古屋 恵太 (フルヤ ケイタ)

総合教育科学系 教育学講座 学校教育学分野准教授

研究者情報  (担当授業科目については、ページ一番下の「授業ガイド(シラバス検索)」をご利用ください。)

その他の所属

  • 東京学芸大学, 総合教育科学系 教育学講座 学校教育学分野, 准教授
  • 東京学芸大学, 学校教育教室(教育組織), 准教授
  • 東京学芸大学, 教育構造論講座(大学院連合学校教育学研究科), 准教授

学位

  • 修士(教育学)
研究活動情報

書籍等出版物

  • 教育哲学事典
    2023年07月30日, 古屋恵太
  • 教育哲学のデューイ―連環する二つの経験―
    2019年10月30日, 田中智志(編著), 第7章 デューイとアダムズにおける「劇化」の教育思想, 東信堂, ジョン・デューイとジェーン・アダムズの教育思想を「劇化」の観点からとらえなおし、デューイのシカゴ大学附属の実験室学校とアダムズのハルハウスの労働博物館の教育実践とそれを支える思想の共通性を分析した。また、そこで得られた観点をもとに、後期デューイの美的経験論を教育思想として解釈する試みを行った。
  • 教職総論 改訂版
    2019年10月20日, 学文社, 978-4-7620-2925-7
  • 改訂版 教職用語辞典
    2019年07月30日, 橋本美保、田中敬文ほか116名, 教育計画 大学 大学院 大学開放 大学改革支援・学位授与機構 認証評価機関, 一藝社, 978-4-86359-185-1
  • 教育の哲学・歴史
    2017年10月, 古屋恵太・小山裕樹・村松灯・間篠剛留・米津美香・山田真由美・原圭寛・矢田訓子, 導入―本書のねらいとその背景について、第1章 なぜみんな学校へ行くのか?、第7章 子どもにどうやって教えるのか?、コラム「新教育運動の思想家・実践家たち」, 学文社(東京), 本書は、教育職員免許法施行規則が定める「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」に該当する授業のための教科書であり、また、そうした授業で学ぶ知識をもとに発展的に研究を進める学生・院生・教員のための基礎文献となることを目指した教科書である。さらに本書は教職課程コアカリキュラムに対応したはじめての教科書でもある。
  • 教育思想事典―増補改訂版
    2017年09月, 教育思想史学会編、青柳宏幸・浅沼茂・阿部生雄・綾井桜子・古屋恵太他多数著, ローティ, 勁草書房(東京)
  • 教職総論
    2016年10月, 同書の執筆を行った全著者名:平野朝久、櫻井眞治、山田雅彦、糸井尚子、上淵寿、品田瑞穂、林尚示、伊藤秀樹、高橋純、佐々木幸寿、菅原雅枝、末松裕基、腰越滋、古屋恵太、遠座知恵, 教育哲学で考察する「子ども主体の授業」 求められる「本物の学習」=「真正の学習」, 学文社(東京), 古屋は第13章とコラム一つを担当した。
  • 西洋教育思想史
    2016年04月, 同書を執筆した全著者名:眞壁宏幹、綾井桜子、伊藤敦広、岩下誠、上野正道、小山裕樹、岸本智典、粂川麻里生、佐藤真基子、高柳充利、舟山俊明、古屋恵太、松浦良充、渡邊福太郎, 進歩主義教育運動の思想, 慶應義塾大学出版会(東京), 第10章第1節を古屋が執筆した。
  • 教職入門のための教育学
    2014年11月, 平野朝久監修

    他の執筆者:山田雅彦・林尚示・古屋恵太・遠座知恵・佐々木幸寿・末松裕基・腰越滋・篠原文陽児, 「子ども主体の授業」を考える(1)思想的系譜, 協同出版株式会社(東京), 教員養成課程において必修とされる「教職入門」の受講生向けに、教育学の各領域の教員が各章を担当して、各領域の観点から教職について論じたものである。
  • 教員養成を哲学する―教育哲学は何ができるか―
    2014年09月, 林泰成・山名淳・下司晶・古屋恵太編著

    その他の執筆者:中橋和昭・力間博隆・犬飼俊明・成田喜一郎・木村拓也・奥泉敦司・岡部美香・小林万里子・日暮トモ子・藤井佳世・船寄俊雄・松浦良充・クラウス=ペーター・ホルン・藤岡綾子・上原秀一, 序論 イメージ先行の教員養成改革の前に(下司晶・山名淳・林泰成と共著) 第Ⅲ部 教育哲学研究は何を成果としてきたか 問題と提言(山名淳と共著) 第Ⅲ部 第2章 教育哲学者は自らの研究の「役立ち」をどのように考えてきたのか(単著) 提言 これからの教員養成のために(林泰成・山名淳・下司晶と共著), 東信堂(東京), 教員養成課程における教育哲学、教育原理系科目の意義を多角的に論じたものである。
  • 教師を支える研修読本―就学前教育から教員養成まで―
    2014年09月, 山本睦・前田晶子・古屋恵太編著

    他の執筆者:小栗有子・竹石聖子・田丸敏高・細川美由紀, 第8章 近代教育思想批判後の「新しい教育学」の原理 第9章 省察的実践の矛盾を超えて―生成と他者の概念―, ナカニシヤ出版(京都), 最新の教育学の知見を、幼・小・中・中等・高校の教員の向けに概説したものである。
  • 現代アメリカ教育ハンドブック
    2010年10月, アメリカ教育学会編, 社会的構成主義(Social Constructivism), 東信堂(東京), 現代アメリカ教育を理解するうえで必須の用語とその解説を行ったハンドブックである。
  • 教職用語辞典
    2008年04月, 編集代表 原聡介, 「エッセンシャリズム」「興味」「実学主義」「発見学習」「文化相対主義」, 一藝社(東京)
  • 教育学における優生思想の展開
    2008年02月, 岡部美香、桑原真木子、高木雅史、根村直美、藤川信夫、古屋恵太、丸山恭司、森岡次郎、山内紀幸, ジョン・デューイによるIQ論争の再文脈化の試み―優生学的思考を可能とする個性概念との対峙, 勉誠出版(東京), 本論文は、20世紀初頭の心理学者たちが知能テストによって個性を論じたことに対して異を唱えることで展開した進歩主義の哲学者、ジョン・デューイの独自な個性概念を考察したものである。
  • 学校をよりよく理解するための教育学6 教育学の基礎教養
    2008年01月, 大田直子、小笠原喜康、小野雅章、亀田邦子、佐竹真、杉森和也、清田夏代、関芽、古屋恵太, 基礎教養としてのデューイ, 学事出版(東京), 本論文は、学校で働く学校事務職員、教育学を初めて学ぶ学生、教育委員会職員を対象として、活動を通した学びを提唱したと言われるデューイの教育論を概説したものである。デューイの教育論を通して、文化を子どもが実践を通して学ぶこと、教科とその背景にある人類の知的遺産である文化の専門家として教師があることの大切さが示された。

論文

  • ハルハウスの教育実践から再考するジョン・デューイにおける遊びと仕事――アメリカ・フレーベル主義との関係を手掛かりに――
    2023年02月, 古屋恵太, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学, 75, 研究論文(学術雑誌)
  • G・H・ミードの思想における遊び論の再検討―シカゴ・プラグマティズムの思想的系譜の見直し―
    2021年09月11日, 古屋 恵太, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 30, 研究論文(学術雑誌), ジェーン・アダムズのハルハウスをシカゴ・プラグマティズムの中心地とすることで、シカゴ・プラグマティズムの思想的系譜を描き直すことを目指した。その方法として、「遊び」に着目し、本論文では特にミードの遊び論を再検討した。
  • ジョン・デューイにおける「探究」と「誠実」に基づく学び―実践知を支える「真正性」を問う―
    2019年08月, 古屋恵太, 単著, 学校教育研究, 日本学校教育学会, 34
  • 「子ども主体の授業」の再記述の必要性
    2015年05月, 古屋 恵太, 単著, 教育哲学研究, 教育哲学会, 111
  • 20世紀初頭の中国における二人のデューイ―西洋近代化の象徴、および/それとも、それを相対化する媒体―
    2014年10月, 古屋恵太, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 23, 20世紀初頭の中国と中国の教育に大きな影響を与えたジョン・デューイについて、彼が当時、西洋近代化の象徴という側面とそれを相対化する近代批判的側面という二つの側面を有する存在であったことを論じたものである。
  • 冷戦後教育学において「改良主義左翼」とは何を意味するのか?―保守思想を参照することによる問いかけ―
    2013年09月, 古屋 恵太, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 22
  • 大恐慌期におけるジョン・デューイの「集合的」(collective)なものに関する考察
    2013年03月, 古屋 恵太, 単著, 教育学研究, 日本教育学会, 80, 1
  • 教育学のカノンとしてのデューイ―過去・現在・そして未来へ―
    2012年10月, 古屋恵太・松下良平・國崎大恩・龍崎忠・岡部美香・高柳充利, 共著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 21
  • 理論‐実践論議から脱出し、教育に内在する外部の確保へ
    2011年05月, 古屋恵太, 単著, 教育哲学研究, 教育哲学会, 103, 教育養成課程における教育哲学の位置づけについて論じ、今後のあり方を提言したものである。
  • デューイというモナドが映す有機的統一の思想―若きデューイと「個人の時代」を考える―
    2010年09月, 古屋恵太, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 19
  • 自律の「近代」への批判者としてのジョン・デューイ―プラグマティズムの美学と社会的構成主義の観点から―
    2010年09月, 古屋恵太, 単著, アメリカ教育学会紀要, アメリカ教育学会, 21
  • 教育哲学の「役立ち」に関するテクストとコンテクストの考察―現在の教員養成課程の改編における教育哲学の位置づけを考えるために―
    2009年11月, 古屋恵太, 単著, 教育哲学研究, 教育哲学会, 100
  • 理論‐実践図式の反復か、それとも新たな状況の到来か?―コロキウムを受けて―
    2009年09月, 古屋恵太, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 18
  • 学会誌に見る教育哲学の「役立ち」問題
    2009年05月, 古屋恵太, 単著, 教育哲学研究, 教育哲学会, 99
  • エロスの教育哲学としてのデューイの道具主義―軟質と硬質の哲学の狭間で―
    2008年02月, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系, 東京学芸大学紀要出版委員会, 59, 本論文では、教育における愛を再考察した。題材として、エロスの教育哲学としてデューイの哲学を再解釈する動向を取り上げた。デューイにおける愛は、道具に代表される文化への愛によって特徴付けられる。それは、単に教師が個人としての子どもを愛すること、子どもが個人としての教師を愛することを超えたものである。また、それは、教師の側の同一化の要求や欲望によって、子どもの個性を抹消するものではなく、文化を現在において更新する子どもの個性的な営みへとつながるものである。
  • プラグマティズム、教員養成、そして近代教育思想批判
    2007年11月, 古屋恵太, 単著, 教育哲学研究, 教育哲学会, 96
  • 異界・外部としての日常世界、恐怖としての教育―学級文庫の一冊、寺村輝夫『消えた2ページ』の考察―
    2007年10月, 古屋恵太, 単著, 教育学研究年報, 東京学芸大学教育学講座学校教育学分野・生涯教育学分野, 26
  • 反表象主義後の表象論の再編成に向けて
    2006年09月, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, 15, 本稿は、反表象主義の後に表象論をいかに再編成するかを検討するものである。表象をめぐる論議は、反表象主義の登場によって否定されたというよりも異なる形で展開されることになる。近代を代表するデカルトとコメニウスの差異を明らかにし、コメニウスに近代的な表象論を越えた可能性を見出すことでその見通しを示した。
  • 「自然な学び」の論理から「道具主義」は離脱できるか?―現代社会的構成主義への進歩主義教育の遺産―
    2005年09月, *古屋 恵太, 共著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, /14,81-91
  • ジョン・デューイとソビエト・ロシアの新教育
    2004年11月, 単著, 日本デューイ学会紀要, 日本デューイ学会, /45,37-45
  • 社会的構成主義によるデューイの道具主義の再評価に関する考察
    2004年09月, 単著, アメリカ教育学会紀要, アメリカ教育学会, /15,22-30
  • IQ論争期におけるジョン・デューイの「個性」(individuality)概念の展開
    2001年12月, 単著, 教育学研究, 日本教育学会, 68/4,422-432
  • 文化、道具箱、及び媒介された行為―言語論的転回を拒否するプラグマティズム―
    2001年09月, 単著, 近代教育フォーラム, 教育思想史学会, /10,205-213
  • 社会的構成主義におけるヴィゴツキーとデューイ―「活動」概念の導入は何をもたらすか―
    2001年03月, 単著, 人文学報, 東京都立大学人文学部, /317,63-81
  • 後期デューイ存在論における「個性」(individuality)概念の考察
    2000年11月, 単著, 教育哲学研究, 教育哲学会, /82,65-80

講演・口頭発表等

  • ハルハウスの教育実践から再考するジョン・デューイにおける遊びと仕事――アメリカ・フレーベル主義との関係を手掛かりに――
    2023年09月16日, 教育思想史学会第33回大会, 同学会のコロキウム1「学校における遊びの思想史」(企画:古屋恵太)における学会発表
  • 教育者・学習者は経験・体験できているのか?―看護と教育からの批判的問いかけ―
    2021年12月21日, 東京都看護専任教員研究会, 口頭発表(招待・特別), コロナ禍で生じたと考えられている現在の教育の危機が、実はそれ以前から生じたものであることを論じた。その危機とは、教育者と学習者の双方における「経験」と「体験」の貧困である。「経験」と「体験」の思想に立ち戻りながら、「経験」と「体験」の教育における重要性を説明した。
  • 「遊び」(play)と「劇化」(dramatization)から見たシカゴ・プラグマティズムの思想史 ―G・H・ミードとN・L・ボイドを中心に―
    2020年09月10日, 教育思想史学会第30回大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 教育思想史学会第30回大会の招待シンポジストとして、シンポジウム「プラグマティズムの思想史」に登壇し、「遊び」と「劇化」の観点からシカゴ・プラグマティズムを再考する内容の発表を行った。この発表内容は、教育人間学との連携をも模索するものである。
  • 教育における希望を探して―教育思想からのエール―
    2019年03月, 東京都看護教員養成研修・特別講演
  • J.デューイとJ.アダムズにおける「劇化」の教育思想
    2018年08月, 日本学校教育学会第33回大会
  • 「歴史セクション」の成果と展望―教員養成課程における教育哲学の位置づけに関する再検討(3)―
    2010年10月, 教育哲学会第53回大会
  • デューイというモナドが映す有機的統一の思想―若きデューイと「個人の時代」を考える―
    2009年09月, 教育思想史学会第19回大会・フォーラム2
  • 教育哲学の役立ちに関するテクストとコンテクスト
    2008年10月, 教育哲学会第51回大会
  • 自律の「近代」への批判者としてのジョン・デューイ―プラグマティズムの美学と社会的構成主義の観点から―
    2008年10月, 日本教育心理学会第50回総会
  • エロスの教育哲学としてのデューイの道具主義―軟質と硬質の哲学の狭間で―
    2005年10月, 日本デューイ学会第49回大会研究大会 個人研究発表
  • 「自然な学び」の論理から「道具主義」は離脱できるか?―現代社会的構成主義への進歩主義教育の遺産―
    2004年09月
  • ジョン・デューイとソビエト・ロシアの新教育
    2003年10月
  • 社会構成主義によるデューイの道具主義の再評価に関する考察
    2003年09月
  • アプロプリエーション(appropriation)と個性論―ポストモダニズムの中のデューイ―
    2002年10月
  • 「活動」概念とデューイ
    2000年09月
  • IQ論争期におけるデューイの「個性」概念の展開
    1999年10月
  • 後期デューイ存在論における「個性」(individuality)概念の考察―脈絡主義(contextualism)の批判的検討―
    1998年10月