許 夏玲 (フイ ハーリン)

大学教育研究基盤センター機構 国際交流/留学生センター教授

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その他の所属

  • 東京学芸大学, 大学院教育学研究科, 次世代日本型教育システム研究開発専攻日本語教育領域 教授
  • 東京学芸大学, 国際交流/留学生センター, 教授

学位

  • 博士(学術)

研究分野

  • (人文・社会) 言語学
    言語学
  • (人文・社会) 日本語教育
    日本語教育

研究キーワード

  • 日本語教育、談話分析、語用論、対照研究、第二言語習得

研究テーマ

  • 学習支援活動における支援者と外国人児童のコミュニケーションの分析
    2024年04月01日 - 2025年02月28日
  • 日常会話における『〜たりする』の使用実態−日本語の配慮言語行動に着目して−
    2023年04月01日 - 2023年08月01日
  • 中国人日本語学習者の日本語会話にみる『言い直し』の情報再構成
    2023年04月01日 - 2023年09月01日
  • 外国人生活者の学習支援および日本語支援の質的向上の研究
    2023年04月12日 - 2024年03月18日
  • 学習者側と教師側の観点から考えるノートテイキングの意義
    2012年 - 2014年
  • 日本語学習者向けの擬音語・擬態語の学習指導に関する研究
    2012年 - 2016年
  • 関連性理論の観点から見る日本語の曖昧表現の意味解釈の過程
    2017年 - 2018年
  • 非外来語のカタカナ表記に関する研究
    2019年 - 2020年
  • 機械翻訳を用いた翻訳言語および語用論的解釈に関する研究
    2020年 - 2021年
  • 日本語支援教室での保護者支援と多言語読み聞かせの活動の可能性
    2021年 - 2022年
  • 外国人児童への日本語の支援活動を通じて考えるサポートの心得
    2021年 - 2022年
  • 接続詞として用いられる『なので』の意味機能への再考察−語用論的観点に基づいて−
    2021年 - 2022年

書籍等出版物

  • 変化する国際社会における課題と可能性
    2016年11月, 今西利之、許明子、守屋久美子、米本和弘 ほか, テーマ討論型の会話に見られるL2のL1への逆行転移の現象-中国人上級日本語学習者を対象に-, 香港日本語教育研究会
  • わたしの考える日本語教育
    2016年03月, 荒井直美, 何丹芝, DALKIRAN Ayse Nur, 潘蓉, 許夏玲, 第5章 語用論の観点から見た否定疑問文と配慮行動の研究, 渓水社
  • 文系の作文技術
    2016年02月, 白帝社
  • 日語中的擬音語和擬態語
    2012年08月, 許 夏玲, 许夏玲(電子書籍)
  • 日本語の擬音語と擬態語
    2012年08月, 許 夏玲(電子書籍), 本書は、日常によく用いられる日本語の擬態語・擬音語を取り上げ、これらの意味用法を絵、例文と中国語・英語の訳語を用いて説明し、また類似表現や関連知識を紹介し、表現練習を通して学習者の擬音語・擬態語に対する理解を深めることを目的とする。擬音語・擬態語が習得できれば、日本語の表現の豊かさ、また漫画鑑賞の面白さがいっそう高まることが期待できる。
  • 連体詞「おおきな」「ちいさな」の意味用法ー形容詞「おおきい」「ちいさい」との比較を通してー(分担執筆)
    2004年, 平井勝利教授退官記念論文集

論文

  • 学習支援活動における支援者と外国人児童のコミュニケーションの分析
    ─ 関係構築のためのポライトネス・ストラテジーに注目して ─
    2025年01月31日, 許夏玲, 単著, 東京学芸大学紀要 機構 第76集, 第76号, 研究論文(大学,研究機関紀要), 本研究は人間関係を維持するための手段とされるポライトネス・ストラテジーに基づいて,学習支援活動において,大学院生の支援者と支援を受ける子どもとの会話を通じて,有効なコミュニケーションの方法などを考察・分析した。その結果,会話データに基づいて学習支援の場における両者のコミュニケーションを見ると,新しい環境で生活を始めてまもない頃の子どもに対して,彼らのポジティブ・フェイス,すなわち他者に理解されたい,好かれたい,認められたいという欲求を満たすために,支援者が多種のポジティブ・ポライトネス・ストラテジーを多く用いる傾向が見られた。しかし一方で,子どもの自主的な学習を促すために,「ヒントを与えよ」という話し手の意図を非明示的に示すオフ・レコードのストラテジーの例もあった。
  • 「日常会話における「〜たりする」の使用実態―日本語の配慮言語行動に着目してー」
    2024年06月, 許 夏玲, 単著, 『日本学刊』, 香港日本語教育研究会, 第27号, (MISC)速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
  • 「中国人日本語学習者の日本語会話にみる『言い直し』の情報再構成」
    2024年03月14日, 許 夏玲, 単著, 『東京学芸大学紀要 機構』, 東京学芸大学, 第75集, 研究論文(大学,研究機関紀要)
  • 接続詞として用いられる『なので』の意味機能への再考察−語用論的観点に基づいて−
    2022年06月, 許 夏玲, 単著, 『日本学刊』第25号, 研究論文(学術雑誌)
  • 外国人児童への日本語の支援活動を通じて考えるサポートの心得
    2022年03月, ソムブーンポーン ティーラカーン・魏小花 ・許夏玲, 共著, 『東京学芸大学紀要 総合教育科学系II』第73集, 東京学芸大学, 研究論文(大学,研究機関紀要)
  • 日本語支援教室での保護者支援と多言語読み聞かせの活動の可能性
    2022年02月, 江口典子・許夏玲 , 共著, 『東京学芸大学紀要 総合教育科学系II』第73集, 東京学芸大学, 研究論文(大学,研究機関紀要)
  • 機械翻訳を用いた翻訳言語および語用論的解釈への一考察
    −日本語文とその英訳文との比較対照を通して−
    2021年03月, 許 夏玲, 単著, 人工知能学会第91会言語・音声理解と対話処理研究会大会論文集, 人工知能学会, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等), 0918-5682
  • 日常で用いられる非外来語のカタカナ表記に関する調査
    –日本語教育への応用を考える −
    2021年02月, 許 夏玲, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系II 第72集, 研究論文(大学,研究機関紀要)
  • 日本語学習者の語用論的運用力とその問題点への一考察
    -上級日本語学習者の作文を事例に-
    2020年03月, 許夏玲, 単著, 日本学刊 第23号, 香港日本語教育研究会, 23, 研究論文(学術雑誌)
  • 機械翻訳に見る翻訳言語と語用論的諸問題 -初級日本語学習者の観点から-
    2020年02月, 許夏玲, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系II 第71集, 東京学芸大学, 71, 研究論文(大学,研究機関紀要)
  • 非外来語のカタカナ表記にみられる言語使用者の心的態度
    2019年03月, 単著, 第85回言語・音声理解と対話処理研究会 人工知能学会研究会資料, 人工知能学会
  • 日本語学習者による自動詞・他動詞の選択について
    -人為的事態の場合の自動詞選択を中心に-
    2019年02月, Bulletin of Tokyo Gakugei University: Division of Comprehensive Educational Science II, 単著, 東京学芸大学紀要総合教育科学系第70集, 東京学芸大学, 研究論文(大学,研究機関紀要)
  • 外来語のカタカナ表記にみられる伝達の効果
    2018年12月, 単著, 第12回国際日本語教育・日本研究シンポジウムプロシーディング, 第12回国際日本語教育・日本研究シンポジウム実施委員会(香港日本語教育研究会)
  • 認知語用論の観点から見る日本語の曖昧表現の意味解釈の過程−関連性理論に基づいて−
    2018年02月, 許夏玲, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系II 第69集, 東京学芸大学, 69
  • 日本の高等教育機関における学生支援への新たな試み−海外学校教育事情のカフェ講座および日本語カフェを事例に−
    2018年02月, 許夏玲・荒井直美, 共著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系II 第69集, 東京学芸大学, 69
  • 勧誘の場面で用いられる否定疑問文はなぜポライトな表現になるのか
    2017年07月, 許夏玲, 単著, 日本学刊, 香港日本語教育研究会, 20
  • プレゼンテーションの電子資料から見た問題点とは何か—日本語母語話者及び外国人日本語学習者の共通点と相違点—
    2017年02月, 単著, 東京学芸大学紀要総合教育科学系 第68集 , 東京学芸大学, 68
  • 日本語学習者向けの擬音語・擬態語の学習指導
    2016年03月, 単著, 東京学芸大学紀要総合教育科学系II, 東京学芸大学, 67
  • コンピューター型のピア・レスポンスに見られる相互学習の効果−eポートフォリオの活用を通じて−
    2015年06月, 単著, 日本学刊, 香港日本語教育研究会, 18
  • 学習者の理解を助けるICT授業の導入—初中級日本語総合科目を事例に—
    2014年12月, 徐一平、尾崎明人、若林茂則、林明子、杉村泰、丸尾誠、宋協毅など, 共著, 日本語言文化研究(第5号), 大連理工大学出版社
  • 日常会話における曖昧表現の使用実態
    2014年10月, 単著, 香港第9回国際日本語教育・日本研究シンポジウム論文集—『日本語教育と日本研究における双方向性アプローチの実践と可能性』, ココ出版
  • 「日本語教育におけるノートテイキングの意義‐学習者側と教師側の観点から‐」
    2014年02月, 単著, 東京学芸大学紀要‐総合教育科学系 第65集, 東京学芸大学学術情報委員会, 65, これまで日本語による学部講義の談話の表現や理解に関する研究が多くなされてきた。しかし、上級レベルまでの段階をたどっている途中の中上級学習者の日本語授業のノートテイキングに関する研究は管見の限りあまりない。本研究では、中上級学習者の日本語授業でのノートテイキングを中心に考察し、ノートテイキングに見られる中上級学習者の特徴、問題点及び教師側の授業への示唆を探ることを目的とする。
  • 日本語の擬音語と擬態語の面白さ
    2013年, 単著, 50th Anniversary Commemorative Volume (The Japan Society of Hong Kong), 香港日本語教育研究会
  • 短期交換留学生に見られる日本語能力の変化とその学習環境
    2013年, 単著, 東京学芸大学紀要 総合教育科学系 , 東京学芸大学, 64
  • 会話参加者によるFTA 軽減ストラテジーの使用実態
    —日本語母語話者と中国語母語話者の場合—
    2013年06月, 単著, 日本学刊, 香港日本語教育研究会, 16
  • 「日本語の使用実態と日本語のスタンダードについて」
    2009年, 単著, 第8回国際日本語教育• 日本研究シンポジウム論文集, 香港日本語教育研究会, キーワード:コミュニケーション能力、日本語の使用実態、言語行動、助言表現、漢字学習
  • 話し言葉における助言表現の使用実態ー日本人母語話者と中国人学習者の接触場面からー
    2007年, 単著, 多摩留学生センター教育研究論集, 東京農工大学留学生センター、電気通信大学留学生センター、東京学芸大学留学生センター, /5,-
  • 話し言葉における「といえば」「といったら」の意味機能の変化
    2004年, 単著, 第6回国際日本研究・日本語教育シンポジウム論文集, 香港日本語教育研究会, /,-
  • 語用論の観点から見た文末表現の使用ー「ケド」を例にしてー
    2004年, 単著, 東京学芸大学紀要 第2部門人文科学, 東京学芸大学, 55/,-
  • 文末の表現の使用に関する一考察ー意味論と語用論の接点からー
    2003年, 単著, 2002年日語教学国際会議論文集, 台湾東呉大学, /,-
  • 「ポライトネス」の観点から見た文末表現の使用機能
    2002年, 単著, 日本学刊, 香港日本語教育研究会, /6,-
  • 文末の「カラ」と「カラダ」の意味用法ー「ノダ」の用法との比較を通してー
    2002年, 単著, 言語文化論集, 名古屋大学言語文化部・国際言語文化研究科, 23/2,-
  • 話し言葉における文末表現と終助詞「ネ」「ヨ」の共起関係ー「ネ」「ヨ」が付かない文末表現を中心にー
    2001年, 単著, 言葉と文化, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科, /3,-
  • 文末の「って」の意味と談話機能
    1999年, 単著, 日本語教育, 日本語教育学会, /101,-
  • 談話における「んだから」の使用条件と機能
    1998年, 単著, ことばの科学, 名古屋大学言語文化部言語文化研究会, /11,-
  • 文末の「カラ」についてー本来的用法から派生的用法へー
    1997年, 単著, ことばの科学, 名古屋大学言語文化部言語文化研究委員会, /10,-

講演・口頭発表等

  • 上級日本語学習者の作文に見る語用論的能力
    2019年08月02日, 第17回日本語教育研究集会, 口頭発表(一般)
  • 非外来語のカタカナ表記にみられる言語使用者の心的態度
    2019年03月, 第85回 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会
  • 非外来語のカタカナ表記にみられる伝達の効果
    2018年12月, 第12回国際日本語教育・日本研究シンポジウム
  • 日本語学習者における自動詞・他動詞の選択について-人為的事態の場合の自動詞選択を中心に-
    2016年11月, 第11回国際日本語教育・日本研究シンポジウム「日本語教育と日本研究におけるイノベーション及び社会的インパクト」
  • 勧誘の場面で用いられる否定疑問文はなぜポライトな表現になるのか
    2016年03月, 社会言語科学会第37回大会
  • 日本語学習におけるノートテイキングの実態‐中上級学習者を中心に‐
    2014年08月, 第12回名古屋大学日本語教育研究集会
  • 日本語学習者の相互学習へのサポート—eポートフォリオの活用を通じて—
    2014年07月, シドニー日本語教育国際大会2014
  • 「学習者の理解を助けるICT授業の導入‐初中級日本語総合科目を事例に‐」
    2013年09月, 第5回「中日韓日本言語文化研究国際フォーラム」
  • 「文化理解重視の日本語授業‐中上級学習者を対象に‐」
    2013年08月
  • 「日本語教育におけるノートテイキングの意義‐学習者側と教師側の観点から‐」
    2013年08月, 第6回日本語教育学会研究集会
  • 日常会話における「曖昧表現」の使用実態
    2012年11月, 第九回国際日本語教育・日本研究シンポジウム
  • 日常会話における「曖昧表現」の使用目的と効果
    2012年10月, 第10回日本語教育研究集会
  • 地域との提携による国際交流とその効果
    2012年09月, 第7回関西地区日本語教育学会研究集会, 口頭発表(一般)
  • 会話参加者によるFTA軽減ストラテジーの使用実態 -日本語母語話者と中国語母語話者の場合-
    2012年03月, 社会言語科学会第29会大会
  • 短期交換留学生に見られる日本語能力の変化とその学習環境
    2010年11月, 香港日本語教育研究会月例会, 口頭発表(招待・特別)
  • 「日本語の使用実態と日本語のスタンダードについて」
    2008年11月, 第8回国際日本語教育•日本研究シンポジウム
  • 話し言葉における接続詞「だって」の使用実態
    2007年09月, 第20回社会言語科学会研究大会
  • 初級日本語学習者から見た日常の漢字は何か
    2007年07月, 第5回日本語教育学会研究集会
  • 助言の場に見られる日本語母語話者と中国人日本語学習者の使用表現の相違
    2006年10月, 第7回国際日本研究・日本語教育シンポジウム