青木 真純 (アオキ マスミ)
大学教育研究基盤センター機構 学生支援センター 障がい学生支援室 | 講師 |
経歴
- 東京学芸大学
2023年04月 - 現在, 障がい学生支援室, 講師 - 横浜国立大学
2021年04月 - 2023年03月, ダイバーシティ戦略推進本部 バリアフリー推進部門, バリアフリー推進部門支援コーディネーター - 筑波大学
2020年04月 - 2023年03月, 人間系, 客員研究員 - 筑波大学
2018年11月 - 2021年03月, ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター, 非常勤研究員(出産育児のため2018年4-10月、2020年4-9月を除く) - 筑波大学
2016年04月 - 2018年03月, ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター, 准教授 - 筑波大学
2014年04月 - 2016年03月, 障害学生支援室, 助教 - 筑波大学
2013年04月 - 2014年03月, 博士特別研究員
学歴
所属学協会
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 筑波大学
神経発達症児へのテーラード・サポートにむけた認知プロセスの多層的評価の構築検証, 基盤研究(B), 2023年04月01日 - 2027年03月01日 - 日本学術振興会
科学研究費助成事業 若手研究, ダイナミックアセスメント遂行時の脳内ネットワークの解明, 若手研究, 2020年04月 - 2024年03月 - 筑波大学
ダイナミックアセスメント遂行時の脳内ネットワークの解明, 若手研究, 2020年04月01日 - 2024年03月01日 - 筑波大学
筑波大学2016年度研究基盤支援プログラム(Aタイプ), 軽度知的障害児の実行機能の向上を目指した認知教育プログラムの開発, 2016年04月 - 2017年03月 - 日本学術振興会
科学研究費補助金 基盤研究(A), 障害のある学生の修学支援における合理的配慮のあり方に関する学際的研究, 2014年04月 - 2018年03月, 競争的資金 - 筑波大学
障害のある学生の修学支援における合理的配慮のあり方に関する学際的研究, 基盤研究(A), 2014年04月01日 - 2018年03月01日
書籍等出版物
- 発達障害のある大学生のアセスメント: 理解と支援のための実践ガイド
2024年03月 - 知的障害児の心理・生理・病理 : エビデンスに基づく特別支援教育のために
2022年03月, 勝二 博亮, 北大路書房, 9784762831881 - 高等学校教員のための特別支援教育入門
2020年04月, 大塚
玲, ADHDのある生徒の理解と支援, 萌文書林, 9784893473622 - 合理的配慮ハンドブック : 障害のある学生を支援する教職員のために
2019年03月, 日本学生支援機構, 発達障害;注意欠如多動症, ジアース教育新社, 9784863714922 - よくわかる!大学における障害学生支援 : こんなときどうする?
2018年06月, 竹田
一則
青木
真純
青柳
まゆみ
有海
順子
井口
亜希子
岡崎
慎治
奥村
真衣子
柏倉
秀克
加藤
靖佳
川間
健之介
河南
佐和呼
小林
秀之
五味
洋一
近藤
武夫
佐々木
銀河
佐藤
克敏
塩川
宏郷
Harding
John
白澤
麻弓
神藤
典子
末富
真弓
副島
賢和
高橋
知音
武田
鉄郎, ジアース教育新社, 9784863714694 - 特別支援教育 : 共生社会の実現に向けて
2018年03月, 小林
秀之
米田
宏樹
安藤
隆男, 注意欠陥・多動性障害の理解と教育, ミネルヴァ書房, 9784623081523 - 生理心理学と精神生理学
2018年05月, 坂田
省吾
山田
冨美雄
堀
忠雄
尾崎
久記
片山
順一
鈴木
直人
室橋
春光
苧阪
満里子, ADHDにおける注意機能と実行機能, 北大路書房, 9784762829727
論文
- 発達障害学生支援における学生自身による効果評価の試み
2018年, 佐々木 銀河, 青木 真純, 五味 洋一, 竹田 一則, 共著 - ノートを取ることが困難な大学生に対するノートの取り方の方略変容を目指した事例的検討
2019年02月, 青木 真純, 佐々木 銀河, 真名瀬 陽平, 五味 洋一, 中島 範子, 岡崎 慎治, 竹田 一則, 共著 - ADHDやASDのある大学生の認知特性とこれに関連する方略評価についての検討 : DN-CAS認知評価システムの年齢外適用を通して
2020年11月, 青木 真純, 佐々木 銀河, 中島 範子, 岡崎 慎治, 竹田 一則, 共著, 特殊教育学研究 = The Japanese journal of special education, 58, 3 - Intervention to Enhance Cognitive Development Underpinning Reading for Japanese Preschool Children
2024年02月, 共著, International Journal of Psychosocial Rehabilitation, 28, 1, 研究論文(学術雑誌), 10.61841/v28i1/400363 - 注意欠如多動症児の干渉制御における先行手がかりの影響に関する予備的検討
2023年11月, 青木真純、岡崎慎治, 共著, 生理心理学と精神生理学, 41, 2 - 大学生におけるPASS理論に基づく認知特性評価の試み-CAS2:Rating ScaleによるPASS尺度とASD特性,ADHD特性との関連-
2021年, 青木真純
中島範子
岡崎慎治, 障害科学研究, 45, 1881-5812 - オーストラリアの大学における固有の必要条件の調査 ―障害学生に対する合理的配慮の提供プロセスの明確化に向けて―
2018年, 佐々木 銀河
田原 敬
五味 洋一
青木 真純
宮内 久絵
岡崎 慎治
野呂 文行
竹田 一則, 特殊教育学研究, 一般社団法人 日本特殊教育学会, 56, 3, 10.6033/tokkyou.56.157, 0387-3374,障害のある学生に対する合理的配慮は、固有かつ必要な教育の目的・内容・機能を損ねることなく提供されることが重要である。本研究では、オーストラリアの39大学のウェブサイトにおける固有の必要条件に関する記述を対象に、複数人によるインターネット検索と計量テキスト分析を実施した。複数人による検索の結果から、8割以上の大学が各大学の方針として、固有の必要条件と合理的な調整の提供について記述していることが示された。また、看護学などの対人援助系の教育組織において、詳細な規定の整備が進んでいたことも示された。計量テキスト分析の結果から、一部の教育組織において聴覚機能や運動機能は固有の必要条件に含まれていないことも示された。調査結果を踏まえ、日本の高等教育機関が障害のある学生に対する合理的配慮を提供する際に、オーストラリアで用いられる規定を参考に教育の目的・内容・機能を明確にすることが有益である可能性が示唆された。
- 障害者差別解消法施行に伴う日本の国立大学におけるアドミッション・ポリシーの課題
2017年11月, 真名瀬 陽平
佐々木 銀河
田原 敬
五味 洋一
青木 真純
竹田 一則, 大学教育学会誌 = Journal of Japan Association for College and University Education, 大学教育学会, 39, 2, 1344-2449 - 定型発達成人の不注意傾向と問題解決過程に関わる前頭前皮質活動との関連
2017年, 濱田 香澄
青木 真純
岡崎 慎治, 障害科学研究, 障害科学学会, 41, 1, 10.20847/adsj.41.1_13, 1881-5812,不注意はプランニングの困難やワーキングメモリ容量の低さと強く関連する。本研究では成人を対象に、不注意傾向の強さと問題解決課題遂行時の行動成績と前頭前皮質活動との関連を検討した。問題解決課題にはマスターマインドを用い、課題遂行時の脳活動を近赤外線スペクトロスコピーによって計測した。最も難度が高い4 ピン条件にて、不注意低群よりも高群において達成時間の延長、正答率の低下がみられた。 低群では課題条件の難度の変化に関わらず、すべての領域において脳活動が同水準であったことから、前頭—頭頂ネットワーク全体が問題解決に関わる可能性が示唆された。高群では、4 ピン条件においてすべての領域においてoxy-Hb濃度変化量が減少した。これらの結果から、不注意傾向の高さがワーキングメモリにおける情報処理過程及び、特にそれに関わる内側前頭前皮質の活動に影響を与えていることが推測された。
- 自閉スペクトラム症のある大学生における自主学習の促進:行動契約法を用いた学習に対する動機づけの向上
2017年, 佐々木 銀河
青木 真純
五味 洋一
野呂 文行, 障害科学研究, 障害科学学会, 41, 1, 10.20847/adsj.41.1_221, 1881-5812,本研究では、自閉スペクトラム症のある大学生1 名に対して行動契約法を導入し、学生による自主学習が促進されるかを検討した。初回来談時のアセスメントの結果をもとに支援計画を立案した。まず、自主学習時において取り組む問題数を設定する目標設定を行った。その後、目標を書面化し、対応する強化子の提供等を明記した行動契約法を導入した。行動契約法の後で、再び目標設定のみによる自主学習の促進効果を評価した。その結果、目標設定のみでは自主学習は促進せず、行動契約法によって自主学習が促進されることが示された。この結果について、行動契約法で設定される強化子の設定・管理および障害学生支援としての意義について検討した。
- 発達障害に対する教育と社会的サポート (特集 成人期の発達障害 : 最近の知見)
2016年11月, 岡崎 慎治
青木 真純, 共著, 精神科 = Psychiatry, 科学評論社, 29, 5, (MISC)総説・解説(学術雑誌), 1347-4790 - 発達障害学生支援の現状と課題(2)
2016年, 青木真純
竹田一則, 共著, 文部科学教育通信, (MISC)総説・解説(商業誌) - 大学における障害学生支援の現状と課題.ー筑波大学障害学生支援室の取り組みを通してー
2014年, 竹田一則
名川勝
有海順子
森 まゆ
青木真純
田原敬, 共著, リハビリテーション,エンジニアリング, 29, 4 - An ERP study of the relationship between anticipation, executive control and performance monitoring under interference condition in children with attention-deficit/hyperactivity disorder.
2014年, Masumi Aoki
Shinji Okazaki, 共著, International Journal of Psychophysiology, 94, 2 - Hemodynamic changes during problem-making and solving in typically development adults.
2014年, Kasumi Hamada
Shinji Okazaki
Masumi Aoki, 共著, International Journal of Psychophysiology,, 94, 2 - ADHDの精神生理学・神経心理学 (特集 成人のADHD)
2013年07月, 岡崎 慎治
青木 真純, 共著, 精神科, 科学評論社, 23, 1, (MISC)総説・解説(学術雑誌), 1347-4790 - 就学後に学習のつまずきが予想される幼児に対するCOGENTプログラムを用いた指導の効果
2013年, 青木 真純
室谷 直子
増南 太志
松沢 晴美
高野 知里
岡崎 慎治
前川 久男, 障害科学研究, 障害科学学会, 37, 1881-5812, 小学校就学後に学習のつまずきが予想された年長幼児2名を対象に、読みをはじめとする学習にかかわる認知能力を促進させ、学習への構えを形成することを目的とし、COGENTプログラムをペア学習の形態で実施した。その結果、いずれの児も、ひらがな単文字読み、読みの基礎的能力、PASSにおける継次処理の得点が上昇した。このことから、COGENTプログラムを介した指導が読みの基礎的能力の向上や、認知処理過程を調えることに寄与したものと推察された。これは、読みをはじめとする学習困難のリスク児にとって、本プログラムを用いた指導が有効であることを示すものと考えられた。加えて、本研究ではペア学習で指導を実施し、各児がお互いを意識しながら、相手から課題を遂行するための手がかりを見つけたり、モデルにする様子が見られた。また、自発的に問題を出し合う様子も見られ、対象児間の相互作用も学習を促進した要因の1つとして考えられた。 - 注意欠陥/多動性障害児における先行手がかりが干渉課題遂行中の認知的制御に及ぼす影響に関する生理心理学的研究に関する研究
2013年, 青木真純, 単著, 学位論文(博士) - 注意欠陥多動性障害児における干渉課題遂行中の認知的制御に関する検討
2012年11月, 青木 真純
岡崎 慎治
前川 久男, LD研究 = Japanese journal of learning disabilities, 日本LD学会, 21, 4, 1346-5716 - 事象関連電位からみた成人および小児におけるコンフリクト検出過程 : Rock-Paper-Scissors 課題を用いて
2011年02月01日, 青木 真純
岡崎 慎治
勝二 博亮
前川 久男, 臨床神経生理学 : Japanese journal of clinical neurophysiology, 39, 1, 1345-7101 - Event-related potential correlates of conflict detection processing of a rock-paper-scissors task in adults, normal children and children with ADHD
2010年10月, Masumi Aoki
Shinji Okazaki
Hisao Maekawa, 共著, Clinical Neurophysiology, 121, 1 - 聴覚優位で書字運動に困難を示す発達障害児への漢字学習支援
2008年, 青木 真純
勝二 博亮, 特殊教育学研究, 一般社団法人 日本特殊教育学会, 46, 3, 10.6033/tokkyou.46.193, 0387-3374, 通常の学級に在籍する聴覚優位で書字運動に困難がみられた小学校3年生男児に対して漢字書字支援を実施した。はじめに学習漢字を対象児の既知文字に構成要素として分解させた後、音声言語リハーサルと部分再生による支援を実施した。音声言語リハーサルでは分解した構成要素を音声言語で復唱させた。部分再生では音声言語リハーサルに加え1〜2画程度の部分的な書字による補完を求めた。その結果、いずれの支援でも半数以上の漢字を書字できるようになった。しかし、書字エラーをみると、音声言語リハーサルでは構成要素自体の書字に誤りが多かったのに対し、部分再生では、構成要素の書字は可能であったが、それらの配置や結合部でのエラーが多かった。したがって、対象児に負担がかからない程度の補完的な書字活動を取り入れることで、音声言語リハーサルでは改善されなかった漢字細部の誤表記を修正できることが示唆された。
講演・口頭発表等
- 特別支援教育における神経生理学的アプローチと医療支援
2023年12月01日, 日本臨床神経生理学会学術大会 - PASS神経認知モデルに基づく評価と支援の新たな方向性ーこれまでの研究と実践からー
2023年10月09日, 日本LD学会第32回大会 - ダイナミック・アセスメントを用いた教育的支援の効果に 関する予備的検討
2023年08月, 特殊教育学会, ポスター発表 - 発達障害児・者の心理教育的アセスメントを担う人材に求められるスキル・コンピテンシーを考える
2023年08月, 日本特殊教育学会第61回大会 - 高等教育機関における新専門職アセッサーに求められるスキル・コンピテンシーとは
2022年10月29日 - PASS認知神経モデルに基づく新たな認知発達評価Cognitive Assessment System 2nd Ed. (CAS2) の利用可能性
2022年09月19日, 日本特殊教育学会 第60回大会 - 特別支援教育におけるダイナミック・アセスメントの適用可能性 ―具体的で質的な相互作用的やりとりを評価する―
2021年09月, 日本特殊教育学会 第59回大会 - 知能のPASS理論に基づく認知発達の評価と支援Update: 新たな適用可能性の検討
2020年, 日本特殊教育学会 第58回大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) - Interactive interventions based on cognitive education - a change of cognitive process, performance, and strategies on problem tasks
2016年09月15日, International Association for Cognitive Education and Psychology, 口頭発表(一般) - An ERP study of the relationship between anticipation, executive control and performance monitoring under interference condition in children with attention-deficit/hyperactivity disorder
2014年09月23日, 17th World Congress of Psychophysiology of the International-Organization-of-Psychophysiology (IOP), ポスター発表 - 特別支援教育における発達障害への実験的接近(1)–若手研究者からの報告—
2014年, 日本特殊教育学会第52回大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) - 注意欠陥 / 多動性障害の病態生理
2013年, 日本臨床神経生理学会第43回大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) - 特別支援教育における知能のPASSモデルの活用 : ADHD児の認知特性をふまえた指導支援に焦点を当てて
2010年, 日本特殊教育学会第48回大会 自主シンポジウム, シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)