INOKUCHI Tetsuya

Humanities and Social Sciences Division Humanities Philosophy and EthicsProfessor

Other affiliation

  • Tokyo Gakugei University, Social Studies, Professor
  • Tokyo Gakugei University, Humanities and Social Sciences DivisionHumanities 哲学・倫理学分野, Professor

Degree

  • Doctor

Professional Memberships

  • 国際井上円了学会
  • 中国文史研究会
  • 六朝学術学会
  • 中国出土資料学会
  • 日本中国学会

Research Areas

  • Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy
Research activity information

Books and Other Publications

  • 『道徳教育と中国思想』
    20 Jan. 2022, 勁草書房(東京), 978-4-326-29932-4
  • 津田資久・井ノ口哲也編著『教養の中国史』
    20 Aug. 2018, ミネルヴァ書房(京都市), 先秦史から現代中国に至るまで、政治史だけでなく、思想・美術・文学・庶民の日常生活の観点からも、中国史の流れを俯瞰した中国史の概説書である。
  • 杉木恒彦・髙井啓介編『宗教史学叢書21 霊と交流する人びと― 媒介者の宗教史―上巻』
    31 Mar. 2017, 杉木恒彦、髙井啓介、田口博子、山本孟、青柳かおる、菊地達也、サランゴワ、*井ノ口哲也、加瀬直弥、森雅秀、藤本拓也、福寛美。, 「巫祝の子 孔子」, LITHON, 本稿は、儒教の祖とされる孔子の出生や家系、青少年期の孔子の置かれた環境などに関する先行研究、とりわけ、木村英一・白川静・加地伸行三氏の研究を手がかりに、死者の霊と交流する巫祝の生業について巫祝の子である孔子がどう考えていたのかをうかがうべく、『論語』に見える“「鬼」もしくは「鬼神」に事えること”について考察したものである。
  • 『後漢経学研究序説』
    21 Feb. 2015, 井ノ口 哲也, 勉誠出版(東京), 中国思想に関する古典が概ね出揃い、それらを解釈していく時期となった後漢時代は、技術発展を背景にしつつ、諸学が転換点を迎える時代であり、経学もまた最も盛んにおこなわれた時代であった。この中国思想史上の画期に、学術の根幹たる経学は、どのように営まれたのか。本書は、7篇の論考を通じて、後漢時代の知識人の活動情況をつぶさに把握し、その経学に関する学術的営為の位置づけを考察することにより、中国思想の基盤となった後漢経学の史的展開と影響度を明らかにしようとしたものである。なお、附編として、阮籍の三玄の学に関する論考3篇も収める。
  • 中国出土資料学会編『地下からの贈り物 新出土資料が語るいにしえの中国』
    30 Jun. 2014, 小澤正人、角道亮介、石岡浩、水間大輔、平㔟隆郎、小寺敦、村上陽子、原宗子、江村治樹、池澤優、西山尚志、工藤元男、池田知久、*井ノ口哲也、大西克也、森和、真柳誠、川村潮、友田真理、下田誠、荻野友範、吉冨透、菅野恵美、小嶋茂稔、鈴木直美、阿部幸信、關尾史郎、吉村昌之、名和敏光、水野卓、柿沼陽平、飯尾秀幸、高津純也、富田美智江、岡本真則、椎名一雄、海老根量介、廣瀬薫雄、馬彪、藤田勝久、渡邉将智、谷中信一、伊藤敏雄、青木俊介、永田拓治、小林岳、冨谷至。, 「儒家思想が台頭するまで」, 東方書店(東京), 本書は、近年飛躍的に増加している中国の新出土資料から、何が分かるのか、どこからどのようなものが出てきたのか、こうした諸点について、歴史・文学・思想・考古・医学など多方面にわたる研究者が最新の成果を紹介した、総勢47人の執筆陣を擁する、初学者向けの一書である。井ノ口は、秦の焚書から後漢時代までを視野に入れた思想史における出土資料の影響を論じた「儒家思想が台頭するまで」を分担執筆した。
  • 湯浅邦弘編著『名言で読み解く中国の思想家』
    25 Aug. 2012, 湯浅邦弘、末永高康、竹田健二、藤井岳人、金城未来、草野友子、寺門日出男、*井ノ口哲也、渡邉義浩、清水洋子、市来津由彦、佐藤錬太郎、福田一也、矢羽野隆男、井澤耕一、横久保義洋。, 「第8章 王充――「虚妄を疾」んだ実証主義者」, ミネルヴァ書房(京都市),  本書は、中国の思想家たちが残した数々の名言をとりあげ、それらを基に彼らの生涯と思想を解説したものである。本書は二部に分かれている。第Ⅰ部「思想家の生涯と名言」は、孔子・孟子・老子・荘子・韓非子・孫子・司馬遷・王充・諸葛孔明・竹林の七賢・朱熹・王陽明の全十二章で構成される。第Ⅱ部「中国思想家小辞典」は、第Ⅰ部でとりあげられなかった主要な思想家六十三名について簡潔に紹介したものである。

     私は、以上のうち、第Ⅰ部の「第八章 王充――「虚妄を疾」んだ実証主義者」を分担執筆した。王充(27~100?)の経歴と著作、気の思想、虚妄を疾(にく)んだ著書『論衡』の方針、漢王朝讃美の論理、王充の名言について、それぞれ平易に執筆している。
  • 『入門 中国思想史』
    25 Apr. 2012, 井ノ口哲也, 勁草書房(東京), 本書は、夏王朝から中華人民共和国に至る中国思想史を断代史という形で著した初学者のための入門書である。
  • 国立大学法人東京学芸大学総合的道徳教育プログラム編集『教職資料 新しい道徳教育〈改訂版〉』
    20 Apr. 2012, 佐藤郡衛、永田繁雄、藤澤文、林尚示、*井ノ口哲也、藤井健志、宿谷晃弘、山名淳、北詰裕子、松尾直博、前田良子、野村宏行、和井内良樹、松原好広、齋藤大地、川井優子、小森伸一、近藤精一、福田富美雄。, 「中国思想と道徳教育」, 国立大学法人東京学芸大学総合的道徳教育プログラム(小金井市), 本書は、本学の総合的道徳教育プログラムの事業の一環として編集されたもので、大学の教職課程科目で履修する「道徳の指導法」の授業で活用することができる冊子として作成された。大学の授業用テキストの性格をもつほか、道徳教育の資料集としても有用である。井ノ口は「中国思想と道徳教育」を分担執筆した。
  • Xunzi
    20 Jun. 2004, written by Senei Fujii,edited by Tetsuya Inokuchi, MEIJISHOIN(Tokyo), 明治書院から1966年・1969年に「新釈漢文大系」として出版された藤井専英氏による訳注書『荀子』上下2冊から重要な文章を抜き出し、一般読者向けのシリーズ「新書漢文大系」の1冊として出版されたもの。

Papers

  • 王充的偶然論-必然・自然・偶然-
    25 Mar. 2024, 井之口哲也, only, 『中国文史論叢』, 第20号, Research paper (scientific journal), 1349-9327
  • 山上憶良「沈痾自哀文」における漢籍の影響について
    01 Feb. 2023, 井ノ口 哲也, only, 横手裕編『アジアの伝統医学における医療・医学の倫理と行動規範、及びその思想史的研究』(2019年度~2021年度科学研究費補助金基盤研究(A)課題番号19H00515研究成果報告書), 東京大学大学院人文社会科学系研究科, Research paper (other science council materials etc.), 本論文は、山上憶良が、どのような漢籍の知識を駆使して、彼の絶筆とされる「沈痾自哀文」を書いたのか、を考察したものである。考察の結果、様々な漢籍の影響が見られたが、最も深刻な影響を及ぼしていたのは『抱朴子』であった。
  • 徳治の構造
    01 Mar. 2022, 井ノ口哲也, only, 中央大学文学部『紀要 哲学』, 64
  • 班固「両都賦」と張衡「二京賦」ー後漢知識人の洛陽(雒邑)観 初探ー
    04 Oct. 2021, 井ノ口 哲也, only, 伊東貴之編『東アジアの王権と秩序ー思想・宗教・儀礼を中心として』, 汲古書院
  • first study of ❝Xin xue wei jing kao❞
    Oct. 2019, 井ノ口 哲也, only, Jingxueshi Yanjiu de huigu yu zhanwang, 萬巻樓(台北)
  • 劉歆の学問
    30 Jun. 2020, 井ノ口哲也, only, 川原秀城編『漢学とは何かー漢唐および清中後期の学術世界ー』, 勉誠出版, 劉歆は、中国思想史上の最重要人物の一人であるにもかかわらず、劉向と王莽の影に隠されていて、単独でその学問が評価されることが少なかった。本稿では、王莽政権下における劉歆の古文テキストとの関わり、父・劉向とともに従事した校讎事業と劉歆が編んだ『七略』、劉歆思想の後世への展開と拡がり、の三点について考察した。
  • Wang Chong(王充)'s view of “zi-ran(自然)”
    Aug. 2019, Tetsuya Inokuchi, only, 何建明主編『老子道文化研究』, Social Science Literature Publishers, 中国・後漢時代の王充の「自然」観について、彼の「気」に基づく世界観や、「命」に対する見方を中心に中国語で論じたものである。
  • 井上円了が受講した井上哲次郎の「東洋哲学史」講義
    Mar. 2019, 井ノ口 哲也, only, 『井上円了研究センター年報』, 東洋大学井上円了研究センター, 第27号,  東洋大学井上円了研究センターには、井上円了が東京大学の学生だった時に受講した井上哲次郎の「東洋哲学史」講義の円了自筆のノートが保管されている。このたび、そのノートの翻刻が三浦節夫氏によって発表されるのに合わせて書かれた解説が本稿である。哲次郎の「東洋哲学史」講義で展開された中国思想史は、おおまかに描くと、孔子➔孟子➔荀子➔楊雄という春秋時代から前漢時代末期までの儒家思想史であった。
  • Being Born on One's Own:The Power of Zi-ran(自然) Based on Wang Chong(王充)'s Thoughts on Qi(気)
    Mar. 2018, 井ノ口 哲也, only, Annual of the Institute of Thanatology, リトン, 本論文は、中国後漢時代の王充(27~100?)の「気」の思想に基づいて、人をはじめとする万物は「自力で誕生する」という生成のしくみについて、考察したものである。
  • Wang Chong(王充)'s view of Saint
    Mar. 2018, 井ノ口 哲也, only, Journal of the Faculty of Letters, 中央大学文学部, 第60, 後漢時代を生きた王充には、皇帝政治への批判と褒称という相反する二つの姿勢が見られる。この矛盾は、王充一人の思想の所産である以上、王充自らの思想で説明されなければならない。本稿は、この相反する二つの姿勢の生じた理由を王充自身の思想から解明することに努めたものである。
  • On information morals in moral education:merits and demerits of small size information machines
    Mar. 2017, 井ノ口 哲也, only, THE SEIJO KYOTSU KYOIKU RONSHU, 成城大学共通教育研究センター, 第9, 本稿は、小学校・中学校の道徳教育における情報モラルについて、学習指導要領での指示内容から、中学校の道徳教育の延長線上に位置する高等学校の「倫理」の教科書での情報モラルの取り扱い、果ては新聞が報じてきた青少年の情報モラルまでを視野に入れたうえで、特に小学生・中学生の小型情報機器の使用状況を軸に、考察したものである。
  • How Chinese Philosophy is Taught to High-school Students? : A Result of Analysis of Ethics Textbooks in 2016.
    Feb. 2017, 井ノ口 哲也, only, Journal of the Faculty of Letters, 中央大学文学部, 第59, 本稿は、2016(平成28)年度に高校「倫理」の教科書として使用されている計7種の教科書の内容を分析し、高校生が「倫理」の教科書を通じて、中国思想の知識をどの程度獲得することができるのかを明らかにし、その問題点について述べたものである。
  • Comparison and Analysis of Social Studies Textbook in Elementary School:A case of Pollution
    Jan. 2017, 井ノ口 哲也, only, BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY Division of Humanities and Social Science Ⅱ, 東京学芸大学, 第68集, 本稿は、平成28年度使用の小学校社会科の教科書の中から、公害に関する記述の比較と分析とを行ない、小学生が、社会科を通じて、公害について、何をどの程度まで学習するのかを明らかにしようとしたものである。
  • Theory on the changes of the dynasties in “Zhou-Yi(周易)”
    Feb. 2016, 井ノ口 哲也, only, Journal of the Faculty of Letters, 中央大学文学部, 第58号, 本論文は、馬王堆漢墓から出土した帛書『周易』の「鼎」に関する記述を手がかりにして、伝世文献(主として『史記』)中の「鼎」に関する記述と比較対照を行い、帛書『周易』と通行本『周易』の卦序に関する考察を経たうえで、『周易』の革命思想の成立過程について検討したものである。検討の結果、帛書『周易』の段階では『周易』の革命思想は無かったようであり、通行本『周易』の時期になって、六十四卦の排列に対して、革命思想(王朝交替)の原因に関する新たな意味が付与された、ということを指摘することができた。
  • “Confucian teaching(儒敎)”or “Confucian learning(儒學)”,and “National teaching(國敎)”or “Official learning(官學)”?
    Jun. 2015, 井ノ口 哲也, only, CHUGOKU TETSUGAKU KENKYU:Todai Journal of Chinese Philosophy, 東京大学中国哲学研究会, 第28号, 本論文は、従来の「儒敎の國敎化」説に見られる、「儒敎」と「儒學」、あるいは「國敎」と「官學」の混用についての現状を確認し、それを踏まえたうえで、「儒敎の國敎化」説の意義と限界について私見を述べたものである。
  • Neo-Confucianism(Based on the Teaching of ZhuXi) and Imperial Rescript on Education
    Feb. 2015, 井ノ口 哲也, only, Journal of the Faculty of Letters,Philosophy, 中央大学文学部, 第57号, 本稿は、「五倫」ないし「三綱」を中心に、朝鮮半島と日本へ伝播した朱子学の展開をそれぞれ確認し、明治日本において「教育ニ關スル勅語」に影響を及ぼすまでの過程を描くことを目的としたものである。
  • 東漢時期《尚書》的學習與傳授
    Apr. 2014, 井之口 哲也, only, 林慶彰・錢宗武 主編,蔣秋華 編輯『第二屆國際《尚書》學 學術研討會論文集』(萬卷樓), 萬卷樓(臺灣), この論文は、後漢時代における『尚書』の修得と伝授について考察したものである。その際、『古文尚書』と『欧陽尚書』を例として、当時の師からの「口授」(口頭伝授)と門弟による「誦」(暗誦)の実例を挙げて、その特徴をうかがった。その結果、學術の口頭伝承においてもテキストの実物が必要であったこと、特定の学問を一つの家族で三代受け継ぐと「家學」となること、この二つのことを理解するに至った。
  • 後漢時代における『老子』思想の展開
    Mar. 2014, 井ノ口 哲也, only, 『中国文史論叢』, 中国文史研究会, 第10号, 本稿は、「黄老」「無為」「自然」といった用語に着目し、また経学との関わりに注目して、後漢時代の『老子』思想の展開を描くことで、当時の『老子』思想の特質と後代への影響を考察することを目的とするものである。老子が神格化して初期道教へとつながっていくのに対し、神格化を経由しなかった、学問対象としての『老子』の思想が後の玄学へとつながっていく、という枝分かれを指摘することができた。
  • A Study of “Zhang-ju(章句)”――With aFocus on Fan Ye(范曄)'s Hou-han-shu(後漢書)――
    Jan. 2014, 井ノ口 哲也, only, Journal of the Faculty of Lettters,Philosophy, 中央大学文学部, 第56号, 本稿は、范曄『後漢書』を主な資料として、既存の「章句」にしたがわなかった事例を、「不為章句」「不守章句」の事例、「章句」に拘泥することの弊害を示す事例、「章句」をけずった事例、の三つに分け、既存の「章句」そのままの文言を継承しなかった人たちの各事例をそれぞれ確認し、この種の人たちの学問がどういう傾向になるのかを考察した論文である。考察の結果、師弟関係に基づく経学の伝授・継承という型枠から抜け出て、本当の正しい解釈を独自にもとめたのが、「章句」にしたがわなかった「古学」修得者の立場であった、と結論づけた。
  • 経学の『易』から玄学の『易』へ
    Oct. 2012, 井ノ口 哲也, only, 『林田愼之助博士傘寿記念 三国志論集』, 三国志学会, 劉歆『七略』を踏襲した『漢書』藝文志・六藝略では、『易』が他の五経(『詩』『書』『礼』『楽』『春秋』)を統べる構造が示されている。すなわち、『易』の台頭である。しかし、鄭玄によって『周礼』が経学の核とされてくる。すなわち、『周礼』が台頭し、『易』は「周礼体系」の中の経書の一になってしまった。ところが、後漢末期に『老子』が支持されると、『老子』と親和性の高い『易』が再浮上し、玄学の『易』として脚光を浴びることになったのである。
  • 井上哲次郎之学術分類的当代意義
    Mar. 2012, 井之口 哲也, only, 蔡方鹿主編『書院与理学』, 四川出版集団・四川文藝出版社, 本稿は、1900年代に相次いで刊行された井上哲次郎の江戸儒学三部作(『日本陽明学派之哲学』『日本古学派之哲学』『日本朱子学派之哲学』)が、100年以上経った今日に至るまで、江戸儒学の学術分類の基準とされ続けてきた事情を考察し、井上とは全く異なる学術分類の方法を創出することにより、井上の三部作の意味がより鮮明になるであろうことを説いたものである。
  • 「高宗諒陰三年不言」について
    Mar. 2012, 井ノ口哲也, only, 『中国文史論叢』, 中国文史研究会, 第8号, 『論語』憲問篇に見える「高宗諒陰三年不言」という文言は、本来『尚書』の文言であったが、現在の『尚書』には確認できないものである。初等段階の学習で習得する『論語』にこの文言が引用されたことで、この文言が暗誦され、多くの学習者の基礎知識として社会に共有されていった、と思われる。本稿では、後漢時代辺りまでの一次資料中に見えるこの文言の痕跡を時代順にたどり、この文言が『尚書』を離れて独り歩きし、一つの表現として社会に共有され、やがて常套句とされたことを確認することができた。
  • Note on from the Rise of “Yi(易)” to the Rise of “Zhou-li(周禮)”
    Mar. 2012, 井ノ口 哲也, only, Journal of the Faculty of Letters, 中央大学文学部, 第54号, 『漢書』藝文志は『易』が他の五経を統べる構造になっているが、鄭玄は『周禮』を『三礼』のみならず後漢経学の核に据えた。なぜ、鄭玄は、『周禮』を経学の核に据えたのであろうか。また、『易』は、どうなってしまったのか。本論文は、こうした諸点について、考察したものである。
  • Mencius(孟子)and the Commentaries in the Latter Han(後漢)
    Jun. 2011, 井ノ口 哲也, only, Memoirs of the Society for Latter Han JingXue, 後漢経学研究会, 第3号, 本論文は、後漢時代における『孟子』とその注釈の学術上の位置を検討しようとしたものである。後漢時代に『孟子』の注釈が著されたことの一つの理由は、『孟子』注としての存在意義にある。同時に、それは『孟子』が五経の影で埋没してしまわないための、『孟子』それ自体の存在意義を示すための営為でもあった。さて、『孟子』注の政治的社会的要請を考える時、『孟子』注釈者たちの念頭にあったのは『周礼』ではなかったかと思われるが、これについては今後の課題とした。
  • An Introductory Study of Yan-Hui:In View of “Lun-yu”(『論語』)and “Shi-ji”(『史記』)
    Mar. 2011, 井ノ口 哲也, only, THE SEIJO KYOTSU KYOIKU RONSHU, 成城大学共通教育センター, 第3号, 本論文は、『論語』と『史記』に基づき、孔子の高弟である顔回について、その基本情報を提示し、顔回がどのような人物として伝えられているかを素描したものである。顔回は、孔子が自分の能力を上回ると認めた唯一の弟子であるが、孔子の弟子という立場上、長い間、高く評価されてこなかった。本論文では、上海博物館所蔵の戦国時代の楚簡に顔回に関する竹簡が含まれているとの情報があること、宋代には顔回が道統の中に列せられていること、現代でも顔回専門の研究論文集や国際学会が開かれている事実を紹介し、いまなぜ顔回をとりあげるのか、その意義がこうした点にあることを強調した。
  • 完成使命的《儒教国教化》学説――囲繞日本学者的議論
    Apr. 2010, 井之口 哲也, only, 国際儒学聯合会編,滕文生主編『儒学的当代使命:紀念孔子誕辰2560周年国際学術研討会論文集』, 九州出版社, 巻三, この論文は、日本における「儒教の国教化」をめぐる議論を紹介し、「儒教の国教化」に関する議論はもはや使命を果たし終えたことを述べ、漢代におけるこうした問題を「儒学」「儒教」「国教」という語で捉えるよりは、「経学」という語で捉えなおすことが重要ではないか、と指摘したものである。
  • “Shi-ji(史記)”,“Han-shu(漢書)”and Thought History of Han Period
    Mar. 2010, 井ノ口 哲也, only, THE SEIJO KYOTSU KYOIKU RONSHU, 成城大学共通教育研究センター, 第2号, 大木康著『『史記』と『漢書』――中国文化のバロメーター』(岩波書店、2008年11月)を手がかりに、『史記』『漢書』をめぐるこれまでの漢代思想史研究を回顧し、『史記』と『漢書』の成立事情をうかがったうえで、今後の研究の新たな地平を模索した論文である。
  • 試論白虎観会議的意義
    Jun. 2009, 井之口 哲也, only, 蔡方鹿主編『経学与中国哲学』, 華東師範大学出版社, 後79年に開かれた白虎観会議は、経学史上においてその意義を高く評価されてきたが、再検討したところ、白虎観会議は前漢時代の石渠閣会議を模倣した独自性のない会議にすぎず、また後世の白虎観会議およびその議論の記録『白虎通義』に関する言及もきわめて乏しいことから、その影響力はほとんど無かったものと思われる。白虎観会議は、あまりにも過大評価されてきたのである。
  • 三つの『日本儒学史』――近代日本儒学に関する一考察――
    Mar. 2009, 井ノ口 哲也, only, 『中国文史論叢』, 中国文史研究会, 第5号, 近代日本において『日本儒学史』と題された書物は、管見のかぎりでは、三点しかない。本稿では、まず三つの『日本儒学史』の内容を概観して各書の叙述の傾向をうかがい、それを踏まえたうえで、近代日本では、なぜ『日本儒学史』という書物が書かれ、現代日本では、なぜ『日本儒学史』は書かれなくなったのか、を考察したものである。
  • On Tetsujirou Inoue's three works of Confucianism in Edo-period
    Jan. 2009, 井ノ口 哲也, only, BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY Humanities and Social Sciences Ⅱ, 東京学芸大学, 第60集, この論文は、井上哲次郎の江戸儒学三部作が作られたことの意味を考察したものである。三部作の成立については、彼自身の『東洋哲学史』の構想、『教育ト宗教ノ衝突』論争、陽明学ブームという三つの要素を前提としていることを論じた。また、井上の学派分類が今日まで使用されていることの実情を紹介し、それを如何に克服するかについて私見を述べた。
  • 山上憶良「沈痾自哀文」における『抱朴子』の理解をめぐって
    Sep. 2008, 井ノ口 哲也, only, 北京師範大学日文系編『日語教育与日本学研究論叢』, 学苑出版社, 第3輯, 山上憶良の「沈痾自哀文」は、葛洪『抱朴子』の文言を下敷きにした表現が多い。逆に言えば、『抱朴子』の理解が、「沈痾自哀文」全体の理解を左右すると言って過言でない。本稿は、そのような観点から、先行研究の成果を踏まえながら、「沈痾自哀文」における『抱朴子』由来の文言を検討し、それらが山上憶良においてどのように咀嚼されているのかをうかがったものである。
  • 仲長統伝小考――「仲長統の思想」序章――
    Sep. 2008, 井ノ口 哲也, only, 三国志学会編・発行 『狩野直禎先生傘寿記念 三国志論集』, 発行:三国志学会,発売:汲古書院, 後漢時代の末期を生きた仲長統(180~220)については、陳寿『三国志』と范曄『後漢書』の2つの正史に伝記が残されている。両者を比較すると、かなりの重複部分もあるものの、陳寿『三国志』から范曄『後漢書』に至るまでの間に、范曄『後漢書』に採用されなかった仲長統に関する記述のあることに気付く。この論文では、こうした点を踏まえ、仲長統像をあらためて捉え直してみることを目的としたものである。
  • “高宗諒陰三年不言”小考
    Jun. 2008, 井之口 哲也, only, International Confucian Studies, 九州出版社, 第16輯, 『論語』憲問篇には、『書』の文言「高宗諒陰三年不言」が引用されている。ところが、この文言は、現在の『尚書』には無い文言である。本論文は、戦国秦漢時代におけるこの文言の使用状況を調査し、なぜ高宗は服喪の三年に発言しなかったのか、を考察したものである。これまでに、高宗は天子の位に就いてから三年は政治に関与しなかったとか、高宗に言語障害があってなかなか言葉を発しなかった、といった説があるが、思想史的文脈から言えば、前者で捉えるほうがよいであろう。ただ、この問題は、「三年之喪」と関わっているため、今後「三年之喪」の考察を進めていく中で再び考えてみたいと思う。
  • 阮籍『通老論』『達莊論』初探――「通」「達」の理解のための基礎的考察――
    Mar. 2007, 井ノ口 哲也, only, 『中国文史論叢』, 中国文史研究会, 第3号, 後漢時代に見られた「通」の痕跡を後の時代にさがすと、阮籍の『通易論』『通老論』『達莊論』に出くわす。『通易論』は既に検討を加えたので、この論文では、『通老論』の輯佚文と『達莊論』とに訳注を加えながら、阮籍の意図をさぐることにした。その結果、阮籍は、三玄への解釈を通じて、対立を生じさせる二元論とそれから派生する様々なあり方のすべてを内包するただ一つの別の次元の大きな秩序をうちたてたのだ、との理解に到達した。
  • The classification of learning in Latter Han period : Jing-xue and others
    Jan. 2007, 井ノ口 哲也, only, BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY Humanities and Social Sciences Ⅱ, 東京学芸大学, 第58集, 本稿は、複数の学問を修めることが当然となってきた後漢時代において、同一人物によってどの学問とどの学問が併修される傾向にあったのかという問題を念頭に置き、范曄『後漢書』の記述に基づいて、劉歆『七略』の学術分類体系に照らしつつ、後漢時代に学習された学問のジャンルを「黄老(『老子』)」「術数」「兵法」を軸に構造的に明らかにしたもの。
  • 班固的《両都賦》与張衡的《二京賦》
    Dec. 2006, 井之口 哲也, only, 『中国古代散文学会簡報』, 中国古代散文学会秘書処, 第11期駢文専号, 後漢初期の班固の「両都賦」は、後漢中期の張衡の「二京賦」のモデルとなった。この論文は、二つの賦を比較し、その特徴をうかがったものである。「両都賦」では光武帝期・明帝期に対する頌漢の意識が濃厚であるのに対し、「二京賦」では冷静にこの時期について述べている。これは、張衡にとって彼が生きた和平の時代性は当然のことのように映っており、激動期を経た後の班固が生きた時代とは異なっているからである。
  • 「通」攷
    Apr. 2006, 井ノ口 哲也, only, 加地伸行博士古稀記念論集刊行会編『中国学の十字路――加地伸行博士古稀記念論集』, 研文出版, 複数の経ないしは学問を修めた状態を「通」と呼ぶが、この語が後漢時代を通じて一定した意味で用いられたのかどうかを、「通」の語の見える『論衡』から『風俗通義』までの範囲で考察した。その結果、『論衡』に見える「通人」が知識を獲得するだけでそれを発揮できない者であるのに対し、『風俗通義』に見える「通儒」は「典籍」から獲得した知識を発揮して現実の諸問題に対処する能力を有する者を指すことが分かり、後漢前期に比して、「通」の意味が後漢後期には能力面でレヴェルアップしていたことが明らかとなった。
  • “三綱”的成立与流伝
    Mar. 2006, 井之口 哲也, only, STUDY AND THINK, 北京師範大学哲学与社会学学院《学思》編輯部, 第13期, 「三綱」は後漢時代に成立した概念であるが、それはどのように東アジアに伝播し、人々の生活上の倫理秩序として定着したのであろうか。この論文は、この問題を考察したものである。「三綱」は後漢以降、あまり言及されてこなかったが、朱子学によって「五倫」とともに復活し、伝えられた朝鮮半島で『三綱行実図』が作成され人民教化に用いられた。日本へは朱子学の伝来のほか、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に『三綱行実図』がもたらされ、仮名草子や往来物などに取り入れられて人民教化に用いられた。
  • 阮籍『通易論』初探
    Mar. 2006, 井ノ口 哲也, only, Bulletin of the Society of Liu-Chao Periods, 六朝学術学会, 第7集, いわゆる「竹林の七賢」の一人・阮籍の『通易論』を分析した論文である。内容を便宜的に八つに分け、『易』の文言に即してその構造を把握することにつとめ、循環理論と二元的世界観から成る『通易論』の世界をうかがうことができた。
  • On the formation of“San-gang(三綱)”
    Jan. 2006, 井ノ口 哲也, only, BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY Humanities and Social Sciences Ⅱ, 東京学芸大学, 第57集, 中国の戦国時代から後漢時代にかけて「三綱」概念が形成され成立してきたプロセスを考察した論文。『孟子』や『礼記』中庸篇には、のちに「五倫」と呼ばれる人間関係の秩序が見えるが、この当時、いわゆる「五倫」というまとまりでは定着せず、「三綱」が用いられた。当時は人間関係の秩序を表す言葉として五つも要らなかったのではないか、との疑義を呈しておいた。
  • Wang Chong(王充)'s approaches to Jing-Xue(経学)
    Mar. 2005, 井ノ口哲也, only, Memoirs of the Society for Latter Han Jing Xue, 後漢経学研究会, 第2号, 後漢時代は経学の盛んな時代であるにもかかわらず、当時のエリートだった王充と経学との関係については研究されてこなかった。この論文では、王充と当時の経学との関係を考察し、王充が自らを最高レヴェルの儒者である「鴻儒」に比定し、卓越した文章作成能力を自任していたことを論じた。
  • Wang Chong's view of  “Ziran(自然)”
    Feb. 2005, 井ノ口 哲也, only, BULLETIN OF TOKYO GAKUGEI UNIVERSITY Section Ⅱ Humanities, 東京学芸大学, 第56集, 後漢時代の王充の用いた「自然」も、それ以前までと同様、「他者の力を借りないでそれ自身の力でそうなること」という「みずからしかり」の意味で用いられていることを確認し、「おのずからしかり」の意味で解釈してきた従来の王充『論衡』の読みに疑義を呈した論文。
  • The Reserach of Wang-Chong in Japan : centering the World War Two
    Dec. 2003, 井之口哲也著、鄧紅訳, joint, 『第三屆先秦兩漢學術國際研討會「百家爭鳴――世變中的諸子學術」論文集』, 台湾・輔仁大学中国文学系, 後漢時代の王充とその著書『論衡』に関する日本の研究を、戦前と戦後にわけ、各時期の特徴を論じたもの。大分県立芸術文化短期大学の鄧紅氏の翻訳で、中国語圏に紹介された。
  • 中国古代の「遇不遇」論――「時」と「命」をどう捉えるか――
    Feb. 2003, 井ノ口 哲也, only, 池田知久編『郭店楚簡儒教研究』, 汲古書院, 中国古代の一次資料には、「遇不遇」に関する議論が散見する。この論文は、出土資料の郭店楚墓竹簡に見える「遇不遇」の記述を加え、後漢時代頃までを下限として、「遇不遇」の議論を考察したものである。『呂氏春秋』『淮南子』を経て、後漢時代の王充の『論衡』に至って「遇不遇」論が最も体系的になることが分かり、「遇不遇」に付随する「時」と「命」の概念の規模や役割について見積もることができた。
  • 後漢時代における五経と讖緯
    Mar. 2002, 井ノ口 哲也, only, Memoirs of the Society for Latter Han Jing Xue, 後漢経学研究会, 創刊号, 後漢時代初期には、「古学」修得者の台頭・讖緯の流行・五経の定着という三つの現象が見られるが、それぞれの関係については考察されてこなかった。この論文では、この三者の関係を考察した結果、経に付随した讖緯が五つの経の紐帯的役割を果たし、「古学」修得者がまとめて五経を学習する傾向が目立った、との結論を得た。
  • 「論」の立場――王充の「作」「述」否定の意味
    Dec. 2001, 井ノ口 哲也, only, 大久保隆郎教授退官紀念論集刊行会編『大久保隆郎教授退官紀念論集 漢意(からごころ)とは何か』, 大久保隆郎教授退官紀念論集刊行会, 後漢時代の王充は、自著『論衡』を、「作」(創作)でも「述」(祖述)でもなく「論」であると言っている。この論文では、『論衡』の記述を手がかりに、王充の「論」の立場を考察した結果、彼が桓譚『新論』をモデルとし、実証的に事の是非曲直を定めるのが「論」であることを突きとめることができた。
  • Japan Scholars' Studies on Zhao Qi
    Mar. 2001, 張奇偉、井之口哲也, joint, International Confucian Studies, 中国・国際文化出版公司, 第11輯, 北京師範大学の張奇偉氏との共著。発表当時、後漢の趙岐については日本人による7篇の論文しか研究の蓄積がないことが確認された。そこで、中国人研究者を読者として想定し、日本の趙岐研究の議論と到達点を紹介したのがこの論文である。
  • Adjusuting Differences of Opinion on the Five Classics of the Later Han Period
    Jul. 2000, 井ノ口 哲也, only, JOURNAL OF CHINESE CULTURE, 帝塚山学院大学中国文化研究会, 第9号, 後漢時代には、経義・経文の調整作業が、国家事業から個人活動までの様々なレヴェルで、断続的に行われていた。その諸事例を時間順に並べてみると、白虎観会議は国家事業であったけれども、後漢時代に断続的に行われた経義・経文の調整作業の一コマに過ぎず、過大視すべきではないことが理解された。
  • Learning and Passing on the Five-classics in the Later Han : In the Light of Fan Ye(范曄)'s Hou-han-shu(『後漢書』)
    Jul. 2000, 井ノ口 哲也, only, CHUGOKU TETSHUGAKU KENKYU Todai Journal of Chinese Philosophy, 東京大学中国哲学研究会, 第14号, 後漢時代約二百年の基本資料である范曄『後漢書』から、経学の継受――伝授と継承――の関係を隈無く拾い出して分析し、「誦」から「通」への学習過程と家学・郷里での教授活動の特徴について論じた。
  • “Canons” and their Commentaries : the Process of their Formation in the Zhangguo,Qin and Han Periods
    Mar. 1998, 井ノ口 哲也, only, STUDIES ON CHINESE EXCAVATED MATERIALS, 中国出土資料研究会, 第2号, 中国の戦国~前漢の一次資料における“「経」とその解説”に相当する構造を網羅的に分析した論文。「経」が解説とほぼ同時に書かれたであろう例を紹介し、解説が「経」のあとに書かれたとする従来の常識に疑義を呈している。

Presentations

  • 高校「倫理」教科書のなかの孔子
    22 May 2022, 日本儒教学会2022年度大会シンポジウム「いま儒教について語ることー孔子没後2500周年を記念してー」, Symposium workshop panel(nominated)
  • 山上憶良「沈痾自哀文」における漢籍の影響について
    25 Sep. 2021, 科研「アジアの伝統医学における医療・医学の倫理と行動規範、及びその思想史的研究」2021年度第1回研究会
  • :
    09 Dec. 2018, 「中國的經學與日本的經學」國際學術研討會
  • :
    01 Dec. 2018, 經学與政治 國際學術研討會
  • :
    04 Jan. 2018
  • :
    03 Jan. 2018
  • :
    19 May 2017, 第五屆儒教國際大會
  • :
    27 Mar. 2017, 首届老子与道教文化国際学術研討会
  • 教科書の中の孔子
    07 Jan. 2017, 宗教史学研究所第64回研究会(第64回宗教史研究会)
  • (著者との対談形式の口頭発表による書評)佐藤將之著『荀學與荀子思想研究:評析・前景・構想』(台北:萬卷樓圖書公司、2015年12月)
    03 Sep. 2016, 阪神中哲談話会第401回特別発表大会
  • 班固「両都賦」と張衡「二京賦」―後漢知識人の洛陽(雒邑)観 初探―
    23 Jul. 2016, 「比較のなかの東アジアの王権論と秩序構想―王朝・帝国・国家、または、思想・宗教・儀礼―」2016年度第2回共同研究会
  • :
    21 Aug. 2015, 經學史研究的回顧與展望――林慶彰先生榮退紀念研討會
  • :
    16 Mar. 2015, “中國傳統文化與社會主義核心價値觀”研討會
  • 漢代的學術分類與經學
    Nov. 2014, 漢代哲學工作坊
  • Liang Qi-Chao and Chinese Overseas Education
    Aug. 2013, 世界海外華人研究学会第八届国際会議
  • 後漢時代における顔回像
    Jul. 2012, 中国出土資料学会平成24年度第1回例会
  • Learning and Passing on Shang-Shu(尚書)in the Later-Han-Period
    Apr. 2012, 國際≪尚書≫學會首届年會曁國際≪尚書≫學第二届學術研討會
  • 関於《周礼》的出現与其台頭
    Dec. 2011, 国際儒学論壇・2011――儒家的修身処世之道
  • 関於《荘子》中的顔回
    Dec. 2010, 国際儒学論壇・2010――“儒家思想与社会治理”
  • 井上哲次郎之学術分類的当代意義
    Nov. 2010, 紀念鶴山書院創建800周年国際論壇曁宋明理学与東方哲学国際学術研討会
  • Wang Chong's view of Yan Yuan : Understanding of death of Yan Yuan
    Oct. 2010, 第十一届世界顔氏文化聯誼大会曁国学伝承与東亜経済学術論壇
  • 後漢時代における『老子』思想の展開
    Nov. 2009, 日本道教学会第六十回大会
  • 五経与讖緯
    Oct. 2009, 儒家文化与青年精神国際学術研討会
  • 完成使命的《儒教国教化》学説――囲繞日本学者的論議――
    Sep. 2009, 紀念孔子誕辰2560周年国際学術研討会
  • 「章句」考
    Dec. 2008, 後漢経学研究会第8回研究報告会
  • 後漢時代における『孟子』と趙岐注
    Oct. 2008, 日本中国学会 第六十回大会
  • 試論白虎観会議的意義
    Sep. 2008, “経学与中国哲学”国際学術研討会
  • 三つの『日本儒学史』――近代日本儒学研究試論――
    Dec. 2007, 北京師範大学外国語言文学学院日文系「講座」
  • 井上哲次郎の江戸儒学三部作について
    Nov. 2007, 日本学総合講座
  • “高宗諒陰三年不言”小考
    Nov. 2007, 2007国際儒学高峰論壇
  • 班固与張衡
    Oct. 2006, 2006駢文国際学術研討会
  • 「三綱」概念の形成過程に関する一考察
    Nov. 2005, 後漢経学研究会第5回研究報告会
  • “三綱”的成立与流伝
    Aug. 2005, 東亜価値観国際学術研討会
  • 「儒教の国教化」説は有効か?
    Dec. 2003, 後漢経学研究会第3回研究報告会
  • 後漢時代における五経と讖緯
    Nov. 2001, 後漢経学研究会第1回研究報告会