中村 純子 (ナカムラ スミコ)
| 教職大学院(大学院教育学研究科) 教育実践創成講座 | 准教授 |
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基本情報
経歴
所属学協会
免許・資格
教育・研究活動状況
教育・研究活動状況
新しい国語教育のあり方について、国際バカロレア教育とメディアリテラシー教育、ICT教育の三つの方向から、教師教育の活動を行っている。
国際バカロレア教育では、日本の国語科にあたる「言語A」のカリキュラムを中等教育(MYP)、高等教育(DP)の研究を、初等教育(PYP)では探究学習のあり方について研究を重ねている。主催するIB国語研究会では、国内外のIB校の教員と共に、実践交流の研鑽を積み、教師教育に貢献している。
メディアリテラシー教育については、国語科教科書教材の歴史的分析に取り組んだ。令和2年から、スマートニュース社メディア研究所との共同研究として、小学校におけるメディアリテラシー教育の研究や、SNS情報の見極め方を学ぶゲーム開発に関わり、活動を広げた。令和6年度はファクトチェックに関する研究に取り組んでいる。
ICT教育については、学部の授業でデジタル教科書、ロイロノートを活用した国語科の授業づくりの指導にあたっている。
研究テーマ
共同・受託研究希望テーマ
- 国際バカロレア教育研究 言語A PYP MYP DP
産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望, 大学等の研究機関との共同研究を希望, 受託研究, 共同研究, 2030年代の新たな学校教育のあり方として、概念理解型カリキュラムおよび探究学習をベースとする国際バカロレア教育(IB)は、日本に大きな示唆を与えるものと考えている。初等教育(PYP)の探究のユニット、中等教育(MYP)・高等教育(DP)の「言語A」を中心に、教師教育のあり方や実践開発の研究に取り組んでいる。 - メディア・リテラシー教育研究
産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望, 大学等の研究機関との共同研究を希望, 予測不可能な21世紀を生きる児童生徒が実社会で役立てることのできる汎用性があり普遍的な言葉の力を育む指導方略を開発していきたい。そのためには、情報をクリティカルに分析し、クリエイティブに発信するメディア・リテラシーは重要と考えている。, 国語科を主軸とし、教科横断的な視点から幅広い領域から研究していきたい。
共同研究・競争的資金等の研究課題
- スマートニュース株式会社
メディアリテラシー教材の作成・実践等, 国語 メディア・リテラシー, 2021年04月01日 - 2025年03月31日, 産学連携による資金, SNSなどの情報発信が多様化する中、若者へのメディア・リテラシー教育が注目を集めている。スマートニュースの持つニュースアグリゲーターサービスとしての知見や技術と、中村純子がこれまで実践してきたメディア・リテラシー教育に関する知見・実績やネットワークなどをそれぞれ活かし、メディアの特性に合わせた情報収集・発信能力を養うための、中高生向けワークショップやオンラインゲームを使って学べる教材を共同で開発し、実践・普及を目指す。 - 日本学術振興会
科学研究費助成事業, 国際バカロレア「言語A」概念理解における 読解力育成の効果測定と実践開発研究, 2020年04月01日 - 2023年03月31日, 競争的資金, 本研究は、国際バカロレア(IB)「言語A」における概念理解を研究し、中等および高等教育での読解力育成の効果測定と実践開発を目指すものである。知識及びスキルに加え、概念理解を促すIBプログラムは学びの質を飛躍的に向上させるという理論をIB認定校での実践事例を基にその効果を検証する。そして、新たな実践開発を行う。まず、文献資料の収集と分析を行い、国内外の指導事例を集め、分析する。効果測定には学習者のパフォーマンス課題から質的に分析し、検証する。その成果を踏まえ、授業を開発し、さらに検証を行う。本研究は、国語科における読解力向上および学力向上に大きく寄与するものである。 - 日本学術振興会
科学研究費助成事業, タブレット端末を活用した国語科教育「見ること」のカリキュラム開発, 2017年04月01日 - 2020年03月31日, 競争的資金, 本研究は、国語科教育において、ビジュアルリテラシーの育成に対応する「見ること」のカリキュラム開発を目指すものである。タブレット端末を活用し、映像を分析する読解能力と、映像を制作する表現能力を測定し、授業を開発し、検証する。また、先進的にビジュアルリテラシーを母語教育カリキュラムに取り入れている海外の事例や、国内での映像教育の実際を調査し、授業方略を分析する。以上の成果を踏まえ、国語科学習指導要領及び国際バカロレア『言語A』に対応したカリキュラムを開発する。この研究は、平成30年版国語科学習指導要領で「見ること」の指導目標が導入されると、具体的な教材や実践事例を示すものとして広く活用されるものとなる。
研究活動情報
書籍等出版物
- 「探究」と「概念」で学びを育む!小学校 国際バカロレアの授業づくり
2024年10月15日, 第1章 コラム① IBと学習指導要領との親和性 第6章 コラム⑤ 自己調整学習 第8章 学習コミュニティー, 明治図書, ISBN-10 : 4182305280 ISBN-13 : 978-4182305283, 「概念」を活用して「深い学び」を促し自ら汎用性のある理解を創り出すことを目指す国際バカロレア(IB)教育の初等教育プログラム(PYP)について、エージェンシー、探究のプログラム、概念、学び方のスキルなどのキーワードとともに理論と実践を詳しく解説した。 - 『小学校・中学校・高等学校を見通した 12年間の「文学」の学び』
2023年03月04日, 東洋館出版, 978-4-491-05111-6, 本書は、小学校・中学校・高等学校 12 年間の国語科学習指導要領の指導項目を、資質・能力の観点で整理し、文学的文章に関する一貫したカリキュラムを提言するものである。分担部分では「ものの見方」「価値観」の定義と学習指導要領での位置づけを整理した。5章で国際バカロレア教育「言語A」における「ものの見方」の定義をもとに、小中高の実践のテーマ設定とその意義を論じた。 - 国語科教育学研究の成果と展望Ⅲ
2022年09月, Ⅵ 3「メディア・リテラシー、マルチモーダル・リテラシー、デジタル・リテラシー 学習指導のカリキュラム・評価に関する研究の成果と展望」, 渓水社, 本書では、2011年~2020年の10年間にわたり、国語科教育学研究の展開を整理している。分担部分では、カルチュラル・スタディーズをベースとする海外のメディア・リテラシー・カリキュラムと、それらに影響を受けた日本におけるメディア・リテラシーのカリキュラム研究を整理した。さらに、日本の学習指導要領や教科書教材へのメディア・リテラシーの位置づけを明らかにし、今後のソーシャルメディア時代への対応と国際バカロレア教育カリキュラムの導入の可能性を示唆した。 - メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む
2021年12月22日, 第1部 第7章, 時事通信社, 978-4788717978, アカデミアとジャーナリズムの専門家が執筆
理論と実践をカバーするメディアリテラシー入門である。メディアリテラシーと、その根幹にあるクリティカルシンキング。「1億総メディア社会」を生き抜くため、今、求められているスキルを育む一冊。「自ら考えた結果、否定するだけでなく肯定することもクリティカルシンキング」――吟味して物事を考えるスキルを持つ人が増えることが「多様で寛容な社会」につながる。メディア経営から、SNS分析、デジタルシティズンシップにいたるまで、当代の専門家たちが集結。学校での実践も10例掲載。
中村純子は令和4年度に活用される小中高の国語科、社会科、情報科におけるメディア・リテラシーの取り上げ方を分析した。 - 「探究」と「概念」で学びが深まる! 中学校・高等学校国語科 国際バカロレアの授業プラン (国語教育選書)
2021年11月08日, 中村純子, 関康平:編著, 明治図書, 978-4182859144, 『「探究」と「概念」で学びが変わる! 中学校国語科国際バカロレアの授業づくり』の続編として、「創造性」「ものの見方」「つながり」「コミュニケーション」などの重要概念ごとに深い学びを実現する中学校・高校の授業事例をユニット・プランナーとともに詳しく解説。 - メディアリテラシーの教育論 知の継承と探究への誘い
2021年02月10日, 中橋 雄 編著, 第6章 中学校を対象とした教育実践研究, 北大路書房, 978-4-7628-3141-6, 日本においてメディアリテラシー教育研究が始まった1990年代から現代にいたるまでの、中学教育におけるメディアリテラシーに関する研究の動向を「理論を主軸とする系譜」「メディア活用を主軸とする系譜」「映像教育を主軸とする系譜」「国語科教育を主軸とする系譜」の4つから教科横断的に分析し、今後の課題と検討した。 - 国際バカロレア教育と教員養成 未来をつくる教師教育
2020年06月20日, 第4章 DP「言語A」を学ぶ人のために, 学文社, 978-7620-2953-0, 2019年に改訂されたDP「言語A」の新しいシラバスにおける探究領域、概念、最終課題。評価目標についての解説をした。 - 「探究」と「概念」で学びが変わる!中学校国語科 国際バカロレアの授業づくり
2019年06月, 中村純子・関康平, 第2章 第3章 コラム①②③④, 明治図書, 978-4-18-232435-2, 国際バカロレアMYP「言語と文学」についての基礎理論、授業設計、学習活動、評価方法、需要実践について解説をした。日本の中学校国語科授業作りを活性化させる契機となる一冊である。 - シリーズ国語授業づくり中学校 説明文・論説文 論理的な思考力を育てる
2018年12月, 監修 日本国語教育学会
編著 笠井正信・田中宏幸・中村純子
執筆者 愛甲修子・人見誠・椿山美紀, Ⅰ章3 授業の進め方の問題点と課題 Ⅱ章2-6 メディア・リテラシー学習 説明文・論説文の読みにどのようにメディア・リテラシーの発想を生かせるでしょうか?どのように指導したらよいでしょうか?, 東洋館出版社, Ⅰ章3 授業の進め方の問題点と課題
段落指導や要約の基礎的な説明文指導から脱却し、デジタル情報化社会に対応した読み方を指導すべきである。客観的な視点から説明文の信頼性を確かめながら読んだり、立論を書き、議論を通して説得力のある論じ方を学んだりすることを提案する。
Ⅱ章2-6 メディア・リテラシー学習
メディア・リテラシーの基本は情報を鵜呑みにせず、様々な立場やものの見方を想定して、客観的に吟味・分析することである。説明文の情報をクリティカルに分析し、社会生活で役立つどっかいりょくを育むべきである。 - 国語教育指導用語辞典 第五版
2018年11月, 田近洵一・井上尚美・中村和弘 編 , 157 国際バカロレア, 教育出版, 国際バカロレアは世界共通の教育プログラムで学習者中心主義、探求学習、グローバルな文脈に基づく概念理解を理念としている。今後の国語科教育が目指すべき指針の一つとして、PYP(小学校段階)、MYP(中1~高1)、DP(高2・3)の教科、「言語と文学」「文学」の特色を紹介した。 - 主体的・対話的で深い学びを促す中学校・高校国語科の授業デザイン:アクティブ・ラーニングの理論と実践
2016年11月, 第4部アクティブラーニングの方法編 第2章「アクティブラーニングの技法(1)-話し合いの指導-」, 学文社 - メディア・リテラシーの教育―理論と実践の歩み
2015年07月, 浜本純逸・奥泉香・近藤聡・中村純子・砂川誠司・中村敦雄・松山雅子・鹿内信善・羽田潤・瀧口美絵・大内善一・草野十四朗・上田祐二・石田喜美・藤森裕治・町田守弘・湯口隆司, 第3章 教科書教材史から見える実践と今後への展望 -21世紀、メディア・リテラシー導入以降の教科書教材の分析-, 渓水社 - 国語科重要用語事典
2015年07月, 髙木 まさき・寺井 正憲・中村 敦雄・山元 隆春・他(104名), 199 メディア・リテラシー, 明治図書出版 - 国語科教育学研究の成果と展望 2
2013年03月, 全国大学国語教育学会 編, Ⅵ メディア教育、リテラシーに関する研究の成果と展望 2 マス・ディアに関する研究の成果と展望, 学芸図書 - マスコミは何を伝えないか――メディア社会の賢い生き方
2012年09月, 下村健一, 第4章 メディア社会を賢く生きるために -メディア・リテラシーを養う 対談「世界のメディア・リテラシーと日本」中村純子・下村健一, 岩波書店 - 国語科メディア教育への挑戦 第四巻 中学・高校編
2003年06月, 井上尚美編集代表・芳野菊子編, 君が報道カメラマン!取材カメラをかついでどこへ行くか? -ニュース情報の構成について考える(中2)- , 明治図書出版 - 国語科メディア教育への挑戦 第二巻 小学校編(中学年~高学年)
2003年06月, 井上尚美編集代表・中村敦雄編, 戦後国語科教育におけるメディア・リテラシーの位置の変遷, 明治図書 - 話すこと聞くことの活動事例集-教師による学習材の開発
2002年09月, 声とことばの会編著 高橋俊三, 他者紹介 , 明治図書 - 21世紀型授業づくり41 メディア・リテラシーを育てる国語の授業
2001年11月, 井上尚美 中村敦雄 他9, 「どのメディアを使う?-パネル・ディスカッションで考える(中2)」下村健一インタビュー「メディア制作の現場から」「映像文法」, 明治図書出版 - 音声コミュニケーションの教材開発・授業開発 -国語科から総合的学習へ- 4 中学校編
2000年08月, 高橋俊三・編著, 話すこと2 ブック・トーク 聞き手の読書意識が高まるように -的確に表現する方法を身につける, 明治図書 - 音声言語指導のアイデア集成〈4〉中学校 単行本
1996年08月, 高橋俊三・編, かっぱの群読から-言葉遊びの歌を楽しむ, 明治図書 - 群読による音声言語授業の改革④ 古典の群読指導・細案
1996年07月, 高橋俊三監修 長谷部実、白井理, Ⅱ 第一学年の群読細案 1 江戸笑話を楽しむ 音読 Ⅳ第三学年の群読細案 1『富士』の群読-万葉集と蘆花-, 明治図書
論文
- ヴィジュアル・リテラシーが深める文学の読み-アダプテーション・『山椒魚』アニメ映画予告編の制作を通して-
2022年09月, 中村純子, 単著, 月刊 国語教育研究, 日本国語教育学会, 605, 平成21年版高等学校学習指導要領「国語総合」の「C読むこと」に「文字、音声、画像などのメディア」が取り上げられたことを踏まえ、映像制作によって文学読解が深まることを実証した。井伏鱒二『山椒魚』は昭和4年デビュー作で描かれていた和解のラストシーンが、昭和60年の全集の編集で削除された。2019年の大学の授業で、削除による作品解釈の違いを考察させ、この作品がアニメ映画化されるという架空の設定で2種類の予告動画を制作させた。主題を表す書画カードをiMovieの予告編テンプレートに取り込み、テロップを入力する。この制作過程のディスカッションを通して読みの深まりを看取ることができた。 - シンポジウム提案3 メディア・リテラシー教育カリキュラム研究の系譜-コンテンツ、コンピテンシー、コンセプト-
2022年09月30日, 中村純子, 単著, 国語科教育 92集, 全国大学国語教育学会, 92, 10.20555/kokugoka.92.0_11, 稿は、2022年5月の全国大学国語教育学会第142回東京大会のシンポジウム「国語科のカリキュラムを考える-「コンテンツ・ベース」と「コンピテンシー・ベース」の対立を越えて-」での発表をまとめたものである。メディア・リテラシー教育理論の源流と英語圏のカリキュラムを分析し、国語教育での受容の過程を確認した。メディア・リテラシーによって国語科の教材観が拡大し、映像コンテンツの活用が促された。さらに、学習指導要領で「情報の扱い方」が導入され、メディア・リテラシーはコンピテンシーとして定着した。さらに、国際バカロレアプログラムの学習スキルにメディア・リテラシーが位置づけられていることに着目し、MYPユニットプランを示し、今後の展開を示唆した。 - (1)高等学校メディア・リテラシー教育
カリキュラム・マネジメントの可能性
― 令和4年度「現代の国語」「公共」「情報Ⅰ」教科書教材の分析から―
2022年01月31日, 中村純子, 単著, 東京学芸大学紀要 人文社会科学系Ⅰ , 東京学芸大学教育実践研究推進本部, 73, 研究論文(学術雑誌), 2434-9364, Society5.0といわれる21世紀のグローバルな情報社会において、メディア情報をクリティカルに読み解き、自らの情報発信に活用する能力、メディア・リテラシーの育成は喫緊の課題である。本研究では令和4年度版の「現代の国語」と「公共」と「情報Ⅰ」の教科書教材を分析し、各教科でメディア・リテラシーがどのように扱われているのかを明らかにした。「現代の国語」では、メディア論の評論読解と特設単元の言語活動で、自己とメディアの関わりについて考察を深めていた。「公共」では、民主社会の実現のために、世論を形成するメディアとの関わり方としてメディア・リテラシー教育が重視されていた。「情報Ⅰ」では、インターネットメディア情報に対する情報モラルに重点が置かれていたが、情報メディアを読み解くメディア・リテラシーも取り上げられていた。これらの3つの教科のメディア・リテラシーの定義を比較考察することから、新たなカリキュラムマネジメントの可能性を見いだすことができた。「公共」で扱う民主政治を支える主権者育成を目標に据え、メディア情報のクリティカルな分析と読解、表現に関わる指導を「現代の国語」が担い、「情報Ⅰ」で学ぶデジタルメディアの技術をプレゼンテーションやニュース番組制作に活用する体験型のアクティブ・ラーニングである。 - 17 国際バカロレア
2021年02月01日, 中村 純子, 単著, 教育科学 国語教育 N0.854, 明治図書, 63, 2, (MISC)総説・解説(学術雑誌), 2188-4250, 国際バカロレア教育の概要と、概念理解と探究テーマについての解説と国語科教育での応用の可能性を紹介した。 - 国際バカロレアが目指す概念理解と国語科での指導の可能性
-IB「言語A」PYP・MYP・DPのカリキュラム分析から-
2019年03月01日, 単著, 東京学芸大学国語教育学会研究紀要, 東京学芸大学国語教育学会, 15号, ISSN 2423-8228, 国際バカロレア教育プログラムの指導の根幹となる概念理解は、ウィギンズ&マクタイやエリクソンの理論をベースとしており、普遍的で汎用性のある理解の枠組みを形成するものである。PYPでは8つの重要概念、MYPでは16の重要概念と12の関連概念のキーワードが示され、DPの最終課題ではそれらの活用スキルが試される。概念を活用し、普遍的で汎用性のある探究テーマの理解を目指すことにより、新たな国語科教育の可能性を明らかにした。 - IB「言語A」におけるメディア・リテラシー
-グローバルな視野を育む学習スキル-
2017年11月, 単著, 学習情報研究, 公益財団法人 学習ソフトウェア情報研究センター, 通巻, 259, グローバルな人材育成を目指す国際バカロレア教育では学習スキルの一つにメディア・リテラシーを位置づけている。「言語A」では、世界や文化の諸問題に関するメディア情報をクリティカルに分析するユニットを小中高と段階に応じて展開している。 - 「ソーシャル・メディア時代のメディア・リテラシー教育 -西オーストラリア州「メディア制作と分析」科から-」
2017年03月, 単著, 『学芸 国語国文学』, 東京学芸大学国語国文学会, 49 - 第3節 西オーストラリア州英語科カリキュラムにおけるメディア・リテラシー教育(第2章 「メディア」を対象とした教材開発・カリキュラム開発,「メディア」から国語教育の研究と実践を展望する)
2012年09月, 単著, 国語科教育, 全国大学国語教育学会, 72 - 文学ディベートで説得力を育む-論題「メロスは勇者である。是か否か。」の実践より
2012年07月, 単著, 月刊 国語教育研究, 日本国語教育学会, 483 - 古典でアニマシオン -「竹取物語」の実践を中心に-
2012年02月, 単著, 月刊国語教育研究 , 日本国語教育学会, 478 - 第14回大会講演会報告 オーストラリアにおけるメディア・リテラシー教育 : 西オーストラリア州を事例として
2011年12月, 単著, オセアニア教育研究 (17), 36-38, 2011-12 オセアニア教育研究, オセアニア教育学会, 17 - モバイル・メディアを活用したメディア・リテラシーの学習方略 : 携帯写真ワークショップの知見から
2010年10月, 中村純子 斎藤俊則, 共著, 教育メディア研究, 日本教育メディア学会, 16, 2, 本論文ではモバイル・メディアを活用したメディア・リテラシー育成のための学習方略を提案する。筆者らは学習方略を得るにあたり,携帯電話のカメラで撮影した写真を活用した「他己紹介」のワークショップを実施した。学習者は携帯電話の写真に表象された自己像を分析し,無意識に設定している自己の視点を顕在化させ,自己とメディアの関係を再認識した。さらに,社会的コンテクストとの対比から,携帯電話についての認識に変化が現れた。これらの成果から,モバイル・メディアのパーソナル情報を他者や社会的コンテクストとの対比によって「自己の視点」を相対化し,再構築する循環型の学習方略が得られた。この循環を反復することにより,モバイル・メディアの情報に対するクリティカルな分析力が高まると期待される。 - 母語教育カリキュラムにおけるメディア・リテラシー導入の方略 : イングランド,オンタリオ州,西オーストラリア州のカリキュラム比較
2010年03月, 単著, 国語科教育, 全国大学国語教育学会, 67, The media literacy is learning to connect media information with the context, and to restructure and expand the frame of the learner's viewpoint. The author clarified three strategies to introduce media literacy in the mother tongue education curriculum in accordance with the analysis of the mother tongue education curriculums of England, Ontario, and Western Australia. (1) A strategy that sets the essential skills of "Reading for meaning" and "Reading for information" under the key processes of "Reading," and treats media as "Reading comprehension text." (2) A strategy that sets a strand of "Media literacy," and treats the media as "an everyday design involving social life" (3) A strategy that treats media as "the vehicles for engagement with the learning content" in all course outcomes of "Listening and speaking," "Reading," "Writing" and "Viewing" - 高度情報化社会における言語教育の再構築 : 西オーストラリア州におけるメディア・リテラシー教育に関する教科の構造分析
2008年10月, 単著, 学校教育学研究論集, 東京学芸大学, 18 - メディア・リテラシー育成における映像制作の可能性 : 西オーストラリア州・教科「メディア制作と分析」のカリキュラム分析
2007年10月, 単著, 教育メディア研究, 日本教育メディア学会, 14, 1, 日本では映像制作学習は普及の過渡期にある。そこで,本稿は西オーストラリア(WA)州の教科「メディア制作と分析」のカリキュラムを分析し,メディア・リテラシーの学習で映像制作実習の方法を考察し,次の知見を得た。第一に,「メディア制作と分析」では学習の到達点を「メディアに関するアイデア」「メディア制作」「メディア分析」「社会の中のメディア」の4点を設定している。第二に,メディア・リテラシーの基礎事項として,「コードとコンベンション」「テクストの文脈」「オーディエンス」の理解が掲げられている。第3に,教師は映像作品と制作過程や作品分析についてのレポートを評価資料としている。以上3点を設定し,日本の映像制作カリキュラムを開発することが今後の課題である。 - 映像を読み解く (特集 メディアリテラシーとことば)
2002年10月, 単著, 日本語学, 明治書院, 21, 12
講演・口頭発表等
- 高等学校国語科における古典文学教育の新たな視点(2) ―国際バカロレア教育DP日本語Aの方略を用いた比較分析―
2024年10月27日, 第147回全国大学国語教育学会越谷大会, 口頭発表(一般), 『竹取物語』と『今昔物語集』の比べ読み国際バカロレア教育DP文学の概念を軸に文学作品に描かれた人間の本質を読み解く方略を教職大学院国語サブプログラムの授業で援用し、新たな古典教育の可能性を探った。湯浅佳子は『竹取物語』と『今昔物語集』における「かぐや姫」の比べ読みの実践から読みの深まりを実証した。中村純子は三島由紀夫『近代能楽集』と源氏物語や能楽との比較から、夏目漱石『こころ』との比較から小論文を書かせ、概念を軸とする読解の深まりを立証した。 - 高等学校古典文学教育における概念的理解への新たな提案―国際バカロレア教育 DP日本語Aの方略を用いた比較分析―
2024年10月12日 - DP言語Aにおける日本古典文学指導の可能性-高校国語科「言語文化」への活用
2024年09月15日, 日本国際バカロレア学会第9回大会, 国際バカロレア教育の高校2・3年生のDP「文学」では教材の選書では、時代を越えた作品を扱うことが義務杖られ、概念を軸に洋の東西や時代を越えて文学作品で描かれる人間の本質を比較分析する読解の育成が目指されている。この方略を、日本の高等学校国語科で古典と近現代文学が融合された教科「言語文化」に援用し、新たな授業開発の可能性を示した。 - 中等国語科教員養成課程におけるICT活用指導力育成に関する研究 学生への意識調査アンケートをふまえて
2023年11月05日, 第145回 全国大学国語教育学会(信州大会), 口頭発表(一般), 中等国語科教育法ⅢとⅣの実践で、国際バカロレア教育MYPの探究のテーマのつくり方を指導し、それに基づいた模擬授業をデジタル教科書、ロイロノートを活用して取り組ませた。学生のアンケート調査から、ICT活用スキルの向上と共に、普遍的で汎用性のある探究テーマから深い学びが得られたことが分かった。 - 学習者を主体とする授業づくりのコツ エージェンシー GRASPS
2024年01月19日, 令和4・5年度 川崎市教育委員会研究推進校(国語科) 中間報告会 , 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 - 国際バカロレア教育流 概念理解 国語科探究テーマの作り方
2023年11月25日, 群馬国語教育を語る会 11月定例会, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 - 国際バカロレア流探究型の国語科単元づくり 概念的理解を育む新たな文学教育の可能性
2023年08月11日, 第86回国語教育全国大会 テーマ別分科会, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 国際バカロレア教育は、概念理解型カリキュラムをベースにしています。概念とは学習内容の本質を見抜く虫眼鏡のような働きをします。概念を用いて学んだことは、学習者の頭の中で、有機的に関連付けられ、体系化されるのです。そして、普遍的で汎用性のある深い学びが成立するのです。その学びの目標となるのが「探究テーマ」です。
中等教育のMiddle Years Programme(MYP)では、十六個の「重要概念」、十二個の「関連概念」、六個の「グローバルな文脈」のキーワードが提示されています。これらを組み合わせ、「探究テーマ」を作ります。
今回のワークショップでは、与謝野晶子の短歌「海恋し」を教材として、「探究テーマ」を作る練習をしました。参加者それぞれ、概念のキーワードを選びながら単元をイメージし、次のような「探究テーマ」を作り、話し合いをしました。
〈例〉「重要概念」×「関連概念」×「グローバルな文脈」→『探究テーマ』
①「共同体」×「文脈」×「アイデンティ
ティーと関係性」→『アイデンティティーを形成する語彙は成長と変化を伴う。』
②「アイデンティティ」×「スタイル(文
体)」×「個人的表現と文化的表現」→『その人のアイデンティティは独自のスタイルを生む一方で、その個人的表現は文化的表現から独立しない。』
③「アイデンティティ」×「視点」×「空間的時間的位置づけ」→『人の考え方、自己のあり方は立場や経験、時間の経過によって変化する。』
④「共同体」×「文脈」×「アイデンティティーと関係性」→『共同体の変化がアイデンティティの表現を変える。』
⑤「変化」×「登場人物」×「アイデンテ
ィティーと関係性」→『登場人物のアイデンティティは置かれた状況の変化から形成される。』
⑥「美的感性」×「受け手側の受容」×「個人的表現と文化的表現」→『美しさの表現は受け手側の解釈で決まる。』
概念はレゴブロックのように多様な組み合わせができます。『探究テーマ』を作ることで、教材の本質をつかめ、いろいろな授業の構想が浮かんでくるものです。とはいえ、良いテーマを作るには、熟練と深い教材理解が必要と痛感したという感想もありました。
普遍的で汎用性のある「探究テーマ」は読解の観点を育成し、教材の比較分析で活用できます。概念的理解を育む探究型の国語教育の可能性をご理解いただけたと思います。 - 高等学校国語科評論教材とメディア・リテラシー
2023年08月01日, 令和5年度第3回研究協議会(夏季研究集会) - SNS時代における国語科メディア・リテラシー教育
2023年03月04日, 日本国語教育学会千葉大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), スマートメディア研究所が開発したオンライン・シミュレーション・ゲーム「To Share or Not to Share」を参加者に体験させ、SNS情報を批判的に分析する視点を育成し、アルゴリズムの仕組みについての理解を促した。 - DP「言語A」が育むリテラシー -高等学校国語科との比較から-
2023年03月03日, 「似て非なるIBディプロマ教育と高校教育の学びを学士課程に繋げる~How do we Blend IB Diploma Education and Japanese High School Education?~」, 口頭発表(招待・特別), 日本の高等学校・国語科とDP言語A「言語と文学」のカリキュラム構造の比較と、入試問題のパターンの比較から、それぞれの教科が育む学習者像を明らかにした。高等学校・国語科の学習者は知識を蓄積し、作問者の意図を忖度する傾向がある。DP「言語A」の学習者は、テクスト分析と批評を通して探究する傾向がある。 - SNS情報に対するメディア・リテラシー育成の課題 -オンライン・シミュレーター・ゲームへの中学生・高校生・教員の反応調査から-
2022年11月27日, 日本教育メディア学会 第29回年次大会, 口頭発表(一般), SNS 情報の信頼度を判断してシェア行動を選択するオンライン・シミュレーター・ゲーム「To Share or Not to Share」では、デジタル時代のメディア・リテラシー育成を目指している。本研究では、中学生・高校生・教員の参加データから、情報分析の観点、シェア傾向の特徴を分析し、SNS 情報に対するメディア・リテラシー育成の課題を見いだした。情報分析の着目点の指導、情報モラル意識を誤情報シェアの抑制に効果的に関連付けていく指導、ユーモアの捉え方に対する解釈の多様性理解への指導である。特に、ユーモアに関するメディア・リテラシーの指導の重要性を提言し、本発表では指導方略を提案する。 - DP 言語 A「文学」「言語と文学」・文学作品の選択における観点 ージャンル、グローバルイシュー、3 つの探究領域をめぐってー
2022年10月16日, 第 143 回 全国大学国語教育学会 千葉大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(公募), 国際バカロレア・プログラムは、グローカルに活躍する人材育成を目指しており、ディプロマ・プログラム「言語A」では、文学教育を重視している。シラバスでは、「読者・作者・テクスト」「時間と空間」「テクスト間相互関連性」の三領域を設定し、指導時間が決められている。「アイデンティティー、文化、創造性、コミュニケーション、観点、変換、表現」の7つの主要概念を核としている。文学作品は指定作品リストから選ぶことが決められている。日本の私学、国立、海外校の3名の教諭と共に、具体事例をふまえ、作品選択の観点について論じ高校国語科における文学教育への提言を行った。 - シンポジウム「国語科のカリキュラムを考える -「コンテンツ・ベース」と「コンピテンシー・ベース」の対立を超えて メディア・リテラシー教育カリキュラム研究の系譜 ―コンテンツ、コンピテンシーからコンセプトへ―
2022年05月29日, 第142回 全国大学国語教育学会東京大会, シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), メディア・リテラシー教育は、英語圏では、カルチュラル・スタディーズを英語科(母語)やメディア科のカリキュラムに取り入れ、発展してきた。日本では、国語科、情報科、公民科、図書館教育に大きな影響を与えた。国語科では、教材をマルチモードとして捉えるようになり、コンテンツ観が拡大した。さらに、情報をコンテクストに照らし、多角的に分析するクリティカル・シンキング・スキル、コンピテンシーの育成も目指されてきた。このスキルの育成には、教科横断的に知識を体系化するコンセプトの育成が有効であることを、論者は海外のカリキュラム研究から明らかにした。国際バカロレア「言語A」の研究から、概念的な深い学びを促すカリキュラム開発が可能であると考えている。 - MicrosoftTeamsをを活用した国語科オンライン授業の可能性
2020年12月12日, 東京学芸大学国語教育学会, 口頭発表(一般), 大学3年生の中等国語科教育法Ⅲで実践したMicrosoftTeamsを活用し、協同的な対話を通して学びを深めるオンライン授業をデザインすることができた。 - MYP(Middle Years Programme=中1~高1)における「言語と文学」を中心に-「言語と文学」の教科構造
2019年06月02日, 第136回 全国大学国語教育学会 茨城大会 公開講座 国際バカロレアにおける「言語と文学」「文学」の授業から国語科のあり方を考え直す ―教科横断的キー概念(key concepts)・能力にもとづく学習指導を手がかりに―, 口頭発表(招待・特別) - History of Japanese Media Education in the Japanese Language and Literature course
2018年11月, International Meeting - 国語科教育における視覚スキルの育成 タブレット端末を活用した文学教材指導事例
2018年10月, 東京学芸大学国語教育学会 - 国際バカロレアMYP「言語と文学」における文学教育 「状況の中で生きる人間像」を探究する『故郷』実践
2018年10月, 第134回 全国大学国語教育学会 大阪大会 - 国際バカロレアJapanese Aにおけるメディア・リテラシー
2017年11月, 第133回福山大会 - SIG-08 の取り組みと SIG セッションの概要 -国語科教育におけるメディアリテラシー-
2017年09月 - 国際バカロレアDP「言語A:文学」におおける「見ること」の指導方略
2017年05月, 第132回岩手大会 - 国語科「読むこと」におけるビジュアル・リテラシー実践の研究
2017年03月 - 「ソーシャル・メディアを活用したメディア・リテラシー指導ユニット -西オーストラリア州「メディア制作と分析」科の事例から-」
2016年11月 - 「科研の研究成果と今後の展開」
2016年09月, Silver Congress of the International Psychogeriatric Association - 「メディア・リテラシー ―象徴を読み解く「見ること」の言語活動―」
2016年05月 - 教員養成に対するメディア・リテラシー教育実践の検討
2015年10月, 日本教育メディア学会 第22回年次大会 - 3教材開発・教師教育 国語科教育におけるメディア・リテラシー 実践研究の成果と今後の課題
2015年09月, 日本教育工学会 第31回全国大会 SIG8 メディア・リテラシー、メディア教育
