4, 公認心理師に解決を求められている心理学的問題について、その解決に有効な専門技能を網羅したガイドブックである。臨床で有効性が実証されている技法が体系的に解説されている。それらの技法の中で、主に自閉スペクトラムの人に適用される「ソーシャルストーリー」と「コミック会話」と呼ばれる技法について解説した。 - ソーシャル・マジョリティ研究
2018年11月, 綾屋紗月,澤田唯人,藤野 博,古川 茂,坊農真弓,浦野 茂,浅田晃佑,荻上チキ,熊谷晋一郎, 第2章 発声と発話のしくみってどうなっているの?, 金子書房(東京), 発達障害の当事者たちが、社会的多数派のルールやコミュニケーションを研究したセミナー「ソーシャル・マジョリティ研究」の成果をまとめた。当事者が定型発達者の日常コミュニケーションや社会的常識について疑問を投げかけ、各分野の専門の研究者がそれに答える形で解説し、議論を深めている。 - 絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック
2018年08月, 藤野 博,綿貫愛子, 合同出版(東京), ヒトのコミュニケーションや会話の仕組みについて、心理学や言語学の研究の知見に基づき、子ども向けにわかりやすく解説した。9歳から10歳以上の子どもを読者として想定している。自閉スペクトラム症の子どもたちが、人間のコミュニケーションの不思議さについて興味をもち、自ら学ぶことをねらいとしている。 - 自閉スペクトラム バディ・システムスタートブック-仲間づくりとコミュニケーションの支援
2018年05月, 藤野 博,森脇愛子,生駒花音, 学苑社(東京), 支援者と子どものマンツーマンではなく、集団形式でもない、特定の「相棒」と一緒に活動することを基本とする「バディ・システム」という、自閉スペクトラム症の子どもに対する新たな社会的コミュニケーションの支援法を提案し、その具体的な実施方法を解説した。 - コミュニケーション発達の理論と支援
2018年04月, 藤野 博,小林春美,長崎 勤,松井智子,小山 正,大伴 潔,高橋 登,本郷一夫,李 熙馥,米田英嗣,高嶋由布子, 金子書房(東京), コミュニケーション発達の基礎理論と、理論に基づくコミュニケーションやことばの障害のある子どもたちへの具体的な支援方法論について解説し、さらにコミュニケーション発達とその障害に関する先端的な研究を紹介した。 - 自閉スペクトラムの発達科学
2018年03月, 藤野 博,神尾陽子,本田秀夫,千住 淳,別府 哲,金生由紀子,堀越隆伸,土屋賢治,東條吉邦,菊池由葵子,内藤美加,明地洋典,大井 学,浅田晃佑,三浦優生,米田英嗣,黒田美保,萩原 拓,尾崎康子,日戸由刈,加藤浩平,石川信一,棟居俊夫,高橋和子,落合みどり, 新曜社(東京), 自閉症の概念は大きく変わりつつあり、医学的な症状としてだけでなく神経発達の多様性の問題として考える視点が注目されている。しかし「自閉症」から発達の多様性と連続性を表す「自閉スペクトラム症」に名称が変わったものの、国際的な研究動向をみても、その観点からの検討は緒についたばかりである。これまで治療や行動修正の対象になる病理現象として捉えられてきた自閉症を、発達の多様性の具体的な現れという視点で捉え直し、心理学、医学、支援者、当事者など多様な立場から、基礎研究と臨床研究、また萌芽的な研究や試みも含め最先端の知見を展望し、新たな方向性を探求する。 - 発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本
2017年11月, 藤野 博, 講談社(東京), 発達障害の子どもは、ほかの多くの子どもとは異なるユニークなコミュニケーション・スタイルをもっており、それが会話のすれ違いにつながり、悩みのもとにもなっている。発達障害の子どもに必要な「会話力」は、子どもの個性的な話し方や聞き方をベースにして日常生活に必要な会話をおこなう力である。本書は、発達科学の知見に基づき、会話を支える力について解説し、発達障害の子どもが楽しみながら会話力を伸ばしていくために役立つさまざまな支援法を紹介した。 - 特別支援教育の到達点と可能性 2001~2016年:学術研究からの論考
2017年09月, 柘植雅義,京林由季子,阿部利彦,大塚玲,小田浩伸,田中真理,石橋由紀子,梅永雄二,小野次朗,黒田美保,島治伸,佐藤克敏,若林上総,松下浩之,小貫悟,近藤武夫,藤野博,関戸英紀,宇野宏幸,鎌塚優子,二宮信一,大石幸二,神山努,柘植雅義,熊谷恵子,岡崎慎治,渡部匡隆,伊藤由美,松村暢隆,小野昌彦,宮本昌子,菅野和恵,滝川国芳,一木薫,小林秀之,佐藤正幸,土谷良巳,大塚晃,高木一江,澤江幸則,鈴木健嗣,吉利宗久,荒川智,米田宏樹,中尾繁樹,西牧謙吾,辻井正次,松村暢隆,小倉正義,河合康,植木田潤,竹林地毅,櫻井康博,小林玄,中田正敏,三浦光哉,緒方明子,日野久美子,西村優紀美,柳澤亜希子,井上雅彦,齊藤由美子,落合俊郎,横尾俊,棟方哲弥,是永かな子,子安増生,緒方明子,園山繁樹,安藤隆男,宮本信也,井上美和,東條裕志,高山恵子,市川宏伸,田中正博,瀧田美紀子,豊岡裕子,戸ヶ﨑 勤,泉房穂,瀧本 寛,納富恵子,野口和人, 社会性とコミュニケーションの支援:自閉スペクトラム症の児童生徒の問題を中心に, 金剛出版(東京), 2001~2016年の15年間における特別支援教育の到達点と課題について論じている。この期間に発表された学術研究等の根拠を示しながら論が展開されている。第1章は「到達点」、第2章は「課題」、第3章は「可能性」で、今後必要になると考えられる研究テーマについても、研究者、保護者、教育関係者、教育行政関係者から提案された。本書の中で、自閉スペクトラム症の児童生徒を中心とする社会性とコミュニケーションの支援の問題について論じた。 - 基礎からわかる言語障害児教育
2017年08月, 谷 俊治,藤野 博,大伴 潔,山下 夕香里,伊藤 友彦,小林 宏明,濵田 豊彦,澤 隆史,小池 敏英,野本 茂夫,石川 清明,羽田 紘一,牧野 泰美,淺利 昇,綾部 泰雄,櫻井 正二郎, 第2章 言語発達遅滞とその理解, 学苑社(東京), 言語障害・難聴通級指導教室の教員に向け、言語障害児教育の歴史、各種障害(言語発達遅滞、構音障害、吃音、聴覚障害、ディスレクシア)の理解、アセスメントと指導の方法、教室経営の仕方、教員の研修など、通級指導の対象となる言語障害児の教育について概説した。本書の中で、ことばの発達の遅れを生じる様々な問題、発達の特徴、指導・支援の方法について解説した。 - 発達障害事典
2016年10月, 日本LD学会(編), アンガーマネジメント, 丸善出版, アンガーマネジメントの概念について、怒りとその対処に関する理論、発達障害とアンガーマネジメント、自尊感情と怒りの予防などの観点から解説した。 - 発達障害のある子の社会性とコミュニケーションの支援
2016年08月, 藤野 博,日戸由刈,阿部利彦,坂井 聡,田中真理,野口和人,高森 明,熊谷晋一郎,大井 学,稲田尚子,森村美和子,加藤浩平, 第1章 社会性とコミュニケーションの支援-多様性の包摂に向けて, 金子書房, 発達障害のある子への社会性とコミュニケーションの支援について、家庭や通常学級で行う支援、ICTを活用した支援、自己理解の支援、余暇活動の支援、当事者の視点からの支援、生活のステージごとの支援など、さまざまな観点から解説した。 - 言語聴覚士のための言語発達障害学 第2版
2016年03月, 大石敬子,栗原まな,中島悠紀,原由紀,鈴木恵太,小杉裕子,樫村由子,青木さつき,田中裕美子,原惠子,小坂美鶴,藤野博,水戸陽子,高見葉津,藤原加奈江,中川信子,小野学, ソーシャルスキル・トレーニング, 医歯薬出版(東京), ソーシャルスキル・トレーニングの目標と方法、発達障害児に対する適用の仕方と留意点などについて概説した。 - 「心の理論」から学ぶ発達の基礎 教育・保育・自閉症理解への道
2016年03月, 子安増生,加藤義信,郷式徹,嶋田総太郎,東山薫,千住淳,木下孝司,林創,溝川藍,赤木和重,小川絢子,S・レッチェ,F・ビアンコ,内藤美加,若林明雄,別府哲,熊谷高幸,藤野博,米田英嗣, 自閉症児への心の読み取り指導, ミネルヴァ書房(京都), 自閉症児に対する心の読み取り指導に関するこれまでの研究知見についてレビューし、著者による実践事例を紹介し、現状と今後の課題について論じた。 - 医学診断/福祉サービス/特別支援教育/就労支援 福祉・労働制度・脳科学的アプローチ
2016年01月, 日本発達障害学会(監修), 発達障害と心の理論, 福村出版(東京), 発達障害と心の理論の問題について、今日の知見に関する解説、支援法に関する取り組み、問題点と今後の課題について述べた。 - 社会的ライフスキルを育む ソーシャルスクリプトによる発達支援
2015年11月, 大槻美智子,冠木真実,亀田良一,川上賢祐,佐竹真次,白井理絵,関戸英紀,長崎勤,中村晋,藤野博,森澤亮介,松田信夫,宮崎眞,吉井勘人,若井広太郎, ソーシャルナラティブとスクリプト, 川島書店(東京), ソーシャルストーリーに代表されるソーシャルナラティブが社会的認知の発達支援としてどのような特徴はあるかについて述べ、スクリプトによる支援との関係について論じた。 - 発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本
2015年06月, 藤野 博,日戸由刈, 講談社(東京), レジリエンスの概念、および発達障害児における社会性の発達の問題とレジリエンスの育て方について、保護者を主な読者として想定し、わかりやすく解説した。 - 発達障害のある子の自立に向けた支援
2015年03月, 萩原拓,内山登紀夫,鈴木勝昭,黒田美保,梅永雄二,吉澤純,小林真理子,片岡聡,綾屋紗月,田中裕一,辻井正二,安達潤,尾崎ミオ,水間宗幸,岡田則将,近藤幸男,中野育子,本田秀夫,川俣智路,藤野博,加藤浩平,川上ちひろ,浮貝明典,日戸由刈,大澤隆則,稲田尚子,齋藤真善,田倉さやか, 余暇活動における支援, 金子書房(東京), 発達障害のある子どもにとっての余暇活動の意義について、コミュニケーション/社会性の発達支援の立場から論じた。 - 最新 心理学事典
2013年12月, 藤永保(監修), 発達支援, 平凡社(東京), 「発達支援」に関し、その定義、障害の概念、障害の診断、発達のアセスメントと支援方法、発達支援の制度について概説した。 - 発達心理学事典
2013年05月, 日本発達心理学会(編), 自閉症スペクトラム障害の発達支援, 丸善出版(東京), 自閉症スペクトラム障害(ASD)の発達支援に関して、ASDの定義、認知特性、アセスメント、支援法について概説した。 - 社会性発達支援のユニバーサルデザイン
2013年03月, 大石幸二,加藤邦子,加藤弘通,金谷京子,亀田良一,佐竹真次,庄司一子,杉山千佳,高橋千枝,田澤 実,田中真理,田丸敏高,常田秀子,長崎 勤,仲野真史,中村 晋,西本絹子,萩原建次郎,原 智彦,藤野 博,水野敦之,三宅篤子,
森 正樹,吉田仰希, 第9章 自由と規律:学校文化の中での社会性発達の課題と支援(2)-SSTによる社会性支援, 金子書房(東京), 学校文化の中での社会性発達の課題と支援について、SSTという視点から概説した。とくに自閉症スペクトラム障害を中心とする発達障害児の暗黙のルールの理解の困難さとその支援の問題に焦点を当て、障害のある子どもとない子どもがより良く共生できるための学校環境の問題について検討した。 - 発達障害支援ハンドブック
2012年08月, 日本発達障害学会監修, 心の理論(ToM), 金子書房(東京), 「心の理論」の概念とアセスメントの方法、および支援方法について解説した。 - 教育心理学エチュード
2012年05月, 糸井尚子,仲本未央,深谷優子,渡辺千歳,関口貴裕,森田裕介,杵鞭広美, 松尾直博, 藤野博, 奥野誠一, 鎌倉利光, 出口保行, 藤本昌樹, 中山千秋, 松田修, 小泉智恵, 9章 ADHDと自閉症スペクトラム, 川島書店(東京), ADHDと自閉症スペクトラムについて、障害の特徴や心理学的な問題、および支援の考え方と方法について概説した。 - 特別支援教育における言語・コミュニケーション・読み書きに困難がある子どもの理解と支援
2011年08月, 大伴潔,大井学,江尻桂子,高橋登,川合紀宗,金森克浩,上野直子,宇賀神るり子,畔上恭彦,大井佳子,藤野博,田中早苗,橋爪ゆかり,石坂郁代,小林マヤ,西岡有香, 小グループのなかでのかかわりを育てる支援 , 学苑社(東京), 自閉症スペクトラム障害の子どもの小グループでの支援の方法について概説した。まず、一対一の会話をスムーズに進めるためのスキルを教授する方法について解説し、ついで、2人の子どもをペアにして集団でのゲームに参加することを支援する方法を紹介した。また、おやつのような自由場面で子どもたち同士の自発的な会話を促進するための場の設定の仕方について説明した。そして、他児との会話を通した関係の構築を支援した事例の紹介をした。 - 臨床発達心理学の基礎
2011年02月, 麻生武、無藤隆、子安増生、本郷一夫、東條吉邦、菅野敦、里村嘉弘、金生由紀子、尾崎康子、前川あさ美、岩立志津夫、伊藤英夫、木下孝司、松村京子、田丸敏高、高橋登、三隅輝見子、須田治、藤野博、飯野雄大、金谷京子、山本淳一、中澤潤、藤岡秀樹, 実習の進め方の実際, ミネルヴァ書房(京都), 臨床発達心理学における実習の進め方の実際について概説した。 - 学童期の支援 特別支援教育をふまえて
2011年02月, 長崎勤、大石幸二、亀田良一、竹谷志保子、鉾山智子、秋田喜代美、片山美香、中村晋、若井広太郎、田坂裕子、伊藤良子、藤野博、宮崎眞、内田賢子、渡辺実、森正樹、釣井ひとみ、佐島毅、澤隆史、大槻美智子、松本惠子, 自閉症スペクトラム障害児への「心の理論」の発達支援, ミネルヴァ書房(京都), 自閉症スペクトラム障害児における「心の理論」の問題とその発達支援の方法について概説した。 - 新・プリマーズ 発達心理学
2010年12月, 無藤隆、中坪史典、坂田陽子、片山美香、田爪宏二、滝口圭子、石野秀明、森野美央、越中康治、岸野麻衣、西山修、藤野博、福丸由佳, 発達の診断と発達障害の理解, ミネルヴァ書房(京都), 発達の診断と発達障害の理解について概説した。 - 生きたことばの力とコミュニケーションの回復
2010年04月, 秦野悦子,大伴潔,小山正,野村直子,長崎勤,大井学,井上道子,坂本清美,藤崎春代,瀬戸淳子,藤野博,進藤美津子,波多野和夫, 11章 補助・代替コミュニケーション(AAC), 金子書房(東京), 音声言語機能障害のある子どもへの補助・代替コミュニケーション(AAC)による支援の考え方と方法について解説した。 - 自閉症スペクトラム SSTスタートブック
2010年03月, 藤野博,伴光明,森脇愛子, 第1章 自閉症スペクトラム障がいとソーシャルスキル・トレーニング, 学苑社(東京), 自閉症スペクトラム障害のある子どもに対するソーシャルスキル・トレーニングの考え方と方法、チームでの支援の仕方について解説した。 - 「学び」の認知科学事典
2010年02月, 渡部信一,松下良平,今井康雄,辻本雅史,生田久美子,福島真人,浜田寿美男,麻生武,無藤隆,佐伯胖,内田伸子,藤野博,溝上慎一,内山祐平,楠見孝,中原淳,権藤恭之,山鳥重,池上高志,苧阪満里子,苧阪直行,辻幸夫,川合伸幸,鯨岡峻,高木光太郎,三嶋博之,丸山慎,松下佳代,三宅なほみ,大島律子,大島純,阪田真己子,小嶋秀樹,岡田美智男, 障害のある子どもの学び-自閉症スペクトラム障害を中心に, 大修館書店(東京), 自閉症スペクトラム障害を中心とした障害のある子どもの学びと学びの支援の問題について解説した。 - クラスで気になる子の支援 ズバッと解決ファイル
2009年10月, 阿部利彦,菅野純,原口英之,小貫悟,嶋田洋徳,大石幸二,今井正司,坂本條樹,加藤陽子,菊島勝也,川上康則,美和健太郎,藤野博,中村智成,黒川君江,角張憲正, 場の空気が読めない子, 金子書房(東京), 社会的な状況の認知に困難がある子どもの問題を、心の理論の障害という視点から解説し、支援法を紹介した。 - 標準言語聴覚学 失語症学
2009年03月, 藤田郁代,立石雅子,井原浩子,辰巳格,武田克彦,藤田郁代,種村純,紺野加奈江,安田菜穂,佐藤睦子,水田秀子,目黒祐子,三宅裕子,能登谷晶子,吉野眞理子,伏見貴夫,金子真人,新貝尚子,浮田弘美,森田秋子,鈴木匡子,亀井尚,藤林眞理子,吉畑博代,東川麻里,勝木準,三村將,立石雅子,奥平奈保子,中村光,高橋真知子,田上美年子,小薗真知子,半田理恵子,藤野博, 第9章 小児失語症, 医学書院(東京), 小児の失語症の症状、評価法、訓練・指導法などについて概説した。 - 発達障害基本用語事典
2008年08月, 日本発達障害学会監修, 社会性の発達とアセスメント, 金子書房(東京), 発達障害に関する基本的な用語を解説した事典。担当した箇所においては、社会性の発達とアセスメントについて解説している。 - 子どもの理解と支援のための発達アセスメント
2008年07月, 本郷一夫、秦野悦子、須田治、松村京子、藤野博、足立智昭、渡辺幸江、熊谷宏子、相澤雅文、佐藤幸子, 第5章 クラス集団のアセスメント, 有斐閣(東京), 子どもを理解し、支援するための発達アセスメントについて考え方と方法が解説されている。担当した章では、クラス集団のアセスメントについて、集団の特性をどう把握するかという視点と、クラスという集団の中での個の適応状態や参加の実態という視点から論じている。 - 障がいのある子との遊びサポートブック
2008年04月, 藤野博、奥田健次、藤本禮子、太田一貴、林琦慧, 第1章 遊びの中での発達支援、第6章 子どもの発達と遊び, 学苑社(東京), 発達に遅れのある子どものコミュニケーションやことばの力を、遊びの中で伸ばすための考え方や具体的な遊び方を紹介している。担当した第1章では、遊びの中でコミュニケーションとことばを育てる考え方と方法について概説し、第6章では、3歳頃までの子どもの認知・コミュニケーション・ことばの発達について解説し、本書で紹介している様々な支援方法の発達心理学的な根拠を示している。 - 改訂吃音
2008年03月, 都筑澄夫、坂田善政、藤野博、若葉陽子、堀彰人、塩見将志、土屋美智子、池田邦彦、宮本昌子, 第3章 指導・訓練法 Ⅱ.指導・訓練法の実際 1.ことばの教室での吃音への対応, 建帛社, ことばの教室(言語障害通級指導教室)での吃音の児童生徒への指導の実際について紹介し、吃音への支援のあり方について論述した。 - インクルージョン時代の障害理解と生涯発達支援
2007年10月, 相川賢樹、赤塚めぐみ、猪狩恵美子、井澤信三、石井麻衣、伊藤友彦、干暁輝、内野智之、太田昌孝、岡典子、小笠原恵、奥住秀之、加瀬進、金子陽子、河合隆平、川西邦子、菅野敦、菊地雅彦、杵鞭広美、工藤傑史、雲井未歓、栗山宣夫、小池敏英、國分充、小金井俊夫、小林巌、是永かな子、澤隆史、下川和洋、霜田浩信、勝二博亮、鈴木保己、千賀愛、成基香、高橋智、田上幸太、田口悦津子、根岸由香、野澤克哉、蓮香美園、濱田豊彦、林恵津子、原智彦、平井威、藤野博、別府悦子、松矢勝宏、三輪禎子、矢島卓郎、安永啓司、山口薫、山本正子、呂暁彤、渡邉健治、渡邉流理也, 第4章 言語障害の理解と生涯発達支援 コラム:ホーキング博士とコミュニケーション・エイド,第2節 保育・早期発達支援の視点から,第4節 移行支援・福祉の視点から, 日本文化科学社, コラム:コンピュータのコミュニケーション・エイドを活用し、音声言語障害を克服している理論物理学者を紹介しながら、コミュニケーション支援の新しい考え方について考察した。
第2節:言語障害児の保育と早期発達支援のシステムと具体的な支援法について論述した。
第4節:言語障害児の移行支援の現状と地域社会の中での支援のあり方について論述した。 - 教師の力で明日できる特別支援教育
2007年10月, 大石幸二、坂本條樹、白倉節子、岩間健一、岡部泉太郎、長谷川陽子、中嶋和子、佐々木仁子、山中徳子、美和健太郎、阿部利彦、藤野博、中村智成、今井正司, 第4章 学習支援員活用マニュアル/活動ガイド 1.大学の立場から, 明治図書, 地域で行われている特別支援教育において、学校や教育行政と大学との連携の具体的な例を挙げ、その意義について論じた。 - 軽度発達障害の教育 LD・ADHD・高機能PDD等への特別支援
2006年08月, 上野一彦、花熊曉、服部美佳子、海津亜希子、藤野博、小池敏英、東原文子、前川久男、肥後祥治、小貫悟、岡田智、宮本信也、牟田悦子, 6.「聞く・話す」に困難のある子どもの指導, 日本文化科学社 - 特別支援教育における臨床発達心理学的アプローチ
2006年03月, 本郷一夫・長崎勤・川間健之介・大六一志・関戸英紀・藤野博・園山繁樹・佐竹真次・伊藤秀夫・須田治・金谷京子・岡崎慎治・澤隆史・佐島毅・西永賢・細川徹・川住隆一・秦野悦子・竹谷志保子・菅原弘・亀田良一・鈴木美枝子・内田真弓・高橋和子・田中敬士・三宅篤子, 「心の理解」のアセスメントと支援, ミネルヴァ書房 - 専門家の学校支援
2005年12月, 五十嵐一枝、水野秀美、緒方明子、藤野博、伊藤英夫、海老島宏、小池敏英、坂爪一幸、井出籠栄理子、堀向玲子、山口幸一郎、加藤仁子、大田みおり、金子博、宇田川裕之、山口学人、濱里幸恵、中村大介、水野博子、二井康文、道林京子, 第4章 SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の実際と課題, ジアース教育新社 - コミュニケーション支援とバリアフリー
2005年06月, 三苫由起雄、斎藤宇開、佐久間栄一、斎藤久男、三室秀雄、岩井雄一、朝野浩、田澤由美子、森山剛、斎藤勝子、松本美代子、葛岡裕、小嶋康裕、永冨文久、八巻益恵、片桐睦、早瀬美奈、椰野敬夫、北島珠水、星川安之、加西龍平、坂井聡、渡邊倫、高畠佳江、中道正、堀井友紀、佐々木正美、中村文子、氏田照子、小林光、新井利明、伊藤英夫、小島哲也、藤野博、市川裕二、諏訪利明、皆川春雄、秋谷義一、奥山敬、坂田紀行、近藤由美子、天野晶子、有馬由紀子、伊藤孝義、井戸美恵子、斎藤和子、境博義、高倉芳文、田村信行、丹野哲也、日野原結、松貝邦子、三井菜摘、山田雄一、山藤由紀、渡辺裕介、青山均, 7章 コミュニケーションの教育と研究 AACの理念と課題-日常生活を豊かにするコミュニケーションを実現するためには-, ジアース教育新社 - 視覚・聴覚・言語障害児の医療・療育・教育
2005年04月, 内山倫人、鹿嶋浩、唐木剛、今野正良、鈴木重男、土橋圭子、塘まゆり、中瀬浩一、永渕正昭、濱田豊彦、福嶋正和、藤野博、船崎康弘、渡邊文章, 7章 現代のトピック 3 言語障害, 金芳堂 - 視覚・聴覚・言語障害児の医療・療育・教育
2005年04月, 内山倫人、鹿嶋浩、唐木剛、今野正良、鈴木重男、土橋圭子、塘まゆり、中瀬浩一、永渕正昭、濱田豊彦、福嶋正和、藤野博、船崎康弘、渡邊文章, 言語障害児の看護と援助, 金芳堂 - 21世紀テクノロジー社会の障害児教育
2004年04月, 渡部信一、太田容次、坂井聡、中野栄二、渡邉章、田中好國、小嶋秀樹、熊井正之、棟方哲弥、藤野博, トピック3 コンピュータとカウンセリング, 学苑社 - 自閉症児の育て方-笑顔で育つ子どもたち-
2004年02月, 渡部信一、古浦章子、玉村恵津子、荻野ます美、北村真紀、古浦修子、藤野博, 訓練的な子育てから<<丁寧な子育て>>へ, ミネルヴァ書房 - よくわかる失語症と高次脳機能障害
2003年04月, 福澤一吉、辰巳格、佐藤ひとみ、伊林克彦、大槻美佳、相馬芳明、紺野加奈江、遠藤邦彦、種村純、田中春美、渡辺真澄、筧一彦、伊藤友彦、藤野博、吉野眞理子、宇野彰、松田実、佐藤睦子、本多留実、吉畑博代、佐野洋子、竹中晋、椿原彰夫、金子真人、石坂郁代、新貝尚子、中西之信、立石雅子、田谷勝夫、古本英晴、村松太郎、小山善子、宮森孝史、能登谷晶子、中村淳、鎌倉矩子、水野雅文、種村留美、坂爪一幸、林克樹、進藤美津子、吉野文浩、梅田聡、山下光、吉益晴夫、平林一、水田秀子、丸山哲弘、三村將、中村光、森山泰、加藤元一郎、鹿島晴雄、浜田博文、穴水幸子、坂村雄、前島伸一郎, 象徴機能の障害, 永井書店 - LD児の漢字学習とその支援
2002年09月, 渡邉健治、上野一彦、小池敏英、石井麻衣、雲井未歓、奥住秀之、北島善夫、市原加奈子、水野薫、藤野博, コラム5 学習支援と「他者の意図理解」の促進, 北大路書房 - 気になる子どもの保育と育児
2001年04月, 村井憲男・村上由則・足立智昭 編著, 第8章 言葉に遅れのある子ども-言語発達遅滞, 福村出版 - 障害理解への招待
2000年12月, 鮫島宗弘 監修, 第8章 言語障害を理解する 3 福祉の視点から, 日本文化科学社 - bit別冊 身体性とコンピュータ
2000年08月, 岡田美智男・三嶋博之・佐々木正人 編, 第5部 コミュニケーションにおける身体 第4章 コンピュータはセラピストになれるか-ELIZAと感情移入をめぐる考察, 共立出版 - 言語聴覚療法シリーズ13 吃音
2000年06月, 都筑澄夫編著, 第3章 指導・訓練法 Ⅱ 指導・訓練法の実際 1 ことばの教室での吃音への対応, 建帛社
論文
- TRPG テーブルトーク・ロールプレイングゲーム
2024年11月22日, 藤野 博, 単著, 特別支援教育の実践情報, 明治図書, (MISC)総説・解説(商業誌) - 特異的言語発達障害および発達性言語障害児に対する文法指導法の現状
2024年02月29日, 共著, 東京学芸大学紀要 教職大学院, 75 - 自閉スペクトラム症における文章表現の問題とアセスメント・アプリケーションの開発
2024年02月29日, 藤野 博, 単著, 東京学芸大学紀要 教職大学院, 75, 研究論文(大学,研究機関紀要) - 英国における自閉スペクトラム症にかんする社会制度と当事者との関係性
2023年02月28日, 合崎京子・藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 74, 研究論文(大学,研究機関紀要), 本稿は,英国の自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder;以下,ASD)にかんする法制度や社会支援及び地域コミュニティと,その当事者との間の関係性について考察した。ASD当事者やその保護者へのインタビュー及び彼らの日常生活のエスノグラフィーを行ったところ,次のことが示唆された。まず,インタビューコメントからは,診断に至るまでの費用及び時間が当事者やその家族にとって大きな負担となっており,法律で目指されている診断の精緻化や,診断までのアクセスの公平化との間にはギャップが見られた。加えて家族も含め地域コミュニティや職場といった社会的コミュニティとのかかわりが希薄になる傾向も見てとれ,Autism Actなどの社会福祉にかんする法律が目指す指針と,当事者の現状や感情との間に芽生える関係には,かなりの乖離があることがうかがえた。しかし一方で,このような理想と現実の乖離が,ASD当事者やその保護者にとって自分たちなりの居場所やコミュニティを構築するモチヴェーションとなっている可能性も示唆された。 - 自閉スペクトラム症児における言語表現の選好性-丁寧さと詳細さの観点から-
2023年02月28日, 藤野 博・柴田康平・松井智子・東條吉邦・計野浩一郎, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 74, 研究論文(大学,研究機関紀要), 自閉スペクトラム症(ASD)の児童の言語表現の丁寧さの選好性と詳細さの選好性について定型発達(TD)の児童と比較し、認知特性および自閉特性との関係について検討した。小学2年生から6年生までのASD児11名、TD児11名が研究に参加した。生活年齢の平均値はASD群が10歳2か月、TD群が9歳1か月であった。絵画語い発達検査の語い年齢とレーヴン色彩マトリックス検査の得点に両群間の有意差はなかった。依頼場面で丁寧さの異なる4つの文から選択する課題と説明場面で詳細さの異なる4つの文から選択する課題をオンラインで実施した。自閉特性が強いほど丁寧な言語表現を選ぶ傾向がみられた。そして、丁寧さの調節においてASD児とTD児とでは心の理論が異なる関与の仕方をしていることが推察された。また、中枢性統合の課題において局所に注目しやすいASD児は詳細な言語表現を選ぶ傾向がみられた。これらの結果からASD児とTD児は言語表現に関して異なる選好性をもつことが示唆された。 - 自閉スペクトラム症児の会話における固有名詞の使用の特徴
2022年12月31日, 合崎京子・藤野 博・松井智子・東條吉邦・計野浩一郎, 共著, 聴覚言語障害, 日本聴覚言語障害学会, 51, 2, 研究論文(学術雑誌), 自閉スペクトラム症児(ASD児)は,対話者及び,対話者の発話及び彼らを取り巻くコンテクストに志向することが少なく,それがダイクシスの非定形的な理解に繋がっている可能性があることが先行研究で指摘されている。しかし,ASD児のダイクシス以外の名詞句の使用や理解についての調査は希少である。そこで本研究ではASD児の固有名詞の使用頻度とその前後の語彙使用に着目し,先行する発話との関連性を検討した。ASD児11名と定型発達児(TD児)9名,各約10分間の調査者との二者間オンライン会話について①固有名詞の使用頻度とその前後の語彙使用を検討した結果,TD児は固有名詞を使用した際に,言い換えを行うことによって対話者との共通理解を達成するための代償行為を行っていたが,ASD児にはそれがなかった。以上から,ASD児はTD児よりも,自分を中心としてやりとりを展開し,初対面の他者との知識の差異を解消するための手立ての実施に志向しないことが示唆された。 - Theory of mind and language development in Japanese children with hearing loss
2017年05月, Hiroshi Fujino, Kunihiro Fukushima, Akie Fujiyoshi, 共著, International Journal of Pediatric Otorhinolaryngology, 96, 研究論文(学術雑誌) - 特別支援教育における現職教員研修の内容に関する研究ー『アセスメント』研修参加者によるケースレポートの分析に基づく検討ー
2022年03月, 山口遼 橋本創一 福田弥咲 溝江唯 大伴潔 濵田豊彦 藤野博 澤隆史 奥住秀之 小林巌 小林玄 増田謙太郎 井上剛, 共著, 東京学芸大学教育実践研究, 第18集 - 特別支援教育に関する現職教員研修の効果的な在り方とは─ワークショップ研修による事例的検討 ─
2022年02月28日, 福田弥咲・大伴潔・橋本創一・山口遼・溝江唯・澤隆史・奥住秀之・藤野博・濵田豊彦・増田謙太郎・小林玄, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 73, 研究論文(大学,研究機関紀要), 本調査では開発的に,アセスメントのスキルや専門的指導技法の習得について,ワークショップ形式の研修を実施した。そしてその効果について明らかにすることと,効果的なワークショップ形式の研修の在り方について検討することを目的とした。その結果,話し合いの活性度や意見の多様さにグループ間のばらつきがみられ,ファシリテーターによる進行や時間管理等の必要性が示唆
された。また,多くの教師がワークショップ形式の研修について高い満足度を示し,継続的な実施を求めていることが分かった。 - 自閉スペクトラム症児における言語選好性および認知特性との関係:予備的研究
2022年02月28日, 藤野博・松井智子・東條吉邦・計野浩一郎, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 73, 研究論文(大学,研究機関紀要), ASD児の言葉の好みについて予備的な調査を行い認知特性との関係を検討した。ASD児のことばの好みは特に心の理論の発達に関係するが、中枢性統合の弱さや感覚特性とは関係しないことが示唆された。 - 自閉スペクトラム症児の知的水準の区分の安定性に関する幼児期後半から小学校期にかけての縦断的研究
2021年11月30日, 日戸由刈・玉井創太・原郁子・武部正明・藤野博, 共著, 発達障害研究, 日本発達障害学会, 43, 3, 研究論文(学術雑誌), 幼児期に療育センターを受診した自閉スペクトラム症(ASD)児の知的水準について、幼児期後半から小学校期にかけて縦断研究を行った。幼児期後半に境界知能と判定される事例のなかに、小学校期になると幼児期後半の判定や判断の内容が実態に合わなくなり、福祉サービスや教育形態の見直しが必要になる事例が一定数存在する実態が示唆された。 - Perception of native and non-native phonemic contrasts in children with autistic spectrum disorder: effects of speaker variability
2021年08月, Tomoko Matsui, Mariko Uchida, Hiroshi Fujino, Yoshikuni Tojo, Koichiro Hakarino, 共著, Clinical Linguistics & Phonetics, Taylor & Francis, 研究論文(学術雑誌), 10.1080/02699206.2021.1947385, The current study investigated speech perception in children with ASD by directly comparing discrimination accuracy of phonemic contrasts in the native and non-native languages. The effect of speaker variability on phoneme perception was also examined. We also explored the relation between language impairment and accuracy in phoneme discrimination in children with ASD. The results of the present study suggest that speech perception in children with ASD is not as attuned to their native language as in their TD peers. Our findings also indicate that language delay or impairment is related to difficulty in perception of native phonemes in children with ASD. - 成人期から支援を開始した知的発達に遅れのない自閉スペクトラム症者の就労後の適応行動-職業スキルと日常生活スキルの追跡調査-
2021年05月31日, 武部正明・日戸由刈・藤野博, 共著, 発達障害研究, 日本発達障害学会, 43, 1, 研究論文(学術雑誌), 成人期から支援を開始した知的発達に遅れのない自閉スペクトラム症者2事例の適応行動について企業就労後まで追跡調査した。成人期から支援を開始した場合、就労に加え、家事スキルや余暇活動支援等への支援が必要であることが推察された。 - 成人自閉スペクトラム症者の初対面会話における状況の把握-フレームの観点からの分析-
2021年02月, 合﨑京子,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 72, 研究論文(大学,研究機関紀要), 成人の自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)の人と複数の異なる対話者との初対面会話の冒頭部分を用い,ASD者を含む各会話参与者たちが相互行為に入る前にごく限られた情報のみでどのように会話の状況を捉えているか,会話事例について談話分析を行い,検討した。 - 自閉スペクトラム症児は全体よりも部分に着目しやすいか?-セントラル・コヒーレンスの発達に関する検討-
2021年02月, 須藤史晴・藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 72, 研究論文(大学,研究機関紀要), 自閉スペクトラム症(ASD)は全体よりも部分に着目しやすいという弱いセントラル・コヒーレンス仮説について実験的に検証し、その発達的な変化について定型発達児と比較して検討した。 - 自閉スペクトラム症における特別な興味-研究の動向と展望-
2021年02月, 藤野 博, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 72, 研究論文(大学,研究機関紀要), ASD児者の特別な興味に関する現在までの研究をレビューし、特別な興味が向けられる対象、ASDの認知特性との関係、学習や精神的健康への影響について考察した。 - 特別支援教育における教師の研修ニーズと専門性向上に関する調査研究-効果的・効率的な研修システムの検討-
2020年12月, 福田弥咲・橋本創一・山口遼・李受眞・大伴潔・澤隆史・濵田豊彦・奥住秀之・藤野博・増田謙太郎・中村大介・丹野哲也, 共著, 発達障害支援システム学研究, 日本発達障害支援システム学会, 19, 2, 研究論文(学術雑誌), 特別支援教育における教師の研修ニーズと専門性向上に関して質問紙調査を行い、効果的・効率的な研修システムについて検討した。 - 通級指導教室に通う発達に課題のある児童における明示的および潜在的な心の理論-ASD傾向との関連に焦点をあてて-
2020年11月, 野澤和恵・藤野 博, 共著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 58, 3, 研究論文(学術雑誌), 通級指導教室に通う発達に課題のある児童における明示的および潜在的な心の理論について、ASD傾向との関連に焦点をあてて特徴を分析した。 - 小学校通常学級における漢字書き困難と視覚認知能力との関連に関する検討-多画数効果に着目して-
2020年03月, 吉田有里・中知華穂・銘苅実土・高橋昇希・小池敏英・藤野博, 共著, 学校教育学研究論集, 東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科, 41, 研究論文(学術雑誌), 漢字書き困難の実態とその背景要因を明らかにし、これに基づいた支援方法について考察した。 - 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児の適応行動の実態と関与する要因の検討:日常生活スキルの問題を中心に
2020年03月, 武部正明・藤野 博・日戸由刈, 共著, 学校教育学研究論集, 東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科, 41, 研究論文(学術雑誌), 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児を対象として、日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度(VABS-Ⅱ)を用いて日常生活スキルの実態把握を行うとともに、生活年齢、IQとの関係、過去の支援歴の有無との関係、および学校への登校状況に関与する要因について検討を行った。 - 自閉スペクトラム症児の会話の特徴と話題との関連 : ア ニメ・漫画・ゲームを題材にした「趣味トーク」の実践
2019年02月28日, 加藤浩平,岩岡朋生,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 70, 1, 研究論文(大学,研究機関紀要), 「趣味トーク」(参加者が好きなアニメ,マンガ,ゲーム等について話す余暇活動の一種) を用いた自閉スペクトラム症(ASD)児の余暇活動における会話の促進と変化について検討した。「趣味トーク」の活動において参加児(ASD児)たちの相互 の会話が促進されるには,共通に関心のある趣味が題材であることが効果的なこと,「趣味トーク」がASD児 らの余暇活動となっていることなどが示唆された。 - ASD児者の仲間・友人関係に関するライフステージを通 じた臨床的検討 : 発達障害同士の集団への所属歴が社会的転帰に及ぼす影響
2019年02月28日, 日戸由刈,藤野 博,原 郁子,本田秀夫, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 70, 1, 研究論文(大学,研究機関紀要), 知的発達に遅れのない自閉スペクトラム症(ASD)の人たちの学齢期における友人関係や孤立の実態、 および余暇や就労との関係について、療育センターの幼児期から成人期までの診療カルテ情報に基づき、疫学的手法を用いて検討した。 - 自閉スペクトラム症の児童における読書の傾向と心の理論との関係
2019年02月28日, 藤野 博,山本祐誠,松井智子,東條吉邦,計野浩一郎, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 70, 1, 研究論文(大学,研究機関紀要), 自閉スペクトラム症(ASD)における読書の傾向について調査し,心の理論の関係について定型発達(TD)児と比較して検討した。心の理論課題の通過数と読んだことのあるフィクションの本の数はTD群の方がASD群より有意に多かった。また,ASD群において心の理論課題通過数と知っている本の数との間に有意な正の相関がみら
れた。読むまでには至らないものの知っているという状態は本への興味の芽生えと考えられる。ASD児において,心の理論の発達に伴ってフィクションの本への興味が生じる可能性が示唆された。 - 特別支援学校における「学び続ける教員」の在り方と学校経営・教員研修―知的障害特別支援学校に焦点を当てて―
2018年03月, 奥住秀之,小林 巌,村山 拓,澤 隆史,國分 充,濱田豊彦,藤野 博,小笠原恵,大伴 潔, 共著, 東京学芸大学教育実践研究支援センター紀要, 14, 研究論文(大学,研究機関紀要), 最初に「学び続ける教員」の実現に向けた「教育公務員特例法等の一部を改正する法律」の内容や,それに基づく公立の小学校等の校長および教員の任免権者の取り組みについて,特別支援教育との関連から整理した。続いて「学び続ける教員」を実現するために重要となる教員研修について近年の動向に着目し学校経営・校内体制のあり方を検討した。最後に知的障害特別支援学校における教員研修で必要なトピックスについての考察を行った。 - 特別支援学校の専門性を生かすための学校経営の在り方―聴覚特別支援学校の教員の役割と学校経営に関する現状と展望―
2018年03月, 澤 隆史,藤野 博,濱田豊彦,小笠原恵,奥住秀之,村山 拓,大伴 潔,小林 巌, 共著, 東京学芸大学教育実践研究支援センター紀要, 14, 研究論文(大学,研究機関紀要), センター的機能と通級による指導における課題を分析し、それらの課題に対応すべく聴覚特別支援学校の教員の役割と学校経営の在り方について考察した。 - 自閉スペクトラム症の児童の心の理論の発達に関する縦断的調査
2020年02月, 藤野 博, 松井智子, 東條吉邦,計野浩一郎, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 71, 研究論文(大学,研究機関紀要), 縦断的調査を行った学齢期のASD児における心の理論の発達的変化を報告した。小学1年生から6 年生までのASDの診断を受けた児童70名を対象とし,一次誤信念課題と二次誤信念課題の結果を集計し分析した。ロジスティック回帰分析の結果,小学5 年生においては語彙年齢から二次誤信念課題の通過が有意に予測できることが明らかとなった。しかし,言語力が一定レベル以上あっても通過しない児童もみられた。言語力は誤信念課題の通過を促進するひとつの要因ではあっても十分条件ではないことが推察された。 - 自閉スペクトラム児におけるプロソディ表出面についての評価
2019年12月, 三浦優生, 松井智子,藤野 博,東條吉邦,計野浩一郎,大井 学, 共著, 発達心理学研究, 日本発達心理学会, 30, 4, 音声を介したやりとりにおいて,声の高さ,速さ,大きさといったプロソディの要素は,意思伝達に不可欠な,様々な機能を果たしている。本研究では,社会的コミュニケーションの困難を特徴のひとつとする自閉スペクトラム症(ASD)の子どもが,日常場面においてプロソディを運用するにあたり,どのような面で特徴を見せるのか広く調査することを目的とした。方法として,学齢期のASDおよび定型発達の児童の親を対象に,子のプロソディ表出について問う質問紙を実施した。因子分析の結果,4つの因子が抽出され,最終的に23の質問項目が,声の自然さ,他者への配慮,声まね,発話態度の領域にまとめられた。分散分析の結果,全ての領域において群間の有意差が認められ,判別分析においては高い的中率を示した。また,児童の基本データとして取得した発達プロフィールのうち,特に自閉性やコミュニケーションに関する評定が,プロソディスキルとの相関が高いことが示された。日本国内において,ASD児に特異的な表出性プロソディの側面を,包括的にカバーした検査や支援ツールはまだ開発されていない。本尺度が,子どもの領域別の発達を評価し,より詳細な検査や支援へとつなげていくための,初期的アセスメントとしての機能を果たすことが期待される。 - 自閉症スペクトラム障害児者の日常生活スキルに関する研究動向と課題
2018年02月, 武部正明,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系 Ⅱ, 東京学芸大学, 69, 研究論文(大学,研究機関紀要), 知的遅れのない自閉症スペクトラム障害(ASD)児者の日常生活スキルに関する文献考察を行った。系統的レビューにより、フォーマル・アセスメントツールを用いた日常生活スキルの実態に関する18篇を選定した。18篇は、「幼児期から学齢期」が8篇、「学齢期から青年期」が6篇、「青年期から成人期」が4篇、の3つのライフステージに分類された。15篇は日常生活スキルに関する標準得点が平均よりも1標準偏差(SD)以上低いとする一方で、3篇は平均範囲内であるとしており、必ずしも統一見解には至っていないことが明らかとなった。 - テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)による自閉スペクトラム症(ASD)児の「利他的発話」の促進
2018年02月, 加藤浩平,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系 Ⅱ, 東京学芸大学, 69, 研究論文(大学,研究機関紀要), 第1研究(予備的研究)では、知的な遅れのない自閉症スペクトラム障害(HFASD)の中学生4名(男子2名,女子2名)を対象に,テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)を応用した小グループ活動を行った。その結果,最初のセッションよりも後半のセッションで発話数が増加した。第2研究では,23名のHFASD児を対象にTRPGを行い,第1研究と同じ方法でデータ分析を行った。その結果,最初のセッションよりも最終セッションで利他的発話が増加していた。以上より,TRPG活動への参加がHFASD児の利他的発話を促進することが示唆された。 - 臨床発達心理学による子どもの「見方・考え方」
2018年02月, 単著, 指導と評価, 日本教育評価研究会, 64, 2, (MISC)総説・解説(商業誌), 臨床発達心理学の観点から、通常の学級における発達障害のある児童に対する評価と支援の考え方と方法について概説した。 - 知的発達に遅れのないASD児者の友人関係にかんする追跡調査-地域療育センターを幼児期から成人前期まで利用した12事例の場合-
2017年11月, 日戸由刈,本田秀夫,原郁子,藤野博, 共著, LD研究, 日本LD学会, 26, 4, 知的遅れのない自閉症スペクトラム(ASD)の人たちの学齢期における仲間関係の実態、および余暇や就労との関係について、療育センターの幼児期から成人期までのカルテ情報に基づき疫学的手法を用いて検討した。発達障害の地域ケア・システムが整備された横浜市A区で一定期間に出生し、幼児期に療育センターでASDと診断された12例(男7、女5)を対象とした。このうち7例(58%)は高校期までに互いに誘い合って外出する仲間関係を形成し、ほとんどが成人期には就労していた。特別支援学校に進学した5例全員に仲間関係がみられたが、高等学校に進学した7例のうち仲間関係がみられたのは発達障害同士の余暇グループに小学校低学年期から所属していた2例のみであった。学校教育または余暇の場における発達障害同士の小集団への長期所属歴は、青年期以降の仲間関係および社会的転帰に良好な影響を及ぼす可能性が示唆された。 - 語用論の障害のアセスメントと指導・支援
2017年10月, 藤野博, 単著, 特別支援教育研究, 全日本特別支援教育研究連盟, 722, (MISC)総説・解説(商業誌), コミュニケーションの問題は様々なタイプの発達障害で生じる。精神医学の国際的な診断基準の最新版であるDSM‐5に沿って、言語症(特異的言語発達障害)、自閉スペクトラム症(ASD)、社会的(語用論的)コミュニケーション症に焦点(SCD)の症状を概説し、ASDとSCDにおける語用論の問題について論じた。そして、語用論を含む言語コミュニケーションのアセスメント法としてCCC-2を紹介し、支援にどうつなげるかについて説明した。 - 発達障害とレジリエンス
2017年09月, 藤野 博, 単著, 臨床心理学, 金剛出版, 17, 5, (MISC)総説・解説(商業誌), 精神的に立ち直る力を意味する「レジリエンス」の概念は多面的であり操作的に扱いにくい。レジリエンスに関与するとされる要因のうち、自尊感情、感情のコントロール(情動調整)、ソーシャルスキル、ソーシャルサポートについては発達障害児者に対する実践がこれまでに行われている。本論文では、それらの側面に焦点を当てた支援を行った事例を紹介しながら、発達障害児者におけるレジリエンスの問題と支援法について論じた。 - Quantitative Aspects of Communicative Impairment Ascertained in a Large National Survey of Japanese Children
2017年07月, Manabu Oi, Hiroshi Fujino, Naotake Tsukidate, Yoko Kamio, Yuko Yoshimura, Mitsuru Kikuchi, Chiaki Hasegawa, Keiko Gondou, Tomoko Matsui, 共著, Journal of Autism and Developmental Disorders, Springer, 47, 10, 研究論文(学術雑誌), 10.1007/s10803-017-3226-x, The Japanese version of the Children’s Communication Checklist-2 (CCC-2) was rated by caregivers in a large national population sample of 22,871 children aged 3–15 years. The General Communication Composite (GCC) of the CCC-2 exhibited a distribution with a singlefactor structure. The GCC distribution between autism spectrum disorders (ASD) and language impairment (LI) groups in the general population fit inside a bell curve with significant overlap with the general population, and a continuum was evident between groups. No evidence of a natural cutoff that would differentiate categorically affected from unaffected children was seen. The Social Interaction Deviance Composite (SIDC) supported the notion that ASD and LI are on the opposite endpoints of a SIDC continuum of communication impairment. - コミュニケーションで気になる子-生態学的アセスメントに基づく支援計画の作成
2017年03月, 藤野 博, 単著, アスペハート, 特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会, 15, 3, (MISC)総説・解説(商業誌), 発達障害児のコミュニケーションの問題に対する生態学的アセスメントの考え方と方法について事例をまじえて解説した。 - 自閉スペクトラム症児・者に対する情動の理解と調整の支援に関する研究動向-ICTの利用可能性に焦点を当てて-
2017年02月, 鈴木 潜,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 68, 研究論文(大学,研究機関紀要), 自閉スペクトラム症(ASD)児・者の情動理解と情動調整の支援について、ICT(Information and Communication Technology)の利用に焦点を当て、その知見を整理し,今後の課題を検討した。近年,ICTを利用した介入が試みられているが,その効果は限定的であった。そのような中、VE(Virtual Environments)のソフトウェアを利用した介入法において、日常生活への般化が期待された。しかし、ASD児・者へのVEを活用した介入研究の報告は少なく,VEを取り入れたソフトウェアの開発とその効果の検証が課題である。合理的配慮が求められている現在、支援の在り方は、訓練だけでなく、日常生活で利用する支援ツールの提供を含めた支援へと視点が変わってきている。今後、共生社会において、ASD児・者の生活の質の向上を目指した研究が行われていく必要がある。 - 自閉スペクトラム症の児童・青年における
会話の支援に関する研究動向
2017年02月, 加藤浩平,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 68, 研究論文(大学,研究機関紀要), 自閉スペクトラム症(ASD)の児童や青年における会話の支援に関する研究動向を展望し、今後の課題を検討した。ASD児者を対象にした会話支援の主な介入法は,声の大きさ,話の聞き方,話しかけ方,発話の交代などの会話スキルを標的とするSSTに基づいていた。SSTの研究の多くは一定の介入効果を報告しているが,会話の一般化や会話の維持の面での課題がある。一方で,自発性に基づいた余暇活動支援を用いたASD児者への支援がある。余暇活動はASD児者のQOLや社会参加,社会的相互作用への効果が報告されている。しかし,会話支援を標的とした研究はない。テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)は会話型のゲームである。先行研究では,TRPGを用いた小集団活動がASD児者の会話の促進に有効であることを報告している。未だTRPGを用いたASD児者の支援の研究の数が少ないことから,今後も引き続いて検討が必要であると考えられた。 - Characteristics of communication among Japanese children with autism spectrum disorder: A cluster
analysis using the Children’s Communication Checklist-2
2016年10月, Sanae Tanaka, Manabu Oi, Hiroshi Fujino, Mitsuru Kikuchi, Yuko Yoshimura, Yui Miura, Masatsugu Tsujii, Harue Ohoka, 共著, Clinical Linguistics & Phonetics, Taylor&Francis, 31, 3, 10.1080/02699206.2016.1238509, Some overlap has been suggested among the subtypes of autism spectrum disorder (ASD) in children. The Japanese version of the Children’s Communication Checklist-2 (CCC-2) is a useful measure for identifying profiles in relation to communication impairments in children with ASD. The aim of this study was to investigate whether the CCC-2 could identify subtypes in relation to communication impairments in Japanese children with ASD. The study participants were 113 children with ASD but without intellectual disabilities aged 3–12 years. Parents were given the Japanese version of the CCC-2 and asked to rate their children, who were then classified into two groups based on statistical analysis. Significant differences were found between clusters in mean CCC-2 subscales. These results suggest that one subtype was associated with low language competence and strong characteristics of autism, while the other was associated with relatively high language competence and milder characteristics of autism. - 友だち関係のつまづきと立ち直り-発達障害の子どもの問題を中心に
2016年05月, 藤野 博, 単著, 児童心理, 金子書房, 70, 8, 発達障害の子どもの問題を中心に友だち関係のつまづきと立ち直りについて事例の紹介をまじえ解説した。 - コミュニケーション障害のアセスメントと支援
2016年03月, 単著, 臨床心理学, 金剛出版, 16, 2, 発達障害とコミュニケーションの問題に関してDSM-5に依拠して概観し、とくに語用と会話の障害に焦点をあて、そのアセスメントと発達支援の方法について、最新の知見や実践例を展望した。 - 定型発達児とASD児における欺きと心の理論-自分のための嘘と他人のための嘘
2016年02月, 南島彩乃,藤野 博,松井智子,東條吉邦,計野浩一郎, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 67, 自分のための嘘および他人のための嘘と心の理論の発達の関係について、定型発達(TD)と自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを比較し検討した。その結果、TD児では欺き行動と心の理論は生活年齢とともに発達していくが、ASD児では他者利益の嘘は発達しにくいこと、TD児では嘘と心の理論は相互に関係しあって発達するが、ASD児ではそのような関係がみられないことが示唆された。 - 自閉スペクトラム症児における心の理論と語彙理解およびプランニングの関係
2016年02月, 藤野 博,神井享子,東條吉邦,計野浩一郎, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 67, 自閉スペクトラム症(ASD)の児童における心の理論と言語および実行機能の関係について定型発達(TD)の児童と比較し検討した。その結果、ASD児は、二次の誤信念理解のような高次のレベルの心の理論においては、言語力とともに実行機能が必要となることが示唆された。 - TRPGはASD児のQOLを高めるか?
2016年02月, 加藤浩平,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 67, ASDの診断を受けた児童を対象に、テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)を用いた余暇活動を行い、生活の質(QOL)の向上に対する効果を検討した。その結果、子どものQOL尺度において「身体的健康」「精神的健康」「友だち」の項目で顕著な得点の上昇がみられ、余暇活動としてのTRPGはASD児のQOLの向上に有効であることが示唆された。 - 発達障害のある子どものレジリエンスの支援
2016年02月, 単著, 健康教室, 東山書房, 783, 発達障害のある子どものレジリエンスの支援について、概説し、学校での取り組みにおけるポイントや養護教諭の役割について論じた。 - 発達障害のある子どものレジリエンスの支援を考える
2015年08月, 単著, 特別支援教育研究, 全日本特別支援教育研究連盟, 696, 発達障害のある子どもに対するレジリエンスの支援に関して、レジリエンスの獲得に関わる要因、情動調整スキルの獲得の方法、およびソーシャルサポートの重要性についてこれまでの研究知見をふまえて論じた。 - TRPGサークルに参加するASD大学生の語りの分析-余暇活動を通したコミュニケーション支援の観点から-
2015年02月, 加藤浩平,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 66, テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)を趣味として遊んでいる成人ASD者への面接調査から、TRPGを用いたASD者のコミュニケーション促進の仮説の検証と、仲間とのコミュニケーションが発展する場としてのTRPG活動の可能性について検討した。 - 自閉症スペクトラム障害における心の理論と実行機能の関係についての研究動向
2015年02月, 神井享子,藤野 博,小池敏英, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 66, 自閉症スペクトラム障害(ASD)について、心の理論と実行機能の関連を検討した先行研究の知見を整理し考察した。 - 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害児における心の理論と語彙理解力
2015年02月, 藤野 博,松井智子,東條吉邦,長内博雄, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 66, 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害(ASD)児における心の理論と語彙理解力の関係について定型発達(TD)児と比較し検討した。その結果、誤信念理解においてASD群はTD児よりも高い語彙理解力を必要とすることが明らかとなった。 - 他者の視点を理解するようになる道筋と社会的成熟
2015年01月, 藤野 博, 単著, 児童心理, 金子書房, 997, 心の理論、すなわち他者の視点の理解の発達の過程と、自閉症スペクトラム障害におけるその発達上の問題および支援の方法について概説した。 - 発達障害児の自然な状況における心の読み取り能力
2014年12月, 長谷川絵里,藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 65, 発達障害児の自然な状況における心の読み取り能力について検討した。参加児は小学3年から高校3年までの児童・生徒29名であった。参加児に対し、アニメーション版心の理論(ToM)課題および、テレビドラマのシーンを編集して作成した登場人物の心的状態を推測させる課題を実施した。その結果、ToM課題では全問通過者が8名であったのに対し、動画の心的状態理解課題の全問通過者はいなかった。また、ToM課題成績と心的状態理解課題成績に有意な相関がみられた。特に、ToM課題のうち二次誤信念課題の成績は動画での心的状態理解課題に対して有意な正の影響を与えていた。これらのことから、動画課題には二次誤信念課題よりもより高次な課題であること、二次の誤信念理解は自然な社会的場面における心の読み取りの前提になることが示唆された。 - 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害児に対する社会性の支援に関する研究動向
2013年, 藤野 博, 単著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 51, 1, 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害児への社会性の支援に関する研究動向を展望し、今後の課題を検討した。初期の研究での主な介入法は会話や他者との関わり方などコミュニケーションスキルを標的とするSSTに基づいていた。表情理解などの非言語的コミュニケーションや心の理論などの社会的認知の視点がそれに加わり、近年では抑うつや不安などの情動面の問題への認知行動論的なアプローチも導入されている。ほとんどの研究で効果が報告されているが、介入の標的や方法、研究デザインやアウトカム測度などが多様で、特定の介入法の効果に関して一般化できるだけの確実なエビデンスはない。介入プログラムのマニュアル化とコミュニティでの実践に基づくRCTによる効果検証は今後の課題であろう。その一方で、個人の生活史や社会的状況に密接に結びついた個別的な問題に対する形式的なスキル獲得を目指したアプローチの有効性と限界についても議論する必要がある。 - 発達障害における基礎研究と臨床への適用:自閉症スペクトラム障害と心の理論の視点から
2013年12月, 藤野 博, 単著, 発達心理学研究, 日本発達心理学会, 24, 4, The basic research on development of theory of mind (ToM) has influenced clinical research and practice in developmental disabilities, and studies of clinical cases have contributed to the progress of the basic research directed toward investigation of the developmental foundation of ToM. First, this paper reviews the influence of the concept of ToM related to metarepresentation processing, which might explain social and communication problems of Autism Spectrum Disorder (ASD) from a cognitive viewpoint on research in developmental disabilities, and raises the question about the applicable range of this concept. Second, ‘The Animated Version of ToM Test’ developed by Fujino is focused and its validity is suggested. On the basis of the data collected using this tool, the developmental trend in ToM in school-aged ASD children, the relationship between acquisition of ToM and language ability, effectiveness and limitation of the two types of approaches in developmental support for ToM and the problem of ToM acquisition and mental health are discussed. Finally, the concept of ToM is critically argued from the standpoint of person with ASD. - 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害児に対する社会性の支援に関する研究動向
2013年05月, 藤野 博, 単著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 51, 1, 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害児への社会性の支援に関する研究動向を展望し、今後の課題を検討した。初期の研究での主な介入法は会話や他者との関わり方などコミュニケーションスキルを標的とするSSTに基づいていた。表情理解などの非言語的コミュニケーションや心の理論などの社会的認知の視点がそれに加わり、近年では抑うつや不安などの情動面の問題への認知行動論的なアプローチも導入されている。ほとんどの研究で効果が報告されているが、介入の標的や方法、研究デザインやアウトカム測度などが多様で、特定の介入法の効果に関して一般化できるだけの確実なエビデンスはない。介入プログラムのマニュアル化とコミュニティでの実践に基づくRCTによる効果検証は今後の課題であろう。その一方で、個人の生活史や社会的状況に密接に結びついた個別的な問題に対する形式的なスキル獲得を目指したアプローチの有効性と限界についても議論する必要がある。 - 教育現場における特別支援教育巡回相談の効果的活用に関する検討-教師の意識と行動にかかわる質問紙を通じた調査-
2012年07月, 森 正樹,藤野 博,大伴 潔, 共著, 臨床発達心理実践研究, 日本臨床発達心理士会, 7, 特別支援教育における教師の意識・行動に着目し、学校コンサルテーションのニーズについて質問紙を用いて検討した。その結果、実効性のある特別支援の実現のためには、教育現場において、連携の機会が課題や実践の言語化に結びつく必要があることが示唆された。 - 心の理論の発達とアセスメント
2012年06月, 藤野 博, 単著, 児童青年精神医学とその近接領域, 日本児童青年精神医学会, 53, 3, 心の理論の発達と障害、アセスメント法について、その研究の歴史と最近の動向について概説し、臨床への適用例を紹介した。 - 高機能自閉症スペクトラム児の小集団におけるコミュニケーション支援:テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)の有効性について
2012年04月, 加藤浩平,藤野 博,糸井岳史,米田衆介, 共著, コミュニケーション障害学, 日本コミュニケーション障害学会, 29, 1, 高機能自閉症スペクトラム障害(HFASD)の中学生4名を対象に、テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)を応用した小グループ活動を行った結果、参加児同士の自発的な相互交渉が増加し、TRPGが社会性やコミュニケーションのHFASD児のコミュニケーション支援に有効であることが示唆された。 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論と実行機能の関連について-プランニングを中心とした分析-
2012年03月, 神井享子,藤野 博,小池敏英, 共著, 学校教育学研究論集, 東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科, 25, 自閉症スペクトラム障害(ASD)児における心の理論と実行機能の関連について、プランニングを中心とした分析を行い、ハノイの塔課題の成績を測度とするプランニングの能力が、ASD児における心の理論課題成績に影響することを明らかにした。 - 知的障害のある幼児の人間関係の発達を促す遊びの実践研究(2)-人形遊びを用いた鬼ごっこスキルの形成-
2012年02月, 亀田隼人,安永啓司,宮井清香,小家千津子,伊藤良子,藤野博,橋本創一, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 63, 人形遊びによって、知的障害のある幼児に鬼ごっこスキルが形成されるかどうかを検討した。指導場面では、大人が鬼ごっこの筋書きを人形劇で演じてみせた。指導の結果、自由遊び場面において、幼児6名全員が人形を用いて鬼ごっこができるようになった。また、ほとんどの幼児が人形を持たなくても幼児同市で鬼ごっこができるようになった。以上より、人形遊びは幼児の鬼ごっこスキルを形成し、そのことによって人間関係を促進する効果があることが示された。 - 知的障害のある幼児の人間関係の発達を促す遊びの実践研究(1)-人形遊びの教育的効果について-
2012年02月, 宮井清香,安永啓司,亀田隼人,小家千津子,伊藤良子,藤野博,橋本創一, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ , 東京学芸大学, 63, 知的障害のある幼児を対象に、人形を用いた遊びの授業を実践した。その結果、幼児は、人形を他者として見立てて遊んだり、人形の気持ちを代弁したり、自分自身が経験したことのある行為や遊びを人形遊びの中で再現した。さらに、未経験であった鬼ごっこやかくれんぼにも関心を示すようになり、幼児同士で関わって遊べるようになった。結果の分析により、人形遊びの教育的効果について、目的的効果と手段的効果の2つの側面から論じた。また、人形遊びの4タイプの関係を、見立て遊び系とふり遊び系の2次元の軸で捉えるという仮説を新たに提案した。 - 知的障害児への機会利用型指導法に基づくコミュニケーション支援-特別支援学校の日常生活場面において
2011年08月, 遠山秀雄,藤野博, 共著, 臨床発達心理実践研究, 日本臨床発達心理士会, 6, 知的障害児1名に対して、特別支援学校の日常生活場面において、機会利用型指導法に基づき自発的要求言語の獲得を目的とするコミュニケーション支援を行った。その結果、指導場面において対象児に自発的要求言語が生起されるようになった。また、要求充足者を変えた指導、対象物を変えた指導、指導場所を変えた指導においても要求言語が自発されるようになり、指導3か月後にも要求言語が自発され、知的障害特別支援学校の日常生活場面における機会利用型指導法に基づくコミュニケーション支援の有効性が示唆された。 - 自閉症スペクトラム障害における認知・言語・コミュニケーション発達研究の最前線-心の理論の視点からの展望
2011年08月, 藤野博, 単著, 臨床発達心理実践研究誌, 日本臨床発達心理士会, 6, 自閉症スペクトラム障害における認知、言語、コミュニケーション発達に関する今日の研究動向を心の理論の視点から展望した。近年、心の理論を捉える方法論としては社会的な文脈をもつコミュニケーション場面での対人認知や表情などの非言語的で感性的な側面の評価に関心が向けられている。また、心の理論課題の達成と言語力との関係に関する研究から構造が明確な場面であれば言語を活用した社会的問題の解決ができる可能性が示唆された。さらに、自閉症スペクトラム障害の人たちにユニークなナラティブと心の理論の生成に関する検討は今後の検討課題と考えられた。 - 特別支援学校(知的障害)教員のコミュニケーション指導に関する意識調査
2011年05月, 伴光明,藤野博, 共著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 49, 1, 特別支援学校(知的障害)の教員にコミュニケーション指導について質問紙法による意識調査を行った。その結果、特別支援学校教諭免許の有無、所属する学部、教育経験のある障害種などの差異が意識の違いに関係することが明らかになった。また「コミュニケーション指導のスキルと知識」「新しいコミュニケーション指導法への意欲・関心」「参加につながるコミュニケーション指導の目標」「コミュニケーション指導への組織的な取り組み」の4つの因子が抽出され、「組織的な取り組み」と「意欲・関心」が「スキルと知識」に、「スキルと知識」は「参加につながる目標」に影響していることが明らかとなった。 - Characteristics of empathy for friendship in children with high-functionung autism spectrum disorders
2011年03月, Aiko Moriwaki, Ryoko Ito, Hiroshi Fujino, 共著, The Japanese journal of special education, The Japanese Association of Special Education, 48, 6, The present study aimed to compare the characteristics of empathy as scaffolding for constructing friendships.It was suggested that a weakness in reactive empathy in children with autism spectrum disorders may be an important
factor in the difficulty that they have in constructing reciprocal relationships with friends. - 幼児期の人間関係の発達を促す遊びに関する実践研究-人形を用いた遊びに着目して-
2011年02月, 宮井清香、安永啓司、高野裕美、広野みゆき、伊藤良子、藤野博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅱ, 東京学芸大学, 62, 知的障害のある幼児を対象とし、人間関係の発達を促すことを目的とし、人形を用いた遊びによる指導を行い、その経過を報告し、考察した。 - 知的障害特別支援学校におけるAACの利用実態に関する調査研究
2010年09月, 藤野博、盧熹貞, 共著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 48, 3, 知的障害特別支援学校における補助代替コミュニケーション(AAC)の利用実態について調査した。東京都内の知的障害特別支援学校全81学部に質問紙を送付し、55名の教員から回答を得た。調査の結果に基づき、知的障害特別支援学校でのAAC利用の現状と課題について分析し考察した。 - 行動問題を示す重度重複障害児に対する積極的行動支援
2010年07月, 神井享子、藤野博, 共著, 臨床発達心理実践研究, 日本臨床発達心理士会, 5, 肢体不自由・視覚障害・知的障害を併せ有する重度重複障害の一事例に対し,自傷行動の低減を目的として,担任教師が積極的行動支援(PBS)による支援を行い,その効果について検討した。 - 自閉症スペクトラム障害児の友人関係に対する自己認知について
2010年03月, 森脇愛子,藤野博, 共著, 学校教育学研究論集, 東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科, 21, 自閉症スペクトラム障害児の友人関係に対する自己認知について、友人関係の質に関する質問紙FQSを用い、定型発達児と比較して検討した。 - AACと音声言語表出の促進-PECS(絵カード交換式コミュニケーション・システム)を中心として-
2009年09月, 藤野博, 単著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 47, 3, 絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS)のAAC(補助代替コミュニケーション)としての有効性と音声言語表出促進効果について最近の研究動向をまとめた。 - 自閉症スペクトラム障害児に対するソーシャルナラティブを用いた会話指導
2009年07月, 米山由希子・藤野博, 共著, 臨床発達心理実践研究誌, 日本臨床発達心理士会, 4, 自閉症スペクトラム障害の1事例に対し、ソーシャルナラティブを用いて会話スキルの向上を目指して行った指導の効果を検討した。 - アスペルガー障害児に対するソーシャル/コミュニケーション支援-生態学的視点に基づくクラスルームベースのアプローチ
2009年07月, 森脇愛子・藤野博, 共著, 臨床発達心理実践研究誌, 日本臨床発達心理士会, 4, 通常の学級に在籍するアスペルガー障害の1児童を対象とし、クラスルームをベースとした生態学的アプローチによるソーシャル/コミュニケーション面の支援の効果を検討した。 - PECS指導に伴う音声言語と非言語的コミュニケーション行動の変化
2009年07月, 若杉亜紀・藤野博, 共著, 特殊教育学研究, 日本特殊教育学会, 47, 2, 自閉症の1児童に対しPECS指導を行い、音声言語と非言語的コミュニケーション行動の変化について分析した。 - Characteristics of grammatical specific language impairment(G-SLI)in Japanese:A case study
2008年02月, Ito,T.,Fukuda,S.,Fukuda,S.E.,Otomo,K.,Fujino,H.,
Yamaguchi,Y., 共著, Proceedings from the 1st Nordic Conference of Clinical Linguistics, Nordic Conference of Clinical Linguistics - 軽度発達障害児の学級への適応-親へのインタビューの質的分析-
2007年02月, 渡部美緒、藤野博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 58 - PECSによる自閉症児の自発的な要求伝達行動の獲得と般化-養護学校における実践研究-
2007年02月, 福村岳代,藤野博, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 58 - 軽度発達障害児へのコミュニケーション支援-特別支援教育における言語聴覚士の役割
2006年12月, 藤野博, 単著, 言語聴覚研究, 日本言語聴覚士協会, 3, 3 - 特別支援教育の時代の障害学入門:軽度発達障害児の理解と支援
2006年09月, 藤野博, 単著, 英語教育, 大修館書店, 55, 7 - アセスメントと特別支援教育コーディネーターに関する実態調査(2004年度)報告
2006年08月, 鈴木美枝子、大六一志、藤野博、長崎勤、関戸英紀, 共著, 臨床発達心理実践研究誌, 日本臨床発達心理士会, 1 - 気になる行動に対するさまざまなアプローチ-社会的状況理解を支援する立場から
2006年08月, 藤野博, 単著, 特別支援教育研究, 全日本特別支援教育研究連盟, 588 - 通常の学級での気になる行動に対するアプローチ-社会的状況理解を支援する立場から
2006年07月, 藤野博, 単著, 特別支援教育研究, 全日本特別支援教育研究連盟, 587 - 根拠に基づく発達障害児のコミュニケーション支援
2006年03月, 藤野博, 単著, 言語聴覚研究, 日本言語聴覚士協会, 3, 1 - コミュニケーション障害のアセスメント
2005年09月, 藤野博, 単著, 言語, 大修館書店, 34, 9 - クラスの中でのコミュニケーション支援③-自閉症スペクトラムの子どもたちの事例-.
2005年06月, 藤野博, 単著, 発達の遅れと教育, 全日本特別支援教育研究連盟, 574 - クラスの中でのコミュニケーション支援②-高機能自閉症の一事例-.
2005年05月, 藤野博, 単著, 発達の遅れと教育, 全日本特別支援教育研究連盟, 573 - クラスの中でのコミュニケーション支援①-アスペルガー症候群の一事例-.
2005年04月, 藤野博, 単著, 発達の遅れと教育, 全日本特別支援教育研究連盟, 572 - 特別支援教育における教師研修・教師支援と教員養成に関する研究-通常学級に在籍する発達障害児の教育支援に求められる教員研修について-
2005年03月, 橋本創一、小池敏英、*藤野博、松尾直博、出口利定、太田昌孝、渡邉健治、上野一彦, 共著, 東京学芸大学紀要第1部門教育科学, 東京学芸大学, 56 - 青年期LD、ADHD、高機能自閉症児の休日活動支援
2005年03月, 奥住秀之・北島良夫・小池敏英・*藤野 博, 共著, 東京学芸大学紀要第1部門, 56 - 自閉症スペクトラム障害児に対するソーシャル・ストーリーの効果-事例研究の展望-.
2005年03月, 藤野博, 単著, 東京学芸大学紀要第1部門, 東京学芸大学, 56 - 自閉症スペクトラム障害の心理アセスメントにおける“心の理論”課題の意義
2004年, 藤野博, 単著, 東京学芸大学紀要 第1部門 教育科学, 55 - Preliminaly Study on Effects of Temperament Characteristics on Early Development of Stuttering Children
2003年, Yoko WAKABA,Megumi IIZAWA,Keiko GONDO,Sumiko INOUE, 共著, Theory, Research and Therapy in Fluency Disorders Proceedings of the Fourth World Congres on Fluency Disorders - 高機能広汎性発達障害児に対するソーシャル・ストーリーによる指導の効果
2003年, 藤野博,小倉美樹、中井良和, 共著, 東京学芸大学紀要 第1部門 教育科学, 54 - Current Situations and Problems of Software Counseling
2003年07月, Hiroshi Fujino, 単著, Proceedings 2003 IEEE International Symposium on Computational Intelligence in Robotics and Automation, IEEE - 言語発達障害児に対するVOCAの適用-コミュニケーション行動の拡大と発語の促進について-
2002年, 窪田隆徳,藤野博, 共著, 特殊教育学研究, 40, 1 - 図形シンボルによる要求伝達行動の獲得過程-知的障害の1事例に対する指導を通して-
2002年, 藤野博,井鍋朋子, 共著, 東京学芸大学紀要第1部門, 53 - 健常幼児における象徴遊びの発達-象徴遊びテストによる調査-
2002年, 藤野博, 単著, 音声言語医学, 43, 1 - 聴覚障害児における象徴遊び
2001年, 大島美絵,藤野博, 共著, 聴覚言語障害, 30, 2 - 言語発達障害児における象徴遊びと言語理解との関係について
2001年, 藤野博, 単著, 音声言語医学, 42, 2 - Symbolic Play Test の利用可能性に関する検討
2000年, 藤野博, 単著, 東京学芸大学紀要第1部門, 51 - 言語発達遅滞児における象微遊びと言語の発達的関係
1999年, 藤野博,種村純, 共著, 東京学芸大学紀要第1部門, 50 - 発達性言語障害における語理解の成立と前言語的行動の関連について
1997年, 藤野博,種村純, 共著, 川崎医療福祉学会誌, 7, 2 - 重度ブローカ失語の一例におけるジェスチャー能力・情報伝達能力・言語理解力の関係
1994年, 藤野博,森寿子,吉岡豊,瀬尾邦子, 共著, 川崎医療福祉学会誌, 4, 1 - 全失語患者のジェスチャー獲得の条件
1992年, 藤野博,森寿子, 共著, 川崎医療福祉学会誌, 2, 2 - 重度失語症者に対するジェスチャー訓練の適用-全失語の一例とブローカ失語の2例との比較検討-
1992年, 藤野博,森寿子,寺尾章, 共著, 川崎医療福祉学会誌, 2, 1 - Wernicke失語の一例における呼称障害と改善過程での錯語の役割
1991年, 藤野博,瀬尾邦子,濱田豊彦,吉岡豊,森寿子, 共著, 川崎医療福祉学会誌 - いわゆる「範疇的態度」の障害による健忘失語の一症例
1991年, 藤野博,岩倉稔子,渋谷直樹, 共著, 失語症研究, 11, 4 - 失行を伴った1重度失語症例のジェスチャー獲得過程
1990年, 藤野博,岩倉稔子,渋谷直樹, 共著, 聴能言語学研究, 7, 1 - self-generated cueとしてのジェスチャー-1失語症例の報告-
1990年, 藤野博、岩倉稔子、渋谷直樹, 共著, 音声言語医学, 31, 1
講演・口頭発表等
- 情緒障害通級指導教室を利用する小学生136名の日常生活行動とメンタルヘルスの関連性の検討
2024年03月07日, 日本発達心理学会 第35回大会 - 自閉スペクトラム症児における因果関係理解の特徴(2)
2024年03月07日, 日本発達心理学会 第35回大会 - 自閉スペクトラム症児における注意の切り替えと選択の特徴
2024年03月07日, 日本発達心理学会 第35回大会, ポスター発表 - ASD児における会話場面と言語表現の丁寧さの切り替えの関係
2024年03月07日, 日本発達心理学会 第35回大会 - 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児における適応行動-その6:小学生の適応行動に関する3年間の追跡調査:属性の経過を踏まえた検討-
2024年03月07日, 日本発達心理学会 第35回大会, ポスター発表 - ASD児における取り立て助詞に基づく語用論的推論
2024年03月06日, 日本発達心理学会 第35回大会, ポスター発表 - ASDのある児童・青年の特別な興味に寄り添うコミュニケーション支援-会話型ロールプレイングゲームの可能性
2023年11月15日, 第64回 日本児童青年精神医学会総会, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) - コロナ禍における特別支援学校教育実習の現状と課題-全国国立大学附属特別支援学校に対する質問紙調査より-
2023年08月25日, 日本特殊教育学会 第61回大会, ポスター発表 - ASD児における取り立て助詞ハの解釈とプロソディによる影響
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児における音韻弁別能力と感覚特性の関係
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - ASD児の会話における情報伝達様式の特徴:協調の原理の観点からの検討
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - ASD児は本当に全体より部分に注目しやすいのか?:視線の測定による検討
2023年03月04日, 日本発達学会第34回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症の児童における対人距離と関与する要因:自然な会話場面での自発的なスペーシング行動による検討
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症の児童における文章表現の特徴:自由回答形式と選択解答形式の比較
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児における因果関係理解の特徴(1)
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - 知的発達に遅れのない小学校高学年のASD児の仲間・友人関係:就学を特別支援学級在籍から開始した場合:保護者インタビューの結果から
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児における適応行動-その5:縦断的な実態調査による通常の学級在籍児と特別支援学級在籍児の比較-
2023年03月04日, 日本発達心理学会第34回大会, ポスター発表 - TRPGのゲームマスター経験はASD者のコミュニケーションにどんな影響を与えたか?-インタビューの質的分析
2022年05月29日, 第48回日本コミュニケーション障害学会学術講演会 - 児童における間接発話の解釈の発達:年齢、性差、心の理論スキルによる影響の検討
2022年03月07日, 日本発達心理学会第33回大会, ポスター発表 - ASD児の文章読解における視点取得について:授与動詞を用いた検討
2022年03月07日, 日本発達心理学会第33回大会, ポスター発表 - 学校教育現場におけるTRPGを通じたASD児の支援
2022年03月06日, 日本発達心理学会第33回大会, ポスター発表 - ASD児の名詞句の使用と対話者との共通理解の関係
2022年03月06日, 日本発達心理学会第33回大会, ポスター発表 - 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児における適応行動-その4:早期支援を受けている小学生の日常生活スキルと社会性・コミュニケーションとの関連-
2022年03月06日, 日本発達心理学会第33回大会, ポスター発表 - 学齢期のASD児同士で雑談は楽しめるのか?(2)-発達的変化の検討
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - TRPG活動におけるASD児の会話の変容とGMの関係
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - ASD児は丁寧で詳細な言語表現を好むか?
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - ASD児の作文における心的状態の表現-選択肢を提示する条件の効果について
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - ASD児の言葉の好みと認知特性
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児における適応行動-その3:身辺自立や家事等の日常生活スキルの実態と影響する要因の検討
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - 音韻カテゴリ知覚が文復唱課題の成績に及ぼす影響
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - 音韻カテゴリ知覚が文構造理解に及ぼす影響について
2021年03月30日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - ASD児は全体よりも部分に注目しやすいか?(2)-瞬間提示条件での検討-
2021年03月29日, 日本発達心理学会第32回大会, ポスター発表 - ASD児は全体よりも部分に注目しやすいか?-図形の同異判断課題による実験的検討-
2020年03月, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - ASD青年はいかにしてTRPGのゲームマスターになったか?-1事例の質的検討-
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - ASD児における道徳判断-行為の意図および結果との関連-
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症の児童における援助行動に関する研究
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児における慰め行動の特徴
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - ASD児における指示が不透明な文の理解と視点取得の関係
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - ASD児における明示的・潜在的な誤信念理解の発達とその条件
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - 知的発達に遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児における適応行動-その2:幼児期から診断および支援を受けている小学生群の実態-
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - 学齢期のASD児同士で雑談は楽しめるのか?-「ある・ある!タイム」の会話分析を通じて-
2020年03月03日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児の音韻知覚特性(2)
2020年03月02日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - ASD児における発話の含意の理解-副助詞ダケ・モに着目して-
2020年03月02日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児の音韻カテゴリ知覚
2020年03月02日, 日本発達心理学会第31回大会, ポスター発表 - Implicit and explicit theory of mind in school-aged children with Autism Spectrum Disorder
2019年09月14日, 12th Autism-Europe International Congress, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児の音韻知覚の特性について
2019年03月19日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - 学齢期のASD児における心の理論の発達的変化-縦断的調査のデータから-
2019年03月19日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児の記憶における自己関連付け効果に関する研究
2019年03月18日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - 発達障害児における余暇の実態とQOLの関連
2019年03月17日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - 自閉スペクトラム症児における分配行動の特徴と発達
2019年03月17日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - ASD児はASD者が作ったストーリーを理解しやすいか?-幾何図形アニメーション解釈課題での検討-
2019年03月17日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - 知的遅れのない学齢期の自閉スペクトラム症児における適応行動-その1:学齢期前半(小学生)と後半(中学生・高校生)の比較
2019年03月17日, 日本発達心理学会第30回大会, ポスター発表 - The relation between reading fiction and theory of mind in children with autism spectrum disorder
2018年07月26日, 23rd World Congress of the International Assocation for Children and Adlescent Psychiatry and Allied Professions, ポスター発表, We investigated the relation between experience and interest in reading fiction and theory of mind (ToM) performance in children with ASD compared to NT children. Children with ASD have less of a tendency to read fiction than NT children. In addition, there is a correlation between interest in fiction and ToM in children with ASD. It suggests the possibility of social cognitive development in children with ASD, and has implications for education. - ASD 児において幼児期の認知特性から学齢期の発達は予測できるか? -8 事例の追跡調査からの予備的検討:その2-
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 自閉スペクトラム症児における読書の傾向と心の理論との関係
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - ASD 児のフィクショナル・ナラティブ -抽象度の異なる 2 つのアニメーション課題からの検討-
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 自閉スペクトラム症児における間接発話の理解 (3)
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - ASD 児において幼児期の認知特性から学齢期の発達は予測できるか? -8 事例の追跡調査からの予備的検討:その1-
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 聴覚障害児における明示的および潜在的な心の理論の発達
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 自閉スペクトラム症者の日常生活スキルにかんする予備的検討 ―IQ との比較および職歴の有無による差異―
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 自閉スペクトラム症児における依頼表現の特徴 ‐ポライトネスの観点から‐
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - ASD 児における心の理論と読解力の関連
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - ASD の問題を検出しやすい語用の側面は何か? -CCC-2 の臨床的な活用可能性に向けた検討-
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 通常学級に在籍する ASD 中学生に対するSDQ を用いた精神医学的ニーズの調査
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 日本発達心理学会関連団体企画シンポジウム「通常学級における特別な支援を要する子どもへの支援 『特別支援教室』巡回相談心理士の活動を振り返る」 話題提供:通常の学級での特別支援教育の充実のための教員養成における現状と課題
2018年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 発達障害学生の課題~大学保健に係る医師から大学教職員に伝えたいこと
2017年10月, 第58回日本児童青年精神医学会総会 - 発達障害学生支援における地域医療機関との連携:修学支援体制と大学保健管理体制の協働に期待されること
2017年09月, 日本特殊教育学会第55回大会 - 知的障害特別支援学校におけるAACの利用実態に関する調査:ここ10年間の変化と合理的配慮および基礎的環境整備との関連に焦点をあてて
2017年09月, 日本特殊教育学会第55回大会 - ASD児における誤信念理解と語彙理解およびプランニングの関係
2017年04月, 日本発達心理学会第27回大会 - 発達障害児をもつ母親のストレスとソーシャルサポートの関連
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - 明示的・潜在的な心の理論と語用能力はASDの検出に有効か?
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - ASD児と定型発達児における潜在的な心の理論
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - ASD児における潜在的および明示的な心の理論と関連する要因
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - 自閉スペクトラム症児における間接発話の理解(2)
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - テーブルトーク・ロールプレイングゲームが自閉スペクトラム症児の会話の促進に与える影響
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - 自閉スペクトラム症児における心の理論と実行機能の関連について(5)-ハノイの塔課題を中心とした分析-
2017年03月, 日本発達心理学会第28回大会 - Analysis of dyadic interactional process to make a friendship for children with ASD
2016年09月, XI Autism-Europe International Congress - Autistic children’s use of conventional and prosodic knowledge in interpretation of indirect answers
2016年09月, XI Autism-Europe International Congress - Does the table top role-playing game activity enhance quality of life in children with autism spectrum disorder?
2016年09月, XI Autism-Europe International Congress - Quantitative communicative impairments ascertained in a large national survey of children
2016年09月, XI Autism-Europe International Congress - Do verbal proposition cues facilitate the theory of mind in children with Autism Spectrum Disorder?
2016年09月, XI Autism-Europe International Congress - 幼児期に支援を開始したASDの仲間関係に関する追跡調査
2016年05月, 日本発達心理学会第27回大会 - 自閉スペクトラム児童の仲間関係構築に関する過程志向的検討
2016年05月, 日本発達心理学会第27回大会 - ASD児は幾何図形アニメーションを擬人化するか?
2016年04月, 日本発達心理学会第27回大会 - 自閉スペクトラム症児における間接発話の理解
2016年04月, 日本発達心理学会第27回大会 - 発達障害児へのアセスメントから支援につなぐには-近年日本版が発行されたアセスメント・ツールを中心に-
2016年04月, 日本発達心理学会第27回大会 - 大学における発達障害学生支援に関する実態調査~支援に携わる教職員の視点から~
2015年10月, 日本LD学会 第24回大会 - 大学における発達障害学生支援の現状と課題~学内外支援リソースとの連携に関する実態調査と事例検討~
2015年09月, 日本臨床発達心理士会 第11回全国大会 - Theory of mind and receptive vocabulary in school-aged children with high-functioning autism spectrum disorder
2015年09月, 17th European Conference on Developmental Psychology - 大学における発達障害学生支援に関する実態調査~大学教職員への支援の視点から~
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - 自閉症スペクトラム障害児のコミュニケーション能力におけるサブタイプの検討
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - CCC-2日本語版のスクリーニングツールとしての有効性
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - ASD児における会話の特徴と話題・場面の関係(2)-TRPG場面と趣味トーク場面の比較-
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - ASD児における会話の特徴と話題・場面の関係(1)-共通に好きな話題と一人だけが好きな話題の比較-
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - ASD児に対する社会コミュニケーションと情動調整の支援-特別支援学校でのSCERTS モデル適用の試み-
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - 発達障害児における潜在的な心の理論の発達
2015年09月, 日本特殊教育学会 第53回大会 - 高機能ASD児の皮肉理解における表情情報の効果
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 高機能ASD児におけるフィクショナル・ナラティブと心の理論の関係
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 心の理論と社会的動機づけ-自分のための嘘と他人のための嘘
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における誤信念理解と言語的命題化
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 高機能自閉症児の探し物場面における話し手の確信度の理解
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 学齢期の自閉スペクトラム症児童に対する仲間関係発達支援プログラムの開発-支援効果の維持・般化についての予備的検討-
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 余暇活動を通した自閉スペクトラム者の社会性・コミュニケーションの発達-TRPG,コスプレ,ライトノベルを趣味とする成人当事者の語りの質的分析
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における感情プロソディーの理解(3)
2015年03月, 日本発達心理学会第26回大会 - 自閉症スペクトラムの特性をもつ児童の不安感と認知特性の関係
2014年09月, 日本特殊教育学会第52回大会 - 知的障害特別支援学校小学部における人間関係を育む全員参加型授業①-児童期の友人・仲間関係を育むための指導内容の検討-
2014年09月, 日本特殊教育学会第52回大会 - 発達障害児の親の障害受容に関係する要因の検討-母親と父親における因果モデルの比較-
2014年09月, 日本特殊教育学会第52回大会 - 学齢期の自閉症スペクトラム障害児に対する仲間関係発達支援~“バディ・システム”による自由遊び場面での相互作用の変化~
2014年09月, 日本臨床発達心理士会 第10回全国大会 - 学齢期の高機能ASD児に対する仲間関係発達支援法の開発 特定の仲間との相互作用における介入効果の検討
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 学齢期の高機能ASD児に対する仲間関係発達支援法の開発-社会コミュニケーションおよび情動調整における介入効果の検討-
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論と実行機能の関連について(3)-プランニングと誤信念課題との関係-
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 高機能ASD児における皮肉の理解と課題のタイプの関係-文章・アニメーション・実写動画条件間の比較-
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 高機能ASD児におけるパーソナルおよびフィクショナル・ナラティブの特徴-定型発達児との比較
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 高機能ASD児におけるイベント・ナラティブの特徴-定型発達児との比較-
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 高機能ASD児における“ホット”な実行機能と心の理論の関連
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 自閉症スペクトラム児における感情プロソディーの理解(2)アイトラッカーによる検証
2014年03月, 日本発達心理学会第25回大会 - 「AD/HD理解のための教員向け研修用教材キット」を使った教員研修の実施とその効果
2013年10月, 日本LD学会第22回大会 - 学齢期の自閉症スペクトラム障害児に対する仲間関係発達支援プログラムの開発
2013年09月, 日本臨床発達心理士会第9回全国大会 - Effects of dyadic peer-relationship-oriented intervention for high-functioning children with ASD: Interactional changes in dyadic playing situations
2013年09月, 10. International Autism-Europe Congress - Promoting social interaction among children with high-functioning autism spectrum disorder using a tabletop role playing game
2013年09月, 10. International Autism-Europe Congress - ASD children’s identification of face and referent from speaker’s affective voice
2013年09月, 10. International Autism-Europe Congress - Effects of dyadic peer-relationship-oriented intervention for high-functioning children with autism spectrum disorder: A pilot outcome study
2013年09月, 10.International Autism-Europe Congress - 知的障害のある幼児の生活行為への関心を高める人形遊び―特別支援学校幼稚部における人形遊びの授業実践―
2013年09月, 日本特殊教育学会第51回大会 - 日本特殊教育学会第51回大会 準備委員会企画シンポジウム4 「発達障害児者のSSTを中心とした療育・支援プログラムの実践研究-大学,NPO法人,医療機関による活動と地域貢献について-」【話題提供2】大学による実践:ASDに対するSST支援プログラム
2013年09月, 日本特殊教育学会第51回大会 - 学齢期の自閉症スペクトラム障害児に対する支援効果検証:ASD2人組の支援による精神的健康への効果について
2013年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 自閉症スペクトラム障害のある幼児への人形遊びプログラムの適用
2013年08月, 日本特殊教育学会第51回大会 発表論文集 - Developmental trend in theory of mind in school-aged Japanese children with high-functioning autism spectrum disorder: Application of the Animated Version of the Theory of Mind Test
2013年05月, 2013 IMFAR Annual Meeting - 標準語・方言による声かけが ASD 児の信頼に及ぼす影響
2013年03月, 日本発達心理学会第29回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論と実行機能の関連について(2)-プランニングと抑制の視点からの分析-
2013年03月, 日本発達心理学会第24回大会 - 自閉症スペクトラム児における感情プロソディの理解:アイトラッカーによる検証
2013年03月, 日本発達心理学会第24回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における“ホット”な実行機能の発達-ギャンブル課題を用いた定型発達児との比較-
2013年03月, 日本発達心理学会第24回大会 - 心の理論と言語発達の関係-定型発達児と自閉症スペクトラム障害児の比較-
2013年03月, 日本発達心理学会第24回大会 - 学齢期の自閉症スペクトラム障害児に対する仲間関係発達支援プログラムの開発-2人組遊び場面における特定の仲間との相互作用の変化に関する予備的分析
2013年03月, 日本発達心理学会第24回大会 - 学齢期の自閉症スペクトラム障害児に対する仲間関係発達支援プログラムの開発-効果検証に向けた予備的分析-
2013年03月, 日本発達心理学会第24回大会 - 学齢期の高機能自閉症スペクトラム障害児における精神的健康とQOLの関係
2012年11月, 第53回日本児童青年精神医学会総会 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論と実行機能の関連について-異なったタイプの心の理論課題の成績からの検討-
2012年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 発達障害児との会話における補償の方略に関する研究
2012年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 学齢期のASD児における心の理論と精神的健康の関係
2012年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 知的障害のある幼児の人間関係の発達を促す遊びの研究-2年間の人形遊びプログラムによる事例(2)-
2012年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 知的障害のある幼児の人間関係の発達を促す遊びの研究-2年間の人形遊びプログラムによる事例(1)-
2012年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 発達障害児におけるナラティブの問題に関与する要因
2012年09月, 日本特殊教育学会第50回大会 - 教育現場における特別支援教育巡回相談の効果的活用の促進-教師と巡回相談員の共用チェックリストの開発-
2012年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - The relationship between ToM performance and langiage ability in high-functioning ASD children: A comparison of ages 8- and 9-years old
2012年07月, 20th World Congress of the International Association for Children and Adolescent Psychiatry and Allied Professions - Autistic children's sensitivity to vocal affect when finding the speaker's face and referent
2012年06月, 14th ICPLA Conference - Validity of CCC-2 for identifying language/communication problem of Japanese children with autism spectrum disorder
2012年06月, 14th ICPLA Conference - テーブルトーク・ロールプレイングゲーム活動における高機能自閉症スペクトラム児の「合意形成」の促進
2012年05月, 第38回日本コミュニケーション障害学会学術講演会 - J.COSSを通してみたASD児の日本語文法理解
2012年05月, 第39回日本コミュニケーション障害学会学術講演会 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論と実行機能の関連について
2012年03月, 日本発達心理学会第23回大会 - 高機能ASD児の行動特徴・仲間関係・精神的健康の関連
2012年03月, 日本発達心理学会第23回大会 - 高機能ASD児における対人的行動の特徴と精神的健康の関係
2012年03月, 日本発達心理学会第23回大会 - 特別支援教育におけるアセスメント・ツールとしてのSRS(対人応答性尺度)の有効性の検討
2011年11月, 第52回日本児童青年精神医学会総会 - 聴覚障害児における心の理論と言語発達の関係
2011年10月, 第65回 日本音声言語医学会総会・学術講演会 - AD/HD理解のための教員研修用教材キットの開発と試行~パイロット研修会でのモニター・アンケートの報告~
2011年09月, 日本LD学会第20回大会 - 知的障害や発達障害のある幼児の人間関係の発達を促す遊びの研究-(その3 )事例からみた2年間の人形遊びの授業プログラムの成果-
2011年09月, 日本特殊教育学会第43回大会 - 知的障害や発達障害のある幼児の人間関係の発達を促す遊びの研究-(その2)「人形遊び」を用いた鬼ごっこスキルの形成-
2011年09月, 日本特殊教育学会第43回大会 - 知的障害や発達障害のある幼児の人間関係を促す遊びの研究-(その1)人形遊びの授業における評価と支援の方法を中心に-
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 東京都の知的障害特別支援学校における「社会性の学習」の実施状況に関する調査
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 自閉症スペクトラム障害児への友人関係支援の効果に関する予備的調査
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 思春期の自閉症スペクトラム障害児における対人ストレス対処特性
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 東京都の知的障害特別支援学校におけるAACの利用状況に関する調査-PECSとVOCAに焦点を当てて-
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 自閉症スペクトラム障害児の会話における語用論的特徴
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 発達障害児におけるレジリエンスとソーシャルサポートおよび自尊感情の関係
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における「心の理論」と音声言語の関係-CCC-2による分析-
2011年09月, 日本特殊教育学会第49回大会 - 子どものコミュニケーションチェックリスト(CCC-2)日本語版の標準化
2011年05月, 第37回日本コミュニケーション障害学会学術講演会 - 高機能ASD児童における仲間との相互作用行動の継時的変化
2011年03月, 日本発達心理学会第22回大会 - 社会認知とその発達
2011年01月, 第21会太田ステージ研究会 - 自閉症スペクトラムの特徴をもつ幼児の始発的共同注意および情動表出
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 思春期・青年期の自閉症スペクトラムにおける自己意識の特性-自己準拠効果実験からの検討-
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 自閉症学級におけるPECS導入後の児童のコミュニケーション行動の変化について
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 大学生における自閉症スペクトラム傾向およびレジリエンスと精神的健康との関係
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 特別支援教育に関する専門的学習およびボランティア経験と障害理解の関係
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 幼児の人間関係の発達を促す遊びの授業づくり
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 発達障害児における語用の特徴-CCC-2による検討-
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - PECS指導を促進する条件について-認知・言語・前言語的コミュニケーション行動のレベルと物への興味の視点からの検討-
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における会話の特徴と心の理論との関係
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 教育現場の実践を促進する効果的な巡回相談の検討-特別支援教育に関する教員のコンサルテーションニーズの調査-
2010年09月, 日本特殊教育学会第48回大会 - 通常の学級への効果的な巡回相談に向けて-特別支援教育に関する教員のコンサルテーションニーズの分析-
2010年03月, 日本発達心理学会 第21回大会 - 高機能ASD児の友人関係における共感性の質的特徴
2010年03月, 日本発達心理学会 第21回大会 - 小学生の心の理論の発達-典型発達児と自閉症スペクトラム障害児の比較-
2010年03月, 日本発達心理学会 第21回大会 - ラウンドテーブル「The Children's Communication Checklist-2(CCC-2)日本語版の作成と臨床群への適用の試み」
2010年03月, 日本発達心理学会 第21回大会 - 通常の学校の特別支援教育体制に関する調査研究
2009年10月, 日本LD学会 第18回大会 - 知的障害特別支援学校教員のコミュニケーションの指導に関する意識調査(2)-機会バリアの視点からの検討-
2009年09月, 日本特殊教育学会 第47回大会 - 「交通機関におけるコミュニケーション支援ボード」の知的障害児における使用に関する調査(2)-使用されているシンボルの理解度について-
2009年09月, 日本特殊教育学会 第47回大会 - 「交通機関におけるコミュニケーション支援ボード」の知的障害児における使用に関する調査(1)-擬似的使用場面における反応と使用者のコミュニケーションレベルとの関係-
2009年09月, 日本特殊教育学会 第47回大会 - 特別支援学校におけるPECS導入の試み-自閉症のある児童とない児童との音声言語とコミュニケーション行動の比較
2009年09月, 日本特殊教育学会 第47回大会 - ASD児の友人関係に対する理解について-FQSを用いた分析-
2008年11月, 日本LD学会第17回大会 - 自閉症成人の演劇活動におけるせりふ表現の改善に向けた支援
2008年09月, 日本特殊教育学会第46回大会 - 自閉症スペクトラム障害児への作文指導-“Photo in the Head Strategy”を活用した視覚支援の効果について-
2008年09月, 日本特殊教育学会第46回大会 - 自閉症スペクトラム障害児の友人関係における共感性の問題~共感の方向性の視点による分析~
2008年09月, 日本特殊教育学会第46回大会 - 自閉症児同士におけるマイクを用いた交互唱指導-コミュニケーションの基礎となる力の育成をめざして-
2008年09月, 日本特殊教育学会第46回大会 - 知的障害特別支援学校教員のコミュニケーションの指導に関する意識調査-AACを活用したコミュニケーション指導を促進する要因の分析
2008年09月, 日本特殊教育学会第46回大会 - 臨床発達心理士・資格認定委員会主催シンポジウム「現場で生かす臨床発達心理士を育てる~心理職養成のための大学院教育に求められる実習要件について~
2008年03月, 日本発達心理学会第19回大会 - 特異的言語発達障害(SLI)児の統語的誤りと統語構造上の位置-補文標識を含む文と否定辞を含む文との比較-
2008年03月19日, 日本発達心理学会第19回大会, ポスター発表 - 研修コース-診断評価方法を学ぶ-「心の理論」
2007年10月, 第27回日本精神科診断学会 - 小児における吃音の初期段階の進展
2007年10月, 第52回日本音声言語医学会総会・学術講演会 - 聴覚障害児における心の理論と言語発達-ろう学校小学部における調査-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - アスペルガー障害児に対する学級ベースの支援事例~学級でのソーシャル/コミュニケーション面の問題解決に向けた個別指導の試み~
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - PECS指導経過でみられたコミュニケーション行動の変化-知的障害養護学校において指導を行った3事例からの検討-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - 特別支援学校におけるAACの利用に関する調査(2)-学校内でのAACの使用に関係する条件の分析と機会バリアの視点からの考察-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - 特別支援学校におけるAACの利用に関する調査(1)-東京都の知的障害養護学校での各種AACシステムの利用の実態と学部間の比較-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - 自閉症のある生徒における2種類の教示要求の指導-「かいてください」と「いってください」-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - 地域の障害児支援活動に参加する学生の意識調査-特別支援教育を専攻する学生の支援活動経験を通しての気づきの分析-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - 自主シンポジウム「自閉症スペクトラム障害児へのソーシャルスキル・トレーニング-心の理論/社会的認知の視点を含んだ臨床実践に基づく効果と課題の検討-
2007年09月, 日本特殊教育学会 第45回大会 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論課題の成績と心の読み取りを必要とする日常生活行動との関係
2007年03月, 第18回日本発達心理学会 - 特異的言語発達障害(SLI)児の時制の誤りの特徴-使用頻度が高い副詞表現と低い副詞表現との比較-
2007年03月, 第18回日本発達心理学会 - 非典型発達とユニークネス-見いだされた当事者性
2007年03月, 第18回日本発達心理学会 - 自閉症スペクトラム障害児に対する「マインドリーディング指導」の効果-「見ること」と「知ること」の関係を中心に-
2006年09月, 第44回日本特殊教育学会 - 自閉症スペクトラム障害児における心の理論と実行機能の関係について-抑制とプランニングの視点からの分析-
2006年09月, 第44回日本特殊教育学会 - 自閉症スペクトラム障害児の会話スキルに対するアプローチ-漫画表現(cartooning)による社会的知識の獲得指導の効果-
2006年09月, 第44回日本特殊教育学会 - 自閉症スペクトラム障害児と定型発達児における「心の理論」課題成績の比較検討
2006年09月, 第44回日本特殊教育学会 - PECSによる自閉症児へのコミュニケーション指導-養護学校における遊び場面を活用した事例研究-
2006年09月, 第44回日本特殊教育学会 - コンピュータを利用したSSTの試み-表情認知学習支援ソフトウェア「たのしいかおってどんなかお」を用いて-
2006年09月, 第44回日本特殊教育学会 - 軽度発達障害児に対して何ができるか?
2006年05月, 第7回日本言語聴覚学会 - 軽度発達障害児に対して何ができるか?
2006年05月, 第7回日本言語聴覚学会 - 特異的言語発達障害(SLI)児1例の文の誤りの特徴
2006年03月, 第17回日本発達心理学会 - PECSによるコミュニケーション指導-その効果と可能性
2005年12月, Association for Asian Studies 2009 Annual Meeting - 通常の学級における軽度発達障害児への支援-個別支援と学級経営の連携の試み-
2005年09月 - 通常の学級における軽度発達障害児の適応に関する研究-学級風土と仲間関係の視点からの分析-
2005年09月 - 自閉症スペクトラム障害児における「心の理論」課題成績と認知特性との関連について
2005年09月 - PECSによるコミュニケーション指導を行った自閉症の一事例
2005年09月 - 根拠に基づく発達障害児のコミュニケーション支援
2005年07月, 第6回日本言語聴覚学会 - 自主シンポジウム「Information Technology(IT)は家族援助に貢献できるか?」
2005年07月, 日本家族心理学会第22回大会 - PECSによって二語発話が促進された重度知的障害児の一事例
2005年06月, 第6回日本言語聴覚学会 - Early Social Communication Scales(ESCS)の乳幼児健康診査における利用可能性についての検討
2005年03月 - “ソーシャル・ストーリー”を使った指導とその効果(3)-問題のタイプ毎の指導効果の分析およびソーシャルスキルの変化との関係について-
2004年 - 特異的言語発達障害児一例の文の誤りと補助ストラテジー
2004年11月, 第49回日本音声言語医学会 - “ソーシャル・ストーリー”を使った指導とその効果(2)-高機能広汎性発達障害とその周辺の児童を対象として-
2003年 - 特異性言語障害(SLI)の特徴および評価と指導-通級指導教室におけるコミュニケーション障害指導の充実をめざして-
2003年09月, 第41回日本特殊教育学会 - “ソーシャル・ストーリー”を使った指導とその効果-高機能広汎性発達障害とその周辺の児童・生徒を対象として-
2002年 - ダウン症児における象徴遊び発達と言語発達との関係-SPTを用いた分析-
2002年 - LD児等の特別な教育的ニーズのある児童の教育支援と教師支援に関する研究(3)-LD等のコンサルテーションの実状と方法について-
2002年09月, 第40回日本特殊教育学会 - LD児等の特別な教育的ニーズのある児童の教育支援と教師支援に関する研究(2)
2002年09月, 第40回日本特殊教育学会 - LD児等の特別な教育的ニーズのある児童の教育支援と教師支援に関する研究(1)
2002年09月, 第40回日本特殊教育学会 - 知的障害児・者における補助代替コミュニケーション評価法に関する研究-身振りサイン・図形シンボル・写真等の適用条件について-
2002年09月, 第40回日本特殊教育学会 - 重度知的障害児のコミュニケーション指導に関する研究-養護学校教育における個に応じた評価と指導のありかたについて-
2002年09月14日, 日本特殊教育学会第40回大会 - 象徴遊びテストの臨床的適用
2001年 - 健常幼児における象徴遊びの発達過程-Symbolic Play Test の項目別分析-
2000年