Tokyo Gakugei University, Professor

Tokyo Gakugei University, Comprehensive Educational Science DivisionPedagogy 学校教育学分野, Professor

教育学修士

社会言語科学会

日本教育工学会

日本教育社会学会

教育哲学会

日本カリキュラム学会

日本教育方法学会

Japanese Association of School Health
01 Oct. 2022 - Present

中学校教員一級免許状（社会）

高等学校教員二級免許状（社会）

Education
Education

学習指導、カリキュラム、コミュニケーション

学習指導（コミュニケーション）の前提条件の探究
2020 - 2020

教師教育カリキュラムにおける色覚ユニバーサルデザインの導入状況に関する調査研究

科学研究費補助金（基盤研究C）, 授業の質向上のためのリズムを生み出す教師の言動に関するマルチモーダル分析, 2018 - 2021

教職総論　改訂版
20 Oct. 2019, 学文社, 978-4-7620-2925-7

教育課程論 (教師のための教育学シリーズ)
Nov. 2016, 山田 雅彦 (著, 編集), 佐々木 幸寿 (著), 島田 和幸 (著), 米津 美香 (著), 池田 修 (著), 黒田 友紀 (著), 「序章　教育課程をどう見るか(pp.1-5) 」 「第1章　教育課程の基礎知識(pp.6-26) 」 「終章　「経験」としてのカリキュラム(pp.179-192)」, 学文社（東京）, 　教職教養としての教育課程論。教育課程論の概要と、教育課程論と学習論のシームレスの接続についての考察を担当。

教職総論:教師のための教育理論
Oct. 2016, 平野朝久、櫻井眞治、山田雅彦、糸井尚子、上淵寿、品田瑞穂、林尚示、伊藤秀樹、高橋純、佐々木幸寿、菅原雅枝、末松裕基、腰越滋、古屋恵太、遠座知恵, 第2章「教師は五者たれ－教師の仕事の多様性－（pp.15-28)」, 学文社（東京）

教職入門のための教育学
Nov. 2014, 平野朝久、山田雅彦、林尚示、古屋恵太、遠座知恵、佐々木幸寿、末松裕基、腰越滋、篠原文陽児, 「教師は五者たれ」, 協同出版（東京）, 本学必修科目「教職入門」の教科書としての使用を想定して執筆。師範学校以来の格言「教師は五者たれ」を手がかりに、教師の仕事の多様さと、教育実践との結びつきが希薄に思える諸学問がそれらの多様な仕事を支えていることについて概説。

「学びやすさ」を重視した説明・指示・発問の新しい一斉授業
Apr. 2013, 石川晋、堀裕嗣、山田洋一、菊地省三、桔梗友行、佐藤正寿、俵原正仁、成瀬陽子、片野靖久、齋藤直人、飯村友和、山田雅彦、佐内信之、阿部隆幸、中島卓朗、藤原なつ美、田中博司、吉竹敦、水戸ちひろ, 舞台人に学ぶ発問の秘訣, 東京, 活動中心の授業が注目されているが、まだまだ教室では発問中心の授業が多く行われている。本書は、いかに教師が教授行為を行うかだけではなく、その行為は学習者にとってどのような効果があるのか、に注目し、子どもたちの「学びやすさ」にこだわった、新しいタイプの「説明・指示・発問型授業」を提案するものである。

授業成立の基礎技術-「教壇芸人」への道-
Sep. 2012, 東京学芸大学出版会（東京）, 第1章　授業成立の前提条件

　第1節　教師であることは児童生徒からのギフトである

　第2節　鵜呑みにする主体性



第2章　自己規制を待ち、促す仕掛け

　第1節　説得の原理的な限界

　第2節　待ち方のあれこれ

　第3節　「個人戦」の時代



第3章　話し言葉の技術

　第1節　言葉を手渡す

　第2節　言葉を惜しむ

　第3節　サイレントの力

　第4節　リズムとメロディ

　第5節　息を合わせる



第4章　集中を回復し、維持する技術

　第1節　キーワードは「フォーカス」

　第2節　フォーカスが割れる、フォーカスに入る

　第3節　授業のフォーカス

　第4節　課題非従事行動とはフォーカスが割れること

　第5節　一度手放してフォーカスを取る

　第6節　共有できるフォーカスを作り出す

　第7節　活きた教材の掘り起こし

学校という劇場から－演劇教育とワークショップ－
Feb. 2011, 佐藤信・東忠勝・市橋秀夫・小川博久・小林由利子・里見実・高尾隆・高山昇・中島裕昭・花崎攝・平田知之・平林正男・山田雅彦・米屋尚子・渡部淳, 第４章「演劇は学校にとって劇薬か」中、「平林実践に関して」, 論創社, 平林正男による教育実践報告へのコメント

明日の学校４　学級経営・基礎の基礎
Jul. 2009, 青山新吾・赤坂真二・北川達夫・中村健一・野中信行・平田オリザ・藤田恵子・山口裕也・山田雅彦, 第１章　子どもへの接し方・語り方, ぎょうせい, 以下の構成により、学級経営の基礎となる子どもへの接し方・語り方について概説。



１「子どもに接する・語る」とは

　１）子どもは「自分のルール」をもっている

　２）「固有名詞存在」から「互換可能な個人」へ

　３）「教師についていく」という関係をつくる

２子どもへの接し方

　１）「成長する力」を信じる

　２）「今の自分」から出発する

　３）「はるか彼方」をともに目指す

３子どもへの語り方

　１）「一つ上のルール」を示す

　２）説得より「誘惑」を

　３）あえて「あいまいな根拠」のまま示す

「活用型」学習をどう進めるか
Jun. 2008, 浅沼茂・安彦忠彦・橋本美保・松下晴彦・澤田稔・阿部昇・久野弘幸・山森光陽・山田雅彦・山口（諏訪）友美・小山儀秋・林直美・遠座知恵・根津朋実・三橋秋彦・小玉容子・善元幸夫・曽我部義則・渡辺美雄・白石範孝・米澤紀子・小林秀平・中村譲・吉田和夫・植村利英子・桔梗亜紀・佐々木寿洋・高山保子・鎌須賀幹子・細水保宏・京極邦明・高畑宏之・増田修治・鏑木良夫・中村泰之・糸井登・高野展也・栗田裕年・佐藤麻里子・丸山晶子・梶原貴・星野洋美, 身体活動と考える力の成長, 教育開発研究所（東京）, 身体運動を伴うゲーム活動的な授業について、考える力を伸ばすための活用方法と、生じやすいトラブルについて解説した。

ソシオロジカル・スタディーズ
Dec. 2007, 張江洋直・大谷栄一・浅野智彦・田中俊之・苫米地伸・山田雅彦・井出裕久・木脇奈智子・魁生由美子・佐々木えりか・伊藤雅之・角田幹夫・武井順介, 第６章「学校の役割は終わったか？－大衆教育社会から階層社会へ－」, 世界思想社（京都）, 　過酷な受験勉強や画一的な授業･生活指導など､ここ三十年ほどの間に学校で見い出されたいくつかの現象が､｢本来の教育ではない｣と批判されてきた｡しかし歴史的には､大半の学校は広い地域に共通の､つまり画一的な思考行動様式を普及させるためのものであったし､受験勉強の背景にある､学業成績によって社会的地位を得られる社会制度(メリトクラシー)は､かつては民衆にも支持されていた｡学校批判は､学校が従来の役割を期待されなくなっていることの現れともいえる｡しかし､学校の従来の役割は本当に不要となったのか｡本稿の答えは｢否｣である｡

子どもの「社会的自立」の基礎を培う
Mar. 2007, 山口満・門脇厚司・田中統治・岡崎勝博・有村久春・増田實・上嶋洋一・森島昭伸・矢沢雅・高階怜治・戸野塚厚子・山田千明・中井孝章・林幸克・山田雅彦・瀬戸知也・林尚示・森田司郎・田原恭蔵・瀬戸健一・佐々木光郎・宮本友弘・服部次郎・浅野信彦・岡部善平・見目節子・三村隆男・根津朋実・小島弘道・遠藤忠・塚田泰彦・和井田清司・大谷実・丹沢哲郎・鈴木樹・桂直美・都築邦春・木村範子・小浜明・田部滋・福司山和宏・安井一郎・早川和子・池沢政子・中村豊・杉山健, 子どもの社会的自立と生活リズムの向上, 教育開発研究所（東京）, 　社会的自立との関連で見るとき、早寝早起きの核心は、具体的な起床・就寝時刻よりも、機械時計に従うところにある。文中で「ベル着」や号令にも言及しているのは、それらが早寝早起きと同様に、機械時計に従う行動の一種であることによる。

実践に活かす教育課程論・教育方法論
Apr. 2002, 山口満・唐澤勇監修、樋口直宏・林尚示・牛尾直行編著、飯田範子・＊山田雅彦・山崎保寿・島田茂樹・富田初代・松田勝・谷口明・黒川浩・高岸ミツ子・小西雅彦, 学事出版

現代カリキュラム研究
Sep. 2001, 山口満編著、田中統治・矢沢雅・滝沢利直・鄭栄根・阪尾隆司・＊山田雅彦・飯田範子・林尚示・和井田清司・大谷尚・藤田静作・篠原清昭・岡田佳子・見目節子・徐敏民・林明煌・金ヒョン淑・小林恵・安井一郎・岡部善平・根津朋美・森田司郎・吉田武男・中井孝章・浅野信彦・鈴木樹, 学文社

Integrated Learning and Fundamentals of Subjects
Jan. 2000, 恒吉宏典・天野正輝・石川英志・中野和光・柴田義松・阿部昇・須田勝彦・藤田昌士・＊山田雅彦・水越敏行・豊田ひさき, 図書文化

History of Highschool in Japan as History of Its Curriculum(Since1945)
Dec. 1995, 山口満編著、安井一郎・矢沢雅・阪尾隆司・飯田範子・林尚示・＊山田雅彦・花岡かをり・谷田勇人・池沢政子, 学事出版

Questionnaire Survey of Teacher Training Programs at Universities to Evaluate the Management of Color Vision Deficiency in Teacher Training Curricula
2025, only, 日本教育大学協会研究年報, 42

The Characteristics of Speaking in Unison in Multi-party Communications in the Classroom: Case Study on Micro-teaching by University Students
01 Sep. 2022, YAMADA Masahiko, only, Annual Report of Study of Education, 東京学芸大学教育学講座　学校教育学分野・障害教育学分野, 41, Research paper (scientific journal), The purpose of this study was to clarify the characteristics of speaking in unison in multi-party communications in the classroom. Providing unison in school seems to have two conflicting effects: demonstrating a collaborative relationship between students, and training for quick response to teachers’ requests. I examined unison in micro-teaching by uni-versity students using multimodal analysis to clarify whether those effects were actually achieved or not. From 43 mi-cro-teaching situations, 32 instances of unison were examined. The results were as follows: (1) students used some strategies to speak in unison successfully, such as speaking in the shortest phrases possible or templates, using a long tone at the end of phrases, lowering their voice to avoid using drastically different phrases or different tempo, and adopting preceding phrases and prosody; (2) although some of these strategies, especially using the shortest phrases possible and adopting the preceding phrase, are contradictory, participants achieved unison instantly without discussion through non-verbal coordination; and (3) even when students’ coordination began after the teacher’s direction or sug-gestion, quick responses and a collaborative relationship were not separate in the process achieving unison.
This work was supported JSPS KAKENHI grant number JP18K02358.

Unison in the Classroom as "Contact through Vibrations" : With Reference to the "We-Relation" of Alfred Schutz
10 Nov. 2021, YAMADA Masahiko, only, Studies in the philosophy of Education, The Philosophy of Education Society of Japan, 124, Research paper (scientific journal), The purpose of this study was to clarify the characteristics of speaking in unison in multiparty conversations in the classroom. Unison in school seems to have two conflicting effects: demonstrating a collaborative relationship between students and training for quick responses to teachers’ requests. Here, I examined unison referring to the “We-relation” of Alfred Schutz, defined as a pre-objectified, lived experience (inner duration) with other persons, and his article “Making music together”. As a result of the examination, I claim that unison is a type of “contact through vibrations” that is achieved semiautomatically and sophisticated by intensive adjustment. According to Schutz’s logic, unison is an event in the “We-relation”. Participants in unison respond semiautomatically to the voice of others by utilizing audial (listening to the voice of others), visual (seeing the movement of others), and tactile (feeling the vibrations made by the voice, breath, and movement of others) perceptions. In other words, they make unconscious contact through vibrations. When such semiautomatic responses are problematic, participants intentionally objectify their voice and adjust it to others. Although this intentional adjustment clarifies and modifies the unison procedure, the effort needed for adjustment produces a pre-objectified “We-relation” and sophisticates unison to an extent too subtle to explain. This type of unison process suggests the need to reexamine recent learning theories that focus on intentional objectification and disregard pre-objectified events.

平成20年度東京学芸大学教育学講座主催の公開講座に関する実施状況報告－「ヒントをつかむ力」と「パッケージ化された知識・技能」に着目して－
only, 『教育学研究年報』, 東京学芸大学教育学講座学校教育学分野・生涯教育分野, 28, 学外から講師を招聘して、現職教員を対象に実施した公開講座について、講師が教育関係者でない場合の受講者の反応に焦点をあてて考察した。

規律の徹底と受容的かかわりが学級経営に及ぼす影響に関する小学校教師への質問紙調査
Mar. 2019, 山田雅彦, only, 日本学級経営学会誌, 日本学級経営学会, 1, 　公立小学校教師への質問紙調査により、順調な学級経営の特徴を追究した。教師が学級を評価する観点として、児童への受容的かかわり（受容）、個々の児童の生活習慣（しつけ）、集団としての規律（秩序）、集団内の親和的･互助的関係（和やか）の4因子が抽出され、和やか因子に直接影響を及ぼししているのは秩序因子であり、受容･しつけの両因子は秩序因子を介した間接的な影響しか及ぼしていないことが示された。これにより、円満な学級経営のためには児童への受容的かかわりだけでは不十分で、受容的かかわりと両立しうる方法によるしつけや秩序の確立が不可欠であることが示唆された。

課題非従事行動への対処法を習得する過程に関する東京都内公立小中学校への質問紙調査－初任・若手期の位置づけを中心に－
Sep. 2018, 山田雅彦, only, 教育学研究年報, 東京学芸大学 教育学講座 学校教育学分野・生涯教育学分野, 37, 　東京都内公立小中学校への質問紙調査により、教師が課題非従事行動への対処法を習得する過程についての現職教師の意識を追究した。小中学校とも、課題非従事行動の増加･頻発の原因は学校外にあるがそれを解決する有効な方法は教師の力量向上であると意識していること、課題非従事行動への対処法を習得する主要な機会は採用後の経験であり採用前（教員養成課程）でできることは限定的であると意識していることが示唆された。

A Case Study on a Cleaning Activity as an Example of Curriculum Management under Couse of Study 1977 in Japan
Feb. 2018, 山田雅彦, only, 教職研究, 立教大学教職課程講座, 30, 　昭和52(1977)年版学習指導要領下での公立中学校における清掃指導改善運動を事例として、教師のボトムアップによるカリキュラムマネジメントが成功をおさめる過程の、喧伝されるPDCAサイクルとの異同を明らかにした。

A Self-Study Program for Training Novice Teachers to not Vocalize Their First Impression as a Means of Dealing with Unexpected Behavior by Students
Feb. 2017, 山田雅彦, only, Bulletin of Tokyo Gakugei University, Division of Comprehensive Educational Science I, Pedagogy, Educational Psychology , Vol.68, 東京学芸大学, 68, 本研究の課題は、教師が児童・生徒の想定外の応答に適切に対処するためには「第一印象ではないことを言う」ことがほぼ必須であることを指摘するとともに、それを習慣化するための独習プログラムを提案することである。このプログラムは多様な想定外場面をシミュレートして想定外を想定内に変えることではなく、シミュレートしていなかった想定外場面でさえ落ち着いて対処できるようになることを目指すものである。

階層社会化を前提とした｢プランB｣が必要な時代―文化的階層差の影響が増す時代の｢基礎力｣のとらえ方―
Aug. 2016, 山田雅彦, only, 学校教育研究, 日本学校教育学会, 31, 　「キー・コンピテンシー」をキーワードとするこれからの学校教育において、文化的階層差が学力に及ぼす影響がこれまで以上に大きくなってくることを指摘し、文化的階層低位に属する児童・生徒のために従来型の基礎学力を保証することの意義も高まることを指摘した。

Four Characters of "Lessond Focusing on Students' Identities" in Japan
Oct. 2015, 山田雅彦, only, 教職研究, 立教大学　学校・社会教育講座　教職課程, 27, 「児童・生徒主体の授業」と称される授業が以下の四特徴すべてをすべてそなえていること、それらは論理的には互いに独立であることを指摘した。(1)「体験型」の学習スタイル(2)児童・生徒にとっての切実な関心事(3)学び方を学ぶ(4)学習課題が教師の教育意図の範囲内にある。

Overview of Past Research on Off-Task Behavior and Directions for Future Research
Feb. 2015, 山田雅彦, only, Bulletin of Tokyo Gakugei University : Division of Comprehensive Educational Science I, 東京学芸大学, 66, 　本稿の課題は、課題非従事行動(off-task behavior)への対処法に関する研究を概観し、今後の展望を明らかにすることである。あらかじめ結論を述べるなら、課題非従事行動への対処法に関しては、もっぱら課題非従事行動の予防・低減を志向する研究が行われてきており、発生してしまった課題非従事行動に対処する方法、なかんずく教師たちの間で自然発生し、実際に有効に機能している方法がなぜ有効かの原理的な追究は緒に就いたばかりである。対教師暴力の低減といった実践的な要請からも、この点の追究が今後より積極的に展開されることが期待される。

講演記録
Mar. 2014, 山田雅彦, only, よく考える　表現力に富んだ　子どもを育てる, 富山市立水橋中部小学校, 　「よく考える児童を育てる」という研究テーマに即して、子どもが考えるとはどういうことか、教師が児童に求める「よく考える」とはどういうことか、両者のずれを教師はどのように克服しうるかについて概説した。

A Case Study on Making Hazard Maps as an Instruction for Reading “Non-continuous Texts”
Mar. 2014, 山田雅彦, only, Tsukuba Journal of Educational Studies, 筑波大学教育学会, 12, 　本論文の課題は，非連続型テキスト(non-continuous texts)読解力を育成する手段としての「地域安全安心マップ作成活動の可能性を指摘することである。安全マップ作成は，非連続型テキスト読解の5プロセスのうち，「情報の取り出し」「幅広い一般的な理解の形成」「解釈の展開」の三者の向上に寄与しうる。「情報の取り出し」は主に街頭調査を通じて，「幅広い一般的な理解の形成」は調査内容を地図化する際のカテゴリー化・凡例化を通じて向上している。「解釈の展開」に関しては，向上した事例は現時点では大学生によるもののみであるが，少なくとも交通安全に関しては，街頭調査時間の延長が「解釈の展開」に寄与する可能性も見いだされた。

Developing a Questionnaire on Students' Social Skills to Evaluate the Effectiveness of Classroom Management
Feb. 2014, 瀧口信晴、森田純、山田雅彦, joint, Bulletin of Tokyo Gakugei University : Division of Comprehensive Educational Science I, 東京学芸大学, 65, 教師による集団作りの効果測定法としての「児童の社会性自己評価シート」を作成し、その活用法を提案するとともに、普及のためにパソコン対応集計用マクロを作成した。

Questionnaire on the Teacher-Student Relationship
as a Factor in Classroom Management
Sep. 2013, 森田純・山田雅彦, joint, 教育学研究年報, 東京学芸大学 教育学講座 学校教育学分野・生涯教育学分野, 32, 児童1102 名と彼らの学級担任である教師36 名を対象とする質問紙調査により，児童の学級内での社会性と教師が自覚する学級経営傾向の相関を求めたところ，以下の2 点が明らかになった．
①児童の社会性が高い学級の担任は，教師と児童の上下関係（ルールの徹底）を確立し，教師と児童および児童間の水平関係（フラットな心の通い合い）も確立した学級経営を行っていると自覚している．
②児童の社会性が低く友達関係を育みにくい学級の担任の学級経営スタイルは，水平関係に偏っている．

第3回「学教フォーラム」および第2回「学教　教育学道場」実施状況報告
Sep. 2010, only, Annual Report of Study of Educarion, 東京学芸大学教育学講座　学校教育学分野・生涯教育学分野, 29, 　学校教育教室の非公式教育活動である「学教フォーラム」と「学教　教育学道場」の実施状況について、教室構成教員代表として報告。

平成21年度東京学芸大学教育学講座主催の公開講座に関する実施状況報告－教員対象の公開講座に教育周辺領域から講師を招く際の配慮を視野に－
Sep. 2010, only, Annual Report of Study of Educarion, 東京学芸大学教育学講座　学校教育学分野・生涯教育学分野, 29, 小児医療にかかわる「クリニクラウン」を講師として招聘した公開講座の実施状況報告。長期入院患者に対する小児医療という、学童への教育と医療との境界領域での活動から、教員が日々の実践へのヒントをつかみとるための主催者側の支援のあり方を中心に記述。

A Case Study of the Effectiveness of "Preface Template" on Student Essays
Feb. 2009, 山田雅彦, only, Bulletin of Tokyo Gakugei University. Division of educational sciences, 東京学芸大学, 60, 　大学生の論文執筆支援ツールとしての「序章テンプレート」の有効性に関する事例研究。「序章テンプレート」とは、空欄を執筆者が埋めていくことで最低限の序章を完成させられるようになっている、部分的に空欄をもうけた序章のひな型のことである。
　同一の学生が卒業研究の過程で同一のテーマに関して執筆した序章の下書きを、テンプレート使用前と使用後で比較し、テンプレートの使用によって序章の内容が読者にわかりやすく整理されることや、それによって指導者による的確な指導助言が容易になることを指摘した。

東京学芸大学教育学講座主催の公開講座に関する実施状況報告－教員を主たる受講者とするワークショップ実施上の留意点に関する一事例として－
Oct. 2008, 山田雅彦, only, Annual Report of Study of Education, 東京学芸大学教育学講座学校教育学分野・生涯教育分野, 27, 　東京学芸大学教育学講座（学校教育学分野）では、平成17(2005)年度から平成19(2007)年度まで、東京学芸大学公開講座の一環として、公開講座を実施してきた。毎回定員を上回る受講者を迎えることができ、改善点は多々あるもののその都度受講者から好評を博している。一連の公開講座実施過程において、教員を主たる受講者とするワークショップを実施する際の留意点に関して貴重な示唆が得られたため、この点を中心として、過去３回の実施担当者から一連の公開講座の概要と成果について報告する。

Any Instructions Found on Pupils' Voluntary Subordination : Referring to the Concept"Studenting" by D.B.Gowin
Feb. 2004, ＊山田雅彦, only, Bulletin of Tokyo Gakugei University Section I (Science of Education), 東京学芸大学, 55/,9-17

Preconditions and Consequences of Persuading Pupils
Nov. 2002, ＊山田雅彦, only, The Annual Review of Sociology and Social Theory, ハーベスト社, /1,96-111

How Do Teachers Control Pupils' Undesiable Activities in the Classroom?
Mar. 2001, ＊山田雅彦, only, Bulletin of Tokyo Gakugei Univ. Section 1. Science of Education, 東京学芸大学

Severity of Being Individual Has Been Neglected : Reconcidering"Education for Individuality and Personality
Aug. 1999, ＊山田雅彦, only, Bulletin of Japanese Association of Sohool Education, 日本学校教育学会

A Case Study on Multiple Rules in Teaching Process(2)
Mar. 1999, ＊山田雅彦, only, Bulletin of the Osaka Prefecture University (The Humanities and Social Sciences), 大阪府立大学総合科学部

A Case Study on Multiple Rules in Teaching Process(1)
Mar. 1998, ＊山田雅彦, only, Human Sciences, 大阪府立大学人間科学研究会

The Power Teacher Pupil Relationship
Nov. 1996, ＊山田雅彦, only, Annual Report of the Kanto Educational Research Society, 関東教育学会

The"Transformation of Relevances"in A. Sohntz's Theory
May 1995, ＊山田雅彦, only, Studies in the philosophy of Education, 教育哲学会

The Structure of Understanding in the Process of Changing the Conduct of Pupils : Reffering to the Everyday-Life-World Theory by A. Sohietz
Mar. 1993, ＊山田雅彦, only, The Japanese Journal of Curriculum Studies, 日本カリキュラム学会

The Understanding in the Multiple Realities : Reffering to Pupils who can not Co-operate with their Classmates and teachers
Nov. 1992, ＊山田雅彦, only, Annual Report of the Kanto Educational Research Society, 関東教育学会

A Study on the Process of Teaching Material Selection.
Mar. 1989, ＊山田雅彦, only, Research Journal of Educational Methods, 日本教育方法学会

授業を通じた生活指導のあり方に関する実証的研究　
日本教育方法学会第43回大会

授業型多人数会話における意図的なユニゾンの特徴―大学生による模擬授業に即して―
06 Mar. 2020, 社会言語科学会第44 回大会, Oral presentation(general), 本研究の課題は,授業型多人数会話において,教師（に相当する者）の要求に応じて意図的に行われるユニゾンの特徴を明らかにすることである.ここでいう授業型多人数会話とは,多人数会話の中でも,授業中の教師に相当する,立場の異なる1 名が会話の順番取りシステムにおいて特権的な位置にあるタイプのものを指す.

「声をそろえる」ことの学級経営的意義―A.シュッツの「我々関係」を手がかりに―　
Aug. 2019, 日本学校教育学会　第34回大会

正解を定めない観察が教員養成課程における授業観察に及ぼす効果
Aug. 2018, 日本学校教育学会　第33回大会

教師の経験が「みとり」に及ぼす影響に関する調査
Oct. 2017, 日本教育方法学会　第53回大会

反省的思考の育成を目指した教師教育カリキュラムを補完する独習法の可能性
Jul. 2017, 日本カリキュラム学会第28回大会

課題非従事行動への対処法に関する公立学校への質問紙調査
Sep. 2016, 日本教師教育学会第26回研究大会

課題非従事行動への対処法に関する公立学校への質問紙調査
Sep. 2016, 日本教師教育学会第26回研究大会

教師－児童関係が学級経営に及ぼす影響に関する質問紙調査
Aug. 2016, 日本学校教育学会第31回研究大会

School Based で開発された児童・生徒の社会性測定法の妥当性の検証
Oct. 2015, 日本教育方法学会第51回大会

児童・生徒の想定外の応答に対処するための独習プログラムに関する実践報告―課題非従事行動への対処法に関する学部教育と初任・若手期OJTとの連携に関する研究―
Sep. 2015, 日本教師教育学会第25回研究大会

若手教員の授業力向上を目的とした教師の連携・相互理解のあり方について－中学校における学年内連携を通して－
Aug. 2011, 日本学校教育学会第26回研究大会

統制行動を考える新たな視点としての「フォーカス」－教師の統制行動に関する質問紙調査結果から－
Jul. 2010, 日本学校教育学会第25回大会

ワークショップ形式による、教師の統率力向上プログラムの可能性
Jul. 2008

授業過程における教師の統制行動に関する実証的研究　
Oct. 2006, 日本教育方法学会第42回大会

私語・不規則発言統制の原理としての「フォーカス」－即興劇（インプロ）の理論と方法と手がかりとして－
Aug. 2006, 日本学校教育学会第２１回研究大会

教育の場における市場原理の限界と矛盾－知識を買おうとする者のゆくえ－
Jul. 2006, 社会科学基礎論研究会2006年第二回研究会「疲弊する〈近代〉」

学級・ホームルーム活動を可能にする「力」が問われるべきである―「どのような「力」が育つか」を問う前に―　課題研究１　学級・ホームルーム活動でどのような「力」が育つか
Aug. 2001, 日本特別活動学会第10回大会

.「心の教育」の抑圧性について　課題研究Ⅱ　あらためて道徳教育を問う－「幼児期からの心の教育」と家庭の役割を含めて－
Sep. 1999, 日本教育方法学会第３５回大会

授業過程における規範の多元性に関する実証的研究(1)
Jul. 1998, 日本カリキュラム学会第９回大会

授業過程における規範の多元性に関する実証的研究(2)
Jan. 1998, 日本教育方法学会第34回大会