東京学芸大学, 人文社会科学系 人文科学講座 地域研究分野, 教授

東京学芸大学, 次世代日本型教育システム研究開発専攻（大学院教育学研究科）, 教授

東京学芸大学, 人文社会科学系 人文科学講座 地域研究分野, 教授

東京学芸大学, 教授

博士（学術）

アメリカ学会、日本アメリカ史学会、日本移民学会、日本オーストラリア学会、Asian American Studies Association
現在

(人文・社会) ヨーロッパ史、アメリカ史
アメリカ・センサス、グローバル・ヒストリー、環太平洋の移住・移民の歴史、移民・マイノリティ研究

環太平洋世界の中のアメリカ史：帝国間移動・マイノリティ化・ジェンダーの交錯, 2022年04月01日 - 2025年03月31日, 競争的資金

東京学芸大学
日本人移民・移住史とのリンケージからみた新しいアメリカ・センサス史像, 基盤研究(C), 2018年04月01日 - 2021年03月01日

明治大学
環太平洋地域マイノリティ史から問い直すアメリカ史, 基盤研究(C), 2018年04月01日 - 2021年03月01日

多摩美術大学
米国マイノリティ問題の総合的研究：マイノリティ研究と環太平洋的視点のリンケージ, 基盤研究(C), 2015年04月01日 - 2018年03月01日

東京学芸大学
トランスナショナル・ヒストリーからみた移民政策の比較研究, 基盤研究(C)

アジア系アメリカを知るための53章
2024年10月, 第2章　アジア系とは（2）センサスにおける分類の変遷　 第20章　アジア系とミックスレース―その歴史と現在, 978-4-7503-5834-5

南北戦争を戦った日本人―幕末の環太平洋移民史
2023年09月15日, 序章、第1章、第2章、第3章、終章, 筑摩書房, 978-4-480-01781-9, アメリカの南北戦争に従軍した日本人を追究した本書では、その可能性が高い人物像として漂流者・密航者・使節団員からの脱落者を挙げた。従来別々に論じられてきた幕末に海外にいたこれらの日本人が遭遇し、同じ場所で同じ景色を見た時があったことを検証した。本書ではまた、南北戦争におけるマイノリティをめぐる問題の参照軸として、中国人兵士をはじめとするアジア太平洋系移民兵士の存在に光を当てた。検証対象とした史料は、従軍史料に加えて、アメリカ・センサスの調査票、死亡記録、帰化申請記録、新聞記事等々である。これらの史料を通じて、日本史とアメリカ史を名もなき人々を通じてつなぎ、環太平洋の移民・移住史を包括的に描いた。

アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界　個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史 （アメリカ学会中原伸之賞受賞）
2020年01月20日, 勁草書房, 978-4-3262-0059-7

遥かなる「ワカマツ・コロニー」――トランスパシフィックな移動と記憶の形成
2019年12月30日, 第1章「トランスナショナルな移住・移動と『移民』送り出しネットワーク――会津若松・北海道・横浜・カリフォルニア」, 彩流社, 978-4-7791-2639-0

ジャパニーズネスは太平洋を越える／超える
2018年12月, Tomoko Ozawa ed.,, Japanese Interracial Families in the United States, 1870-1900: What the Census Manuscript Population Schedules Reveal, 彩流社

エスニック・アメリカを問う 「多からなる一つ」への多角的アプローチ
2015年11月, 「人の移動とアメリカ」研究プロジェクト 編、菅（七戸）美弥、飯野正子、粂井輝子他著, 「アジア」の包摂と排除：19-２０世紀転換期米国センサスのポリティクス, 彩流社

Asian American Society: An Encyclopedia
2014年08月, Census Demographic Shifts, SAGE Publications, Inc, Asian American Society: An Encyclopedia provides a thorough introduction to the wide–ranging and fast–developing field of Asian American studies. Published with the Association for Asian American Studies (AAAS), two volumes of the four-volume encyclopedia feature more than 300 A-to-Z articles authored by AAAS members and experts in the field who examine the social, cultural, psychological, economic, and political dimensions of the Asian American experience. The next two volumes of this work contain approximately 200 annotated primary documents, organized chronologically, that detail the impact American society has had on reshaping Asian American identities and social structures over time.

移民研究と多文化共生
2011年06月, 竹沢泰子他編, 移民研究と米国人口センサスをめぐる史・資料―接近と課題―, 御茶の水書房, 978-4-275-00937-1, 移民研究の視点から現代日本社会における多文化共生の現状と課題にアプローチする。

多言語・多文化社会へのまなざし―新しい共生への視点と教育
2008年04月, 赤司英一郎、菅　美弥他, “Museum is a safe place for unsafe ideas”: 多文化社会オーストラリアのアデレード移住博物館の試み, 白帝社, 9784891749170

日本の移民研究　動向と文献目録II
2008年01月, 飯野正子、島田法子、菅（七戸）美弥他, 現代の移住、新移民、おもにアメリカ本土、オーストラリア, 明石書店, 9784750327020

Diversity within Nikkei: the Demographic Background and Multiple Identities of the Japanese Population in the U.S.," in _The World of Transnational Asian Americans_
2006年03月, Editor: Daizaburo Yui, *Miya Shichinohe-Suga, Center for Pacific and American Studies, The University of Tokyo

「その他の人種」の歴史と現在　センサスからみるアメリカの「人種」
2024年10月, 菅（七戸）美弥, 単著, 現代思想, 青土社, 10月号, 研究論文（学術雑誌）

環太平洋の移動とマイノリティをめぐる史料 — 漂流者の見た／聞いたアメリカ
2024年03月, 菅(七戸) 美弥, 単著, JICA横浜　海外移住資料館　研究紀要, 18, 研究論文（大学，研究機関紀要）

複数の移住・移動と「家族」からみるアメリカ・センサス：1860年のサンフランシスコにおける諸史料の検証
2022年03月, 菅(七戸) 美弥, 単著, JICA横浜　海外移住資料館　研究紀要, 16, 研究論文（大学，研究機関紀要）

Tokyo Gakugei University’s Spring 2020 Online Lecture Series: Research Findings and Implications for Future Programs Based on Lectures Addressing COVID-19 and Structural Racism
2021年01月, Miya Shichinohe-Suga, Hanako Shinohara, David Wong, Stuart Gaffney, John Lewis, 共著, Bulletin of Tokyo Gakugei University, Humanities and Social Sciences Ⅱ, Tokyo Gakugei University, 72

日本人移住史とセンサス史のリンケージ：1860-1870年
2018年03月, 菅（七戸）美弥, 単著, JICA横浜　海外移住資料館　研究紀要, 12, 研究論文（大学，研究機関紀要）

ニューヨークにおける日本人移民家族 : インターナショナル・異人種・多文化な家族のかたち
2017年03月, 菅(七戸) 美弥, 単著, JICA横浜　海外移住資料館　研究紀要, 11, 研究論文（大学，研究機関紀要）

1850年米国センサス調査票にみる「チャイニーズ」の「人種」の境界
2017年01月, 菅（七戸）美弥, 単著, 東京学芸大学紀要人文社会科学系　II, 東京学芸大学, 第68集, 研究論文（大学，研究機関紀要）, 1880-4322

「チャイニーズ」と「ホワイト」との間で―1852年カリフォルニア州センサスにおける中国人をめぐる調査の実態―　
2017年01月, 菅(七戸) 美弥, 単著, オケージョナル・ペーパー, 法政大学日本統計研究所, 74, 研究論文（大学，研究機関紀要）

「その他全ての自由人」―「マイノリティ」への米国センサス調査の初期事例―
2016年11月, 単著, オケージョナル・ペーパー, 法政大学日本統計研究所, 68, 研究論文（大学，研究機関紀要）

Japanese Interracial Families in the United States, 1870-1900: What the Census Manuscript Population Schedules Reveal Population Schedules
2015年06月, Miya Shichinohe-Suga, 単著, The Japanese Journal of American Studies, The Japanese Association for American Studies, 26, 研究論文（学術雑誌）

米国人口センサスのポリティクス―「人種」分類「チャイニーズ」の誕生と「アジア系」をめぐって―
2013年04月, 菅(七戸) 美弥, 単著, 海外事情, 拓殖大学海外事情研究所, 61, (4), 研究論文（大学，研究機関紀要）

Review: Marilyn Lake and Henry Reynolds: Drawing the Global Colour Line: White Men’s Countries and the International Challenges of Racial Equality
2011年03月, Miya Shichinohe-Suga, 共著, Studies in English Literature, The English Literary Society of Japan

米国1952年移民・帰化法と日本における「移民問題」観の変容
2010年01月, 菅（七戸）美弥, 単著, 東京学芸大学紀要　人文社会科学系II, 東京学芸大学, 61

Comments on: Dr. Tanaka Kei’s “Asian Populations and Pursuits of American Social Justice: Visualizing Japanese Immigrants”
2009年12月, 単著, Nanzan Review of American Studies, Center for American Studies, Nanzan Univeristy, 31

55名の「ジャパニーズ」：1870年米国人口センサスの質問票（population schedule）への接近
2009年01月, 菅(七戸)美弥, 単著, 東京学芸大学紀要人文社会科学 II, 東京学芸大学, 60

人の移動をめぐるトランスナショナル・ヒストリー（越境史）日本における研究動向
2007年08月, 単著, アメリカ史研究, 日本アメリカ史学会, 30

「在米日本人」の諸相：米国センサス公開ミクロデータ(PUMS)を使用した分析
2007年01月, 単著, 東京学芸大学紀要 第３部門社会科学第58集　, 東京学芸大学

The Changing Faces of “Nikkei”: A Preliminary Analysis of the “Japanese　Population” in the U.S. Census 2000
2006年01月, Miya Shichinohe-Suga, 単著, Bulleting of Tokyo Gakugei University, Division of Humanities and Social Sciences II, Tokyo Gakugei University, 57

移民法改正への序章：トルーマン移民帰化特別委員会に関する一考察
2005年01月, 単著, 東京学芸大学紀要 第３部門社会科学, 東京学芸大学, 56

Little Tokyo Reconsidered: Transformation of Japanese American Community through the Early Redevelopment Projects
2004年06月, 単著, The Japanese Journal of American Studies, The Japanese Association for American Studies, 15, 研究論文（学術雑誌）

『アメリカを守る闘い』としての1952年移民法改正－パトリック・Ａ・マッカランの関与と諸争点の検証－
2003年03月, 単著, 移民研究年報, 日本移民学会, 9

オーストラリアにおける移民・多文化主義に関する研究動向－ＣＰＡＳコレクションを通して－
2003年01月, 単著, アメリカ太平洋研究, 東京大学大学院総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究センター, 3

アメリカとオーストラリアにおける移民研究
2001年01月, 単著, アメリカ太平洋研究, 東京大学大学院総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究センター, 1,225-235, 研究論文（大学，研究機関紀要）

「反共主義」から「人種差別廃止」へ―アメリカ合衆国移民帰化法改正審議過程に関する一考察：1952年～1965年―
2001年, 単著, 社会科学ジャーナル, 国際基督教大学社会科学研究所, /46,61-84

『南北戦争を戦った日本人―幕末の環太平洋移民史』
2024年06月05日, 上智大学アメリカ・カナダ研究所　著者と語るシリーズ

南北戦争と環太平洋の日本人移民の歴史が交差するとき ―ナショナルな歴史を超える試み
2024年04月18日, 第122回 Salon de JASC（日米学生会議）

包括的な移民・移住の歴史叙述―『南北戦争を戦った日本人 幕末の環太平洋移民史』（筑摩書房、2023 年 9 月）における一次史料を通じて見えてきたこと
2024年06月23日, 日本移民学会第35回年次大会

Catherine Ceniza Choy教授講演会——Asian American Histories of the United States (Beacon, 2022)を中心に　司会
2024年02月28日

デジタル史料とグローバルマイグレーションヒストリー　日本アメリカ学会年次大会　部会A　「デジタル史資料とグローバルヒストリー」
2023年06月04日, 日本アメリカ学会第57回年次大会

第7回日本移民学会冬季研究大会 第1日目 公開講演会・若手リレートーク　司会
2022年12月10日

アメリカ・センサスの包括的な歴史像を求めて――センサス史を環太平洋に拓く試み
2021年09月18日, 移民研究会例会

岩波新書〈シリーズ アメリカ合衆国史〉第2回　合評会　貴堂 嘉之『南北戦争の時代　19世紀』書評発表
2021年06月12日, 岩波新書〈シリーズ アメリカ合衆国史〉第2回　合評会

アメリカ・センサスと「家族」：​1860年から1880年の調査票にみる​「家族」と「人種」の境界​　日本アメリカ学会年次大会　部会B　アメリカン・ファミリー：多様な家族のすがた
2021年06月06日, 日本アメリカ学会第55回年次大会

The American Census and the Boundaries of Race: What Data Collection Methods Reveal About Race in 19th Century America
2020年09月30日, Public Lecture, Institute of Contemporary Asian Studies (ICAS), Temple University Japan

Linking Historical U.S. Census Data to Early Japanese Transpacific Migration History: 1860-1870
2019年09月20日, 2019 American Studies Association in Korea International Conference, 口頭発表（招待・特別）

日本移民学会大会シンポジウム、移民と〈トランスナショナル〉－日本における移民研究の再考 司会
2019年06月25日

Linking U.S. Census History and Japanese American History
2019年06月07日, WakamatsuFest150, 2019 Sesquicentennial Wakamatsu Farm Festival

公開ワークショップ「海をめぐる知識・言説・移動空間――環太平洋地域史の新展開――」コメント
2018年12月, 公開ワークショップ「海をめぐる知識・言説・移動空間――環太平洋地域史の新展開――」

Self-image through the mirror of America: How Young Students see U.S. Politics and issues of immigration and minorities
2018年11月, After the Midterm Elections - US Politics/Society and Japan

司会（英語によるセッションＡ）
2018年06月, The 52nd JAAS Annual Meeting, 2018

トランスパフィシックな移民・移住史とセンサス史のリンケージ：1860年-1870年
2017年09月24日, 日本アメリカ史学会第42回年次大会シンポジウム、マイノリティ史研究と環太平洋世界

「今年度の研究と来年度以降の展望について」「海外移住150年を振り返る:　移動する人の視点からみる国際関係」プロジェクト
2017年03月

An analysis of the US election results at Temple University Japan Campus　（英語による講演）
2016年11月, ICAS Event, An analysis of the US election results at Temple University Japan Campus

センサスからみるトランスナショナル・インターレーシャルな家族のかたち：初期日本人移民を事例に
2016年03月, 日本女子大学術交流講演会　ルーシー・クラフト氏たちのドキュメンタリーからたどる3人の女性のライフ・ヒストリー　―グローバルな視座をもって―

“Recounting International, Interracial, and Multicultural Families among Japanese Immigrants through Census Manuscript Population Schedules”
2015年06月, The 49th Annual Meeting of the Japanese Association for American Studies

「日系・アジア系をめぐる移民・移住史の課題と展望」移民研究会例会　（於　津田塾大学）
2014年12月, 移民研究会例会

「『人の移動』と島嶼・海域をめぐる越境世界」日本アメリカ学会第48回年次大会　部会、企画・司会　（於、沖縄コンベンションセンター）
2014年06月, 日本アメリカ学会第48回年次大会

「米国センサスにおけるマイノリティへの調査実態」日本移民学会第24回年次大会 ラウンドテーブル「マイノリティと名指されること／名乗ること：移民・移住（史）研究の事例から」　（於、和歌山大学）
2014年06月, 日本移民学会第24回年次大会 ラウンドテーブル「マイノリティと名指されること／名乗ること：移民・移住（史）研究の事例から」　

「オリエント」の包摂と排除：世紀転換期米国センサスのポリティクス、移民研究会例会（於、東京・津田ホール）
2014年05月, 移民研究会例会

日本におけるアジア系アメリカ研究と移民・移住史：展望と課題、Asian American Studies Association Japan Section 第4回研究会、東京・成城大学
2013年01月, Asian American Studies Association Japan Section Meeting

米国センサス史料への接近：国立公文書館での収集を通じて
2009年07月, 日本移民学会第19回年次大会

Comments on: Dr. Tanaka Kei’s “Asian Populations and Pursuits of American Social Justice: Visualizing Japanese Immigrants”
2009年07月, Nagoya American Studies Summer Seminar

19世紀後半における「カラー」「人種」の境界の変遷と「ジャパニーズ」：米国人口センサス調査票から
2008年11月, 移民研究会例会

“The Transformation of U.S. Census Race Category and Japanese Migrants in the Late 19th Century”
2008年10月

トランスナショナル・ヒストリーと「トランスナショナル」な移民研究の可能性
2007年06月, 日本移民学会第17回年次大会

「人種」と「祖先（エスニック・オリジン）」からみる「日系人/日本人」”Japanese population in the U.S.”： 2000年センサスデータの分析
2007年02月23日, 移民研究会例会

現代の移住、「新移民」（おもにアメリカ本土）
2006年08月05日, 日本移民学会共同研究プロジェクトワークショップ

Diversity within"Nikkei": The Demographic Background and Multiple Identities of"Japanese Population in the U.S."
2005年09月, The University of Tokyo, International Symposium 2005, "The World of Transnational Asian Americans"

『日本の移民研究―動向と目録』の改訂版の作成について
2005年04月, 口頭発表（一般）

“Lessons of history”: Herbert Lehman and the U.S. Immigration Policy from Japanese perspective”
2004年11月, 200411

リトル東京再開発にみる日系エスニシティと「日本」
2004年06月

最近の日系移民研究展望：1993年－2003年
2004年01月

移民法改正過程の検証　1952－1965年
2000年

リトル東京再開発にみる日系アメリカ人コミュニティの変容
1996年

戦後日米関係の文脈におけるリトル東京再開発の史的考察
1993年

アメリカ学会中原伸之賞　『アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界　個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史』（勁草書房、2020年）
2021年06月06日, この賞は、日本、アメリカ、あるいは世界のアメリカ研究の水準を高めることに貢献できる、深い知見と新しい視座を提供する特に優れた研究書に、与えられるものである。